「認められたい!」「成長したい!」目標達成に必要な思考はどっち?

“オオタニ”
本日は目標達成についてお伝えしようと思います!

あなたは「他者から認められたい」という思考(証明型)「自己成長をしたい」という思考(習得型)のどちらで今掲げている目標を達成しようとしていますか?

たとえば、「起業して成功したい!」という目標があったとして、それをどちらの思考で達成しようと考えているでしょうか?

僕は証明型の思考で起業をしました。しかしこれはあくまでも僕の話であって、どちらが正しいというものではありません。そこで今回はビジネスに取り組むのに科学的にどちらの方がメリットが多いのかについてお伝えしていこうと思います。

 

証明型のメリット

証明型のメリットは、高い報酬が得られる時に高いモチベーションを発揮し目標達成しやすくなることが分かっています。

心理学者のアンドリュー・エリオットの研究では、被験者の学生にあるゲームをさせました。そのゲームの内容はボード状にアルファベットのコマが置かれており、それを使ってより多くの英単語を完成させるというものです。

そして、被験者を2つのグループに分けました。1つ目のグループには「この実験の目的は、他者と得点を競うこと」(証明型)だと伝え、2つ目のグループには「この実験の目的は、パズルを上手く解くための方法を学ぶこと」(習得型)だと伝えました。

つまり、被験者を習得型と証明型に分けたわけですね。そして、それぞれのグループをさらに2つに分けました。半分には「もしも高得点を挙げることができれば、単位を挙げる」と伝え、もう半分には何も伝えませんでした。

この実験の結果、単位という報酬をぶら下げられなかった場合には、両者の得点にほとんど差はありませんでしたが(平均120ポイント)、報酬があった場合には証明型の得点と習得型の得点には大きな差が生まれたのです(証明型の平均180ポイント、習得型の平均120ポイント)。

つまり、高い報酬をぶら下げられた時に証明型のモチベーションが高くなるということが分かりました。

 

しかし、例外が存在します。それはこのような単純作業においてのみ力を発揮するということも分かりました。作業の難易度が高くなるとこのような傾向は起こることがなく、むしろ習得型の得点の方が高くなったのです。

さらに、僕は証明型での目標達成はビジネスに応用するのが非常に難しいと思っています。なぜかというと、ビジネスには即時的なフィードバック(今回だと単位)が無いことの方が多いからです。

どのビジネスモデルも基本的にはコツコツということが多く、即時的なフィードバックが無いことが多いのです。SNS・ブログ・動画などどれをとってもそれ相応の時間がかかります。

その上、初めてやること(初めて動画を撮るなど)に関しては慣れれば問題はありませんが、基本的に難易度が高いと感じてしまうことから証明型にとってはモチベーションの維持が難しいとも感じています。

結果、証明型の思考を持たない方がビジネスは上手く行くのではないかと思います

 

習得型のメリット

習得型のメリットはいくつかあるのですが、今回は2つご紹介しようと思います。

困難な局面に直面した時

困難な局面に直面した時とは、ビジネスで言うと初めて何かをする時ですね。

たとえば、初めてブログを書く時や初めて動画を撮影する時って慣れていないから、一つひとつの行動がどこかたどたどしくなりますよね?この時人は苦痛を感じているのですが、習得型の思考をしている人はこの困難を乗り越えることができる可能性が高いということが分かっています。

社会心理学者のハイディ・グラント・ハルバーソンの研究では、被験者に問題を解いてもらいました。そして、被験者を2つのグループに分けます。1つ目のグループには「この問題は賢さを証明するものだ」(証明型)と伝え、2つ目のグループには「問題解決の技能を高めるものだ」(習得型)と伝えました。

そして、さらにそれぞれのグループを2つの分けました。半分の被験者の問題には解けない問題を入れておき、さらに問題を解いている最中に話かけ邪魔をします。もう半分には何もしませんでした。

実験の結果、証明型の被験者は困難にぶち当たるとそれに影響され得点が下がる傾向にあったのに対して、習得型の被験者には得点に大きなさは出ませんでした。

つまり、習得型の思考をしている人は困難に直面してもモチベーションが下がることなく、パフォーマンスを維持できるということが分かりました。

僕も最初YouTubeの動画を撮る時は分からないことだらけで、モチベーションが下がることもありましたし、動画の撮影をサボることもありました。つまり、困難に直面していたわけですね。

しかし、「もう少しゆっくり話してみよう!」とか「もう少しポップな編集にしよう!」などと動画の質を上げることに視点を向けるようになってからは、モチベーションが下がらなくなったのです。

ぜひ自分の成長に視点を向けてあらゆることに取り組むことをオススメします!

 

自分のレベルを高めたい場合

証明型の思考を持つ人は、助けを借りることを無能の証明として考えてしまいます。だから助けを積極的に借りようとしません。さらに助けを借りたとしても対症療法的なアドバイスしか求めようとしません。別の言い方をするのであれば、答えだけ教えてもらうといった感じです。

習得型の思考を持つ人は、他者から積極的に助けを借りようとします。さらに、助けを求める際にも根本治療的なアドバイスを求めようとするのです。

まとめると、証明型の人は魚をもらおうとし、習得型の人は魚の釣り方を教えてもらおうとする傾向があるということですね。

心理学者のルース・バドラーの研究では、小学校〜高校までの320名の教師を対象に目標のタイプと支援の仕方について調べました。

そして、証明型の教師と習得型の教師をあらかじめ分けて、支援のタイプを2つに分けました。1つ目は「便宜的な支援」(魚を与える)で、もう1つは「自律的な支援」(釣り方を教える)です。

その結果、習得型の教師は証明型の教師よりも多くの支援を求める傾向にあり、証明型の教師は便宜的な支援を求める傾向にあり、習得型の教師は自律的な支援を求める傾向にありました。

ここでのポイントは2つです。1つ目は、習得型は魚の釣り方を教えてもらう傾向にあるために今後1人でも人生を生きていける可能性が非常に高くなるということです。

2つ目は、他者に頼ることにより他者から好意を感じてもらえるようになるということです。これを認知的不協和というのですが、人間の脳は助けた人に対して好意を寄せるようにできています。頻繁に頼ってくる後輩に対して「こいつ可愛いやつだなぁ〜」と感じるのはそのためです。

積極的に他者に頼るようにして、対症療法的な支援を求めるのではなく、根本治療的な支援を求めるようにしてくと自己成長がさらに促されることになるのです。

 

まとめ

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今回は証明型と習得型の思考についてお伝えして行きましたが、これはどちらが正しいというものではありません。目標の種類に合わせた思考をすることが非常に重要になるのです。

本日は証明型をディスる形になりましたが、もちろん証明型が活躍する瞬間も往々にしてあります。

しかし、本日お伝えした「困難な局面に直面した時」や「自分のレベルを高めたい時」などは習得型の思考で臨むようにすると目標達成しやすくなるということだけは忘れないようにしてください。

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