【アドラー心理学】幸福になるための5つの基礎理論【勇気付け】

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この記事では、アドラー心理学を知る上で、

絶対に欠かすことができない概念について触れていきます。

  • より人生を幸福に生きたい!
  • アドラー心理学をより簡単に理解したい!

という方は、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

 

アドラー心理学=勇気の心理学

アドラー心理学は、別名「勇気の心理学」と言われています。

 

というのも、僕たちは自由で幸福な人生を生きるためには、様々な課題に直面するのですが、

その課題を解決するために必要なのが「勇気」だからです。

 

そして、この課題を乗り越える上で大切な「勇気」を与えることを

「勇気づけ」と呼びます。

メモ

  • 勇気=人生の課題を乗り越えるために必要なもの
  • 勇気づけ=勇気を与えること

 

人生のタスク

では、人生の課題とは、どのようなものなのでしょうか?

それは、下記の3つの課題です。

  • 仕事のタスク
  • 交友のタスク
  • 愛のタスク

 

仕事のタスク

仕事場の人間関係の課題

  • 上司がウザい・・・
  • 職場になかなか馴染めない・・・

 

交友のタスク

友達・親友の中での課題

  • 悩みを打ち明けることができる親友が欲しい・・・
  • 友達からのお願いをなかなか断れない・・・

 

愛のタスク

他者を愛する上での課題

  • 好きなAちゃんに告白したいけど・・・
  • 彼女の浮気を許すべきだろうか・・・

「勇気づけ」に必要な5つの基礎理論

しかしとは言うものの、どのようにすれば「勇気づけ」することができるのでしょうか?

その方法こそ、タイトルにもある「5つの基礎理論」なわけです。

 

これ以降でお伝えする「5つの基礎理論」を実践することができれば、

人生の課題に立ち向かうための「勇気」を得ることができるのです。

 

だから、「5つの基礎理論」は「課題を乗り越えるための5つのツール」と言い換えることもできますね。

 

その5つの基礎理論はこちらになります。

  1. 自己決定性
  2. 目的論
  3. 認知論
  4. 対人関係論
  5. 全体論

これだけ見ていると、「難しい!」と感じるかもしれませんが、

それぞれかなり詳しく解説して行きますので、ご安心ください。

 

①自己決定性

自己決定性とは、「自分の人生は、自分の手で変えることができる!」といった概念です。

アドラーは、これを下記のように表現しています。

人間は、自分の人生を描く画家である

 

「素材」とは

しかし、これを否定する人たちも少なからず存在します。

「人生は変えることができない!」と。

 

たとえば

  • 遺伝的に〜(遺伝)
  • 環境が〜(環境)
  • 生まれつき難聴で〜(器官劣等性)
  • 過去に虐待された経験があるから〜(過去の経験)

アドラーは、これらのことを「素材」と表現しています。

 

「素材」は言い訳のために使われる

これらのセリフって、一見すると理にかなっているように見えますよね?

しかし、アドラーは、これらのことを

「人生の課題から逃げるための言い訳」としていおり、これを「人生の嘘」と説いています。

 

だって

  • 身長が小さくても、女性にモテる人はいますし(遺伝)
  • 今自分が置かれている環境から出て、自由な生活を送っている人もいますし(環境)
  • 手足が無くても、文筆家として活躍している人もいますし(器官劣等性)
  • 劣悪な家庭環境で育った経験がある人でも、起業家として成功している人はいますし(過去の経験)

 

つまり、「素材」が、「自由で幸福な人生を生きる」ということを既定するわけではないということが言えますね。

 

②目的論

「目的論」とは、「人間は今の目的に沿った行動・思考をしている」という概念です。

 

「目的論」と「原因論」

この「目的論」と対をなす概念が「原因論」です。

「原因論」とは、「人間は過去や環境などの原因に既定されている」という概念です。

 

では、これら2つの概念を理解するために、ある具体例をご紹介します。

ある引きこもりの男性がいます。
彼は、職場でのイジメが原因で
それがトラウマとなり人間不信になり
外に出ることができなくなってしまいました。

 

では、この「引きこもっている」という状態を

「目的論」「原因論」という2つの概念で説明して行きましょう。

 

「原因論」で説明する

イジメを受けた(原因)→引きこもっている

というふうに説明ができます。

普通に考えたら、これってかなり真っ当な考え方ですよね。

 

「目的論」で説明する

外に出ないという目的がある(目的)→引きこもっている

というふうに説明ができます。

きっとアドラー心理学に初めて触れた人は「はぁ?」と思っているのではないでしょうか?

簡単に解説しますね。

 

では、この男性が「外に出ない」という目的を持っているのは、なぜでしょうか?

対人関係間でのトラブルを回避するためです。

※詳しくは「対人関係論」で解説します

 

つまり、人生の課題に立ち向かうための勇気がくじかれているわけです。

「勇気づけ」をしなければ、外に出ることはできないでしょう。

 

「原因論」の限界

結論から言うと、「原因論」には限界があるんですよね。

 

というのも、全てのことを「原因論」で説明してしまうと、

同じようなイジメを受けた人は、全員何かしらのトラウマを抱えて、家に引きこもる

という決定論になってしまうからです。

 

しかし、実際はそんなことないですよね?

なぜなら、イジメを受けたとしても、転職をして別の会社で楽しい人生を送る人もいるわけなので。

 

「目的論」のメリット

ここまで「目的論」と「原因論」を比較して解説してきましたが、

まとめると、これら2つの概念の違いは

人生を変えることができるか?できないか?

というところではないでしょうか。

 

「原因論」で人生を考えると、

過去や環境に既定されることになるので、現在の人生のコントロール権を失うことになります。

しかし、

「目的論」で人生を考えると、

目的を変えることで、現在を変えることができるので、人生のコントロール権を握りしめることができます。

 

「人生のコントロール権を得たい!」と思っている方は、ぜひ目的論で考えることをオススメします。

③認知論

認知論とは、「物事の捉え方は、主観的な解釈によるもの」といった概念です。

たとえば、

「犬」に対して「可愛い〜」と感じる人もいれば、「恐い・・・」と感じる人もいるように〜

「井戸水」を夏に飲めば「冷たい!」と感じ、冬に飲めば「温かい〜」と感じるように〜

 

僕たちは皆、客観的な世界ではなく、自分たちで意味づけを施した主観的な世界に住んでいるのです。

 

どのメガネをかけるか?

これをもっと分かりやすく説明するのであれば、

「世界をどのメガネをかけて見るのか?」で人生は、幸福にも不幸にもなり得るということです。

 

  • 世界を、赤色のメガネをかけて見ると、世界は赤色に染まります。
  • 世界を、黒色のメガネをかけて見ると、世界は黒色に染まります。
  • 世界を、青色のメガネをかけて見ると、世界は青色に染まります。

 

このように、僕たちはかけるメガネによって、世界を自由自在に見ることができるのです。

 

人を嫌いになる瞬間

人を嫌いになる時ってどのような時でしょうか?

きっと多くの人が「相手に看過しがたい欠点があったから!」と答えるかと思います。

しかし実は、これもかけるメガネに集約されるんですよね。

 

もちろん、相手を嫌いになるきっかけは、何かしらの許せない欠点があったからでしょう。

  • 約束を破ったから〜
  • 酷い言葉を浴びせてきたから〜
  • 自分勝手だから〜

など、まぁ色々ありますよね。

 

しかし、何かしらの欠点を発見した後に、

「相手のことを嫌いになる!」という目的を持ち、相手の嫌いなところしか見えないメガネをかける

というケースも多々あります。

 

このように、

「相手のことを嫌いになる!」というメガネをかけた瞬間に、

いつもは気になっていなかったところが無性に嫌になったり、

さらなる欠点を目くじらを立てて探し出すようになるのです。

 

④対人関係論

対人関係論とは、「全ての言動には、それを向ける相手役がいる」という概念です。

 

引きこもりにも相手役がいる

目的論のところで出てきた「引きこもりの男性」の話を覚えているでしょうか?

もう一度引用します。

ある引きこもりの男性がいます。
彼は、職場でのイジメが原因で
それがトラウマとなり人間不信になり
外に出ることができなくなってしまいました。

 

では、「引きこもる」という行動は、誰に向けられたものなのでしょうか?

多くの場合、それは「イジメていた連中」でしょう。

 

もしも、自分が引きこもっている理由が

社長なりにバレたら、イジメていた連中は、それなりの処罰を受けるかもしれませんよね?

イジメを受けた男性は、それを期待している可能性が高いです。

 

読書をするのは

僕が読書をするのにも、もちろん、相手役が存在します。

その相手役とは、「YouTubeを観てくれている視聴者」です。

 

読書から得た知識などを、YouTubeに乗せて視聴者に届けるために、

毎日読書をしているのです。

 

その人の相手役を考える

このように、1人で完結する言動というものは存在しないのです。

 

だから、「この人の言動が全く理解できない!」と思った場合は、

まず、「その行動が誰に向けられているものなのか?」を考えます。

 

「引きこもる」という行動の相手役が、社長にバレてもしもクビになったとしたら、

「引きこもる」という行動の相手役がいなくなるので、次の日には、出社できる可能性が高くなるかもしれませんね。

 

⑤全体論

「全体論」とは、人間は分割できない存在として捉える概念です。

これだけだと理解できないと思いますので、詳しく解説します。

 

「全体論」と「二元論」

「全体論」と対をなす概念が「二元論」です。

「二元論」とは、人間を分割した存在として捉える概念です。

 

たとえば、

「意識と無意識」「理性と感情」「肉体・精神」

のような捉え方です。

 

カッとなって怒ってしまった

では、さらに「全体論」を詳しく解説して行こうと思うのですが、

たとえば、あなたが他者をカッとなって怒鳴りつけたとします。

 

これを「二元論」で考えると

「理性を感情を抑えることができなかった!」となります。

 

しかし、これを「全体論」で考えると

「全体としてのあなたが怒るという選択をした!」となるのです。

 

人間は「怒り」という感情に抗うことができない存在ではないということが言えますね。

 

5つの基礎理論で勇気を取り戻す

以上で本日の内容は終わります。

  1. 自己決定性
  2. 目的論
  3. 認知論
  4. 対人関係論
  5. 全体論

 

これら「5つの基礎理論」は、

人生の課題に立ち向かう上で、非常に大切なツールとなります。

 

それぞれ実践に落とし込むまでにかなり時間がかかると思いますので、

ぜひ何度も繰り返し読んでもらえればと思います。

 

参考図書

アドラー 人生を生き抜く心理学
アドラー心理学 入門
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