アドラー心理学①〜性格を変える方法〜

“オオタニ”
本日はアドラー心理学についてお伝えしていきます!

アドラー心理学を耳にしたことがある人の多くは2013年12月に発行された「嫌われる勇気」でその名を知ったのではないでしょうか?ちなみに僕もそのうちの1人です。

アドラー心理学は創始者のアルフレッド・アドラーの名前を取ってできたものであり、幸福・自由・対人関係などの様々なテーマを扱っている心理学になります。

その中で今回は「性格を変える」ということをテーマに詳しく解説していこうと思います。きっとこれを聞いたほとんどの人は「性格なんて変えられないよ!」と思っているのではないでしょうか?

しかし性格はしっかり変えることができるものであるということを順序立ててお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

 

世界はどこまでもシンプル?

アドラー心理学

アドラーは「世界はどこまでもシンプルである」「人は変われる」「誰でも幸福になれる」といいます。

僕たちは客観的な世界にいきているのではなく、自らが意味付けを施した主観的な世界に生きているといいます。

たとえば

井戸水の温度は年間を通じて18度と一定しているそうです。しかしその井戸水ですら夏に飲めば冷たく感じるし、冬に飲めば温かく感じるのです。

つまり

ある事実に対してどのような解釈をするかによって世界をシンプルにでも複雑にでもできるということなのです。自己啓発でも「事実は1つだが、解釈は無数」という言葉がありますが、全く一緒です。

世界がどうあるか?ではなく、あなたがどうあるか?なのです

 

原因論と目的論

しかしひとえに「では正解をシンプルに見ましょうね!」と言っても難しいですよね?そこで世界をシンプルに見ている人の考え方をここでお伝えします。

それが「目的論」です。

ここで目的論についてすぐにでもお伝えしたいのは山々なのですが、目的論をより理解しやすいものにするためにまずはその対立概念である「原因論」についてお伝えしていこうと思います。

 

原因論とは?

原因論の創始者はジークムント・フロイト氏です。

原因論とは、人は何かしらの原因によって生きているという思想です。

たとえば、

引きこもりの成人男性がいたとします。彼は会社のイジメが原因で外に出るのが不安で引きこもりになってしまいました。

つまり

「不安になる→外に出ない」という過去などの因果関係によるものを原因論というのです。

 

目的論とは?

目的論の創始者は先ほどもお伝えした通り、アルフレッド・アドラー氏です。彼はもともとフロイトの学会で一緒に研究を共にしていたのですが、思想の違いから袂を分かち独立しました。

ではここで先ほどお伝えした「原因論」と比較をしながら今からお伝えする「目的論」を理解していただければと思います。

目的論とは、人は何かしらの目的に沿って生きているという思想です。

たとえば、

先ほどの引きこもりの成人男性を例にして解説すると「外に出ない」という目的を達成するために「不安」という感情をこしらえていると考えます。

つまり

先ほどの因果関係にとは真逆で「外に出ない→不安をこしらえる」という考え方をします。

 

原因論は決定論に行き着く?

ではどちらの思想を取り入れることができれば、世界をシンプルに見ることができて、さらに幸福を手にすることができるのでしょうか?

もちろん「目的論」です!

一見、「原因論」は非の打ち所がないがないように見えるし、今までそのような考え方で生きてきた人も多いと思います。

しかし、原因論には1つ論理的に破綻しているところがあります

先ほどの引きこもりの先人男性を思い出してください。彼は会社のイジメが原因で不安になり、そして外に出ることができなくなってしまったわけです。

特に不自然なポイントはなさそうですよね?

しかし

これは会社で同じようなイジメを受けた人間は全ての人たちが不安になり、外に出れなくなってしまうということになり得ます。

実際そんなことはなく、中にはそのイジメに耐え抜いて、立派に出世する人もいれば、転職をして新しい人生を歩んでいる人もいます。

つまり

因果関係からなる「原因論」で全てのことを考えてしまうと、決定論に行き着くのです。僕たちは永遠に過去の住人であり、それを変えることはできないという結果に陥ってしまうのです。

 

目的論は進歩することができる!

決定論的な「原因論」で全てのことを片付けてしまうと、進歩は一切ありません。

「私が引きこもっているのは会社からイジメを受けたからです」と言われてもなんの手立ても講じることができないのです。

しかしこれを「目的論」で考えるとどうでしょうか?

引きこもっているのはそこに「外に出ない」という目的が存在するという考え方になります。

ではなぜ「外に出ない」という目的を持っているのでしょうか?

それは一歩でも外に出てしまうと、他者に見劣りする私として自らの価値を下げてしまうことになるからです。「俺はダメな人間だ・・・」というのを思い知らされてしまうことになるからです。(これはうつ病患者によくある例です)

このように考えると過去の原因から脱却することができるようになるし、変われるということを実感することができるでしょう。なぜなら過去を変えることはできませんが、目的は変えることが可能だからです。

つまり目的を変えることに成功すれば、あなたは行動を変えることができるようになるのです。

 

人間は怒りを捏造ねつぞうする

アドラー心理学

ここまでで「目的論」の重要性については理解していただけましたか?

そこで目的論に関するもう1つの例を出しておこうと思います。続いては「感情」に関することです。

あなたにも「怒り」という感情があると思うのですが、アドラーは「怒りとは出し入れ可能な道具である」と言っています。どういうことか解説していきましょう。

たとえば、ある家族の母親が娘に対しておきな声で怒鳴り上げ口論をしています。すると口論中に電話が鳴り、母親はその電話に出ると電話の相手は娘の学校の先生です。

その瞬間今まで娘にぶつけていた怒りは嘘のように静まり、冷静に先生と会話をし始めるのです。しかし電話が終わった途端にまた娘に向かって大きな声で怒鳴りつけたのです。

この例で僕が言わんとしていることを理解していただけましたか?

怒りは出し入れ可能なのです。つまり使わない選択ができるということなのです。

ではこの例での母親の目的に注目して見ましょう。

母親は「怒りが込み上げた→大声を出した」(原因論)のではありません。「大声を出すために→怒りを使った」(目的論)ということになります。

母親は娘と言葉で解決することを煩わしく思い、怒りという道具を頼ることにより安直な形で娘を制しようとしたということですね。(大人って自分勝手・・・)

 

ライフスタイルを変えよう!

アドラー心理学

ここまでひとまず今までの話をまとめます。

世界はシンプルであり、人は誰しも幸福になることができます。世界をシンプルな形に見えるようにするためにも僕たちは「原因論」ではなく、「目的論」に立脚するべきなのです。

つまり「過去」や「感情」に支配される生き方をするのではなく、あくまでもその目的に注目することで世界は本来のシンプルな形を取り戻すのです。

ではここでやっと今回のテーマである「性格を変える」というテーマに入っていきましょう。

アドラーは性格のことをライフスタイルと呼んでいます。これは「世界観」のような意味を持ちます。つまり悲観的な性格の持ち主を「悲観的な世界観を持っている」と表現するのです。

僕たちはそれぞれの世界観を持っているわけですが、これは生得的に決まっており、変えられないものではなないとアドラーは言います。僕たちは10歳前後に自分の目的に合ったライフスタイルを選択した・・・・というのがアドラーの見解です。

注目してもらいたいのは選択した・・・・というところです。一度選択したのであれば、これを再選択できるということになります。

つまり人間はその時の目的に合ったライフスタイルを選択して、その目的が変わった瞬間にまたそれに見合ったライフスタイルを再選択するのです。

高校デビューなどはまさにその典型です。中学では暗かった人が、高校になって自分に自信が持てるようになり、フィーバーするみたいな感じですね。

 

アドラー心理学=勇気の心理学

アドラー心理学

僕たちは簡単にライフスタイルを変えることができるし、その可能性があります。しかしそれでもライフスタイルを変えることができない人は、それを変える勇気が無いのです。

ライフスタイルを変えるということは今までの自分とおさらばすることであり、今までとは違った未知の領域に1歩踏み出さなければなりません。

「そんな大変なことをしなければならないのであれば、今のままでいいや・・・」と変わることによる「不安」よりも変わらないことによる「不満」を選択するのです。

性格を変えることができない人はそこに何かしらの目的が存在し、それを言い訳にして今現状の使いやすいライフスタイルを使い続ける選択をしているということになりますね。

では性格を変えるにはどうすれば良いのでしょうか?

勇気を持つことです!ライフスタイルを自分の理想の目的に沿ったものにするためにはライフスタイルを再選択する勇気、つまり・・・幸せになる勇気が必要になるのです。

では今後の記事でどのようにすればその勇気を持つことができるのかということについてお伝えして行こうと思いますので、今後の記事をぜひ楽しみにしていただければと思います。

 

まとめ

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性格を変えることができないものとして捉えているといつまでたっても前進することができません。それは「原因論」に従属する奴隷のような考え方なのです。

しかし、「目的論」というシンプルな考え方を取り入れることであなたの目に見える世界は本当にシンプルなものになります。

もしもこの記事を呼んでそれでも「目的論なんて詭弁だ!」とおっしゃる方がいらっしゃるのであれば・・・そう思う目的をいますぐ考えて見ることをおすすめします。

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