成長マインドセット|人生を左右する2つのマインドセット

ある出来事

あなたは、必死で受験勉強をしてきたが、残念なことに結果は「不合格」。

お金がなく浪人をすることもできなかったため、結局、志望大学よりも2ランク下の大学に入学することになりました。

さて、あなたはこの事実をどのように解釈するでしょうか?

もちろん、この事実を知った直後は、誰でも残念な気持ちになるでしょう。

なんせ必死で頑張ってきたわけですから。

 

しかし、大切なことはこれより後の話です。

 

受験勉強に失敗して「もう私に未来はない…私には能力がないんだ…」と感じ、もう努力することをやめてしまうでしょうか?

それとも、「志望校に通うことはできなかったが、これから努力して有名企業に行けるように勉強しよう!」と感じるでしょうか?

 

このように、あるできごとをどのマインドセットで見るかによって、解釈が大きく変わってきます。

分かりやすく説明すると

  • できごと
  • マインド(フィルター)
  • 解釈

 

これはたとえるなら、どのメガネをかけて世界をみているか?ということと全く一緒です。

たとえば、赤いレンズのメガネをかけているのであれば世界は赤く写りますし、サングサスのような黒いレンズのメガネをかけているのであれば世界は黒く写ります。

つまり、ポジティブ色のマインドセットにすることができれば、人生をポジティブに見ることができるようになり、人生を幸福なものにすることができるようになるのです。

 

ではそのポジティブ色のマインドセットとは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

というわけで本日は、

本日のテーマ

  1. 人生を変える2つのマインドセット
  2. しなやかマインドセットの3つのメリット
  3. マインドをしなやかにする方法

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

 

2つのマインドセット:成長マインドセット

2つのマインドセット

  • 硬直マインドセット
  • しなやかマインドセット

 

提唱者

「硬直マインドセット」「しなやかマインドセット」は、心理学者のキャロル・S・ドゥエックにより提唱されました。

もしも、これら2つのマインドセットについて詳しく知りたい方は、彼女の著書『マインドセット-やればできる!の研究-』を参考にしてもらえればと思います。

 

マインドセット-やればできる!の研究-

 

硬直マインドセット

硬直マインドセットとは、知的能力や人間的資質は生まれた時から決まっているもので、変えることができないというマインドセットのことです。

これは、非成長マインドセットです。

 

しなやかマインドセット

しなやかマインドセットとは、知的能力や人間的資質は努力によって、変えることができるというマインドセットのことです。

これが、成長マインドセットです。

 

知的能力・人間的資質

頭の良さ、運動能力、芸術的才能、ビジネススキル、性格など

 

2つのマインドセットの目的:成長マインドセット

では、それぞれのマインドセットの人たちは、それぞれどのような目的を持っているのでしょうか?

 

硬直マインドセットの人の目的

「賢さを証明すること」にあります。

ゆえに、別名「証明型のマインドセット」と名付けます。

たとえば「赤点を取る」「試合に負ける」「会社をクビになる」「人から拒絶される」などのできごとは、彼らにとって失敗なのです。

 

しなやかマインドセットの人の目的

「自分を向上させること」にあります。

ゆえに、別名「習得型のマインドセット」と名付けます。

以前よりも成長できていなければ、それは彼らにとって失敗なのです。

 

マインドセットと脳波

コロンビア大学は、被験者に脳波を測定する機械を装着してもらい、難しい問題に答えさせ、それが正解か否かを伝えて脳がどのような反応を示すのかを調べました。

 

実験の結果

実験の結果、硬直マインドセットの人たちの関心が高まるのは、「あなたは正解です」と言われた時で、答えが正解か否かを告げられる瞬間に最大の注意が払われることがことが分かりました。

しかし、学習に役立つ情報が提示されても、興味を示す気配はありませんでした。答えが間違っていた時でさえ、正しい答えに興味を示さなかったのです。

一方で、しなやかマインドセットの脳波を調べると、知識を広げてくれる情報にしっかりと注意を向け、学習に重きをおいていることが分かりました。

 

しなやかマインドセットのメリット:成長マインドセット

では、これ以降では、「しなやかマインドセット」のメリットを3つ紹介していきます。

  • メリット1:困難に粘り強くなる
  • メリット2:積極的に助けを求めるようになる
  • メリット3:抑うつ的な感情を持ちにくい

 

メリット1.困難に粘り強くなる

しなやかマインドセットの人は、困難に直面しても粘り強くモチベーションを維持し続けることができます。

しかし、硬直マインドセットの人は、困難に直面した時、モチベーションが大きく下がる傾向があります。

 

実験

ローラ・ゲレティハイディ・ラグラント・ハルバーソンは、被験者を2つのグループに分けて、問題を解かせるという作業をさせます。

  1. 「課題の得点は、被験者の分析力を表すものであり、目標は高得点をあげること」と伝えられたグループ(硬直)
  2. 「課題は被験者の分析力を高めるための演習であり、目標は分析の向上だ」と伝えられたグループ(しなやか)

 

さらに、それぞれのグループの半分には、正解の無い問題を混ぜ(被験者には告げない)、さらに、被験者が問題を解いている時に話しかけて、作業を妨害したのです。(困難な状況を作った)

 

実験の結果

実験の結果、しなやかマインドセットの人たちは、困難な状況に直面したのにも関わらず、そうでない時と同じように課題に取り組むことができました。

しかし、硬直マインドセットの人たちは、困難な状況に直面すると、得点が著しく低下したのです。

 

実験の考察

しなやかマインドセットの人たちの目的は、成長することなので、たとえ困難に直面して得点が低かったとしても、そこまで問題になりませんでした。

しかし、硬直マインドセットの人たちの目的は、あくまでも高得点を取り、それを他者に証明することなので、困難に直面するとモチベーションが低下してしまったのです。

 

メリット2.助けを求める人間になる

しなやかマインドセットの人は、困難にぶつかった時に、積極的に誰かに助けを求めることができます。

 

しかし、硬直マインドセットの人たちは、それをすることができません。

なぜなら、他者に頼ることは、自分の能力の無さを露呈させる恥ずべきことだからです。

一方、しなやかマインドセットの人は、それを積極的に行います。

なぜなら、自分が成長することが目的なので、他者からのアドバイスをもらうことを厭わないからです。

 

実験

心理学者のルース・バトラーは、約320名の小学生から高校の教師を対象にマインドセットによる支援の求め方の違いについて実験を行いました。

 

バトラーは支援の仕方を2つに分けます。

  • 便宜的な支援(お腹を空かせた人に魚を渡す)
  • 自律的な支援(魚の釣り方を教える)

たとえば

不良の生徒が悪さをした時のアドバイスを他の教師からもらう場合、「校長先生に叱ってもらう」というアドバイスは便宜的なもので、「不良生徒との向き合い方」は自律的なもとなる

そして、教師たちがどれくらいの支援を求めるのか?どのような支援を求めるのか? を調べました。

 

実験の結果

教師たちが、周りからどの程度支援を求めているかを調べたところ、しなやかマインドセットの教師の方がより多くの支援を求めていることが分かりました。

さらに、しなやかマインドセットの教師たちは「自律的な支援」を求める傾向にあったのです。

 

メリット3.抑うつ的な感情を持ちにくい

しなやかマインドセットの人は、硬直マインドセットの人よりも、ネガティブな感情を持ちにくくなるということが分かっています。

 

実験

ハイディ・グラント・ハルバーソンキャロル・S・ドゥエックは、約100名の大学生に3週間日記をつけさせるという実験を行いました。

日記の内容としては、「その日の最悪な出来事」と「それをどう対処したか」です。

また、様々な活動が記載されたリスト(「お皿洗い」「掃除」「選択」など)からその日に行ったものを選択させました。

 

日記を付けさせる前に、被験者をあらかじめ「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」のグループに分けます。

そして、3週間が過ぎたら彼らの日記を調べ、最悪の出来事にどう対処したのか? を調べました。

 

実験の結果

「硬直マインドセット」の人は、「しなやかマインドセット」と比べて落ち込む頻度が多く、ひどい抑うつを感じても、それを解決するための行動をとっていませんでした。

さらに、ネガティブな感情は生活の他の側面にも、影響を及ぼしていまたのです。

たとえば、流しにお皿をため込んだり、洗濯物を山積みにしたりなど。

つまり、ネガティブな感情に襲われると、その他の問題を解決する意欲がなくなってしまったのです。

 

一方で、「しなやかマインドセット」の人は、ネガティブな感情が生じると、何らかの行動を取ろうとしていました。

さらに、ネガティブな感情が他の側面に影響を与えることはほとんどなかったのです。

たとえば、ある目標にぶつかったとしても、流しにお皿をため込んだりすることはありませんでした。

 

動画にしました

 

成長マインドセットになる方法

ではここからは、あなたのマインドをしなやかにするための方法をお伝えしていきます。

ここでお伝えする方法は、キャロル・S・ドゥエックが実際に行ったワークショップの内容なので、かなり信ぴょう性があります。

 

方法:脳の構造について理解する

これは特に、「記憶力が悪い…」「毎日継続できない…」「先延ばし癖がある…」などの硬直マインドセットの人にはものすごく参考になるかと思います。

 

記憶力の悪さは生まれつき?

オータニは昔、記憶力は生まれ持っての才能だと考えていました。

他の人たちと比べると、暗記するのにかなりの時間がかかっていたため、学生時代はそれに苦しみ続けていたのをいまだに覚えています。

 

脳について勉強した

しかし、今ではそれもただの勘違いだったと気づき、現在は「しなやかマインドセット」になることができました。

なぜでしょうか?

それは、脳について勉強したからです。

 

オータニは、日々、心理学や脳科学について学んでいるのですが、そのおかげもあり記憶の構造をほぼ完璧に理解することができました。

つまり、「どうすれば人間の記憶力は強化されるのか?」を徹底的に調べたのです。

 

結論:アウトプット(出力)

ではどうすれば記憶は強化されるのか?

それは、アウトプットなんですよね。(問題集を解くなど)

 

学生時代のオータニは、とりあえず参考書を読むだけで、ほとんど問題を解いていませんでした。

つまり、、、間違った勉強をしていたから、記憶も強化されていなかったのです。

 

しかし、今では周りから「記憶力いいですね!」「頭がいいですね!」なんて、学生時代には想像もしなかったような言葉をかけてもらうことが増えました。

なので、もしも記憶力を高めたいという方は、下記の記事を参考にしてもらえればと思います。

関連記事

記憶力が悪いのはやり方に問題があった!?科学的に正しい勉強とは

 

まとめ:成長マインドセット

では最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ

  1. 人生を変える2つのマインドセット
  2. しなやかマインドセットの3つのメリット
  3. マインドをしなやかにする方法

というテーマでブログを執筆しました。

 

あなたのマインドセットは、硬直でしたか?しなやかでしたか?

硬直なのであれば、このサイトで脳の構造について勉強し、どんどんしなやかにしていきましょう。

 

参考図書

マインドセット-やればできる!の研究-

シェア嬉しい!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。