メタ思考とは、物事を1つ上のレベルで俯瞰して思考することです。
「は?どういうこと?」って感じですよね?
しかし、安心してください。
この記事では、メタに思考を初めて勉強する人でも理解できるよう、具体例を用いて分かりやすく解説していきますので。
というわけで本日は、
- メタ思考とは
- メタ思考のメリット
- メタ思考の考え方
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
メタ思考とは
物事を1つ上のレベルで俯瞰して思考すること
もっと分かりやすく定義すると、「思考への思考」のことです。
※「メタ(meta)」には「高次な」という意味があります
2つの思考
- メタレベルの思考=思考を対象とする思考
- 対象レベルの思考=具体的なアウトプット(行動・思考)に落とし込む思考
※多くの人たちは対象レベルの思考で止まってしまっていることがほとんど
たとえば、先ほどの例を引き合いに出すのであれば、こんな感じになります。
- そもそもどうして人はモノを買うのか?(メタレベルの思考)
↑ ↓ - どうすればお店の売上が2倍になるのか?(対象レベルの思考)
↑ ↓ - 今流行りのInstagramを使って認知を拡大させる(アウトプットの内容)
メタ思考のメリット
メタ思考には、どのようなメリットがあるの??
結論:アウトプットの質が高まる
メタ思考をすることで、アウトプットの質を高めることができるようになります。
例:売上を伸ばすには
たとえば、あなたがパンケーキのお店を経営しているとする。
しかし、なかなか思うように売上が上がりません。
そんな時に、あなたは下記の命題を掲げたとする。
どうすれば売上が上がるのか?
すぐにアウトプットすると…
そして、いろいろ調べた結果、どうやらSNSが集客には効果があるようです。
そこで、あなたは「じゃあ私もSNSやろう!まずは拡散力があるって言うしTwitterを始めよう!」と判断するのです。。。
- どうすれば売上が上がるのか?(対象レベルの思考)
↓ - Twitterを始める!(アウトプットの内容)
メタ思考をすると!
では、次にメタ思考をした際のアウトプットについてみていきましょう!
まずは、「そもそもなぜ人はパンケーキを食べるのか?」について考えてみます。(メタ思考)
そして、それを調査をしたところ、どうやらパンケーキを食べる人たちの多くは「パンケーキのビジュアル」を意識しているようです。
なぜなら、「インスタ映え」を意識している消費者が増えているからですね。
メタ思考で戦略が変わる
結果、あなたはInstagramを使うことにしました。
(さっきはTwitterだったのに…)
お店のラインナップをInstagramに載せることで、「パンケーキのビジュアル」を最大限に表現することができるからです。
さらには、定期的にビジュアルが変わったパンケーキなどをリリースし、それをInstagramにアップすることで、リピート客も飽きさせないようにする戦略も取り入れました。
- そもそもなぜ人はパンケーキを食べるのか?(メタレベルの思考)
↓ - どうすれば売上が上がるのか?(対象レベルの思考)
↓ - Instagramを始める!(アウトプットの内容)
メタ思考でアウトプットの質を上げる
このように、メタ思考を積極的に取り入れることで、本質的な答えを導き出すことができるようになるのです。
多くの人たちは、対象レベルの思考しかしないため、なかなか物事の本質にたどり着くことができません。
だから、前提が間違っている行動をし続けてしまい、大切な時間を無駄に消費するだけの結果となってしまうわけです。
Twitterでパンケーキの情報を発信し続けるよりも、ビジュアルを最大限に活用できるInstagramで発信し続けた方が勝算がありますよね
メタ思考の3ステップ
- 対象レベルの思考を書き出す
↓ - メタレベルで考える
↓ - 対象レベルの思考に反映する
ステップ1:対象レベルの思考を書き出す
現在、直面している問題について書き出します。
どうすれば売上が上がるのか?
時間を決めてとにかく何も考えずに書き出しましょう。
ステップ2:メタレベルで考える
①であげた対象レベルの思考を、高い視点から考えます。
- そもそもなぜ人はパンケーキを食べるのか?(メタレベルの思考)
↑ - どうすれば売上が上がるのか?(対象レベルの思考)
メタレベルの思考をするポイント
それは、「そもそも論」で思考することです。
たとえば、「どうすれば売上が上がるのか?」と思考する時、「そもそも、売上って何で上がるのか?」という感じで対象レベルの思考の大前提を考える。
「具体的な視点」ではなく、「より抽象度の高い視点」から物事を捉えることが大切です。
ステップ3:対象レベルの思考に反映する
メタ思考をしたら、それを元にして対象レベルの思考をします。
すると、メタ思考をしなかった時とは、別のアウトプット内容が出てくるのです。
(もちろん、出ない時もあります)
対象レベルの思考だけ
- どうすれば売上が上がるのか?(対象レベルの思考)
↓ - Twitterを始める!(アウトプットの内容)
メタ思考あり
- そもそもなぜ人はパンケーキを食べるのか?(メタレベルの思考)
↓ - どうすれば売上が上がるのか?(対象レベルの思考)
↓ - Instagramを始める!(アウトプットの内容)
メタ思考をしなかった時は、Twitterで運用しようとしていたのにも関わらず、メタ思考したことで、「ビジュアル」という概念に視点を向けることができました。
そして、その視点を持った状態で「どうすれば売上が上がるのか?」という対象レベルの思考をすることができ、結果、Instagramを運用するという勝算が高い結論を導き出すことができたのです。
まとめ:メタ思考
では最後にまとめましょう。
本日は、
- メタ思考とは
- メタ思考のメリット
- メタ思考の考え方
というテーマでブログを執筆しました。
メタ思考をすることで、より生産性の高いアウトプットができるようになります。
なので、今まで直感だけでアウトプットしてきたのであれば、これからはメタ思考というフィルターを通してから、アウトプットするようにしましょう。