ブレインストーミングとは|やり方・進め方・ルールを解説

ブレインストーミングとは、複数人でアイデアを出し合い、画期的なアイデアを創造する思考法のことです。

たとえば、「契約率を高める方法は?」というテーマでブレインストーミングをするとしたら、

まずは、複数の社員を用意し、制限時間内にとにかくアイデアを発散しまくります。

そして最後に、みんなで出した数々のアイデアを結合させたりして、解決策を出していくのです。

このように、ブレインストーミングでは、とにかくアイデアを発散させて、そこから解決策を導き出すことが大切になります。

しかし、まだその具体的なやり方がイメージできないですよね?

というわけで本日は、

本日のテーマ
  1. ブレインストーミングとは
  2. ブレインストーミングの4つのルール
  3. ブレインストーミングの4つの準備
  4. ブレインストーミングの進め方
  5. ブレインストーミングに役立つフレームワーク

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

ブレインストーミングとは

ブレインストーミング

複数人でアイデアを出し合い、画期的なアイデアを創造する思考法

「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がある通り、複数人でアイデアを出し合うことで、創造的なアイデアを生産することができるようになります。

ちなみに、ブレインストーミングは、一人でやることもあります。

その場合は、他者の知恵を使うことができないので効果は落ちますが、脳を整理するという目的に使うことは可能なので、ぜひ試してみてください。

ブレインストーミングの提唱者

ブレインストーミングは、1938年にアメリカの広告代理店BBDO社で副社長をしていたアレックス・F・オズボーン氏により提唱されました。

オズボーン氏は、ブレインストーミング意外にも様々なアイデアを出すための思考法を考案しています。

そのひとつに「オズボーンのチェックリスト」というフレームワークがあるのですが、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ブレインストーミングの由来

ブレインストーミングは、「ブレスト」「BS法」と呼ばれることもあります。

ブレインストーミングの由来ですが、脳を意味する「ブレイン(brain)」と嵐などを意味する「ストーミング(storming)」で構成された造語になります。

つまり、「脳の中にある情報を嵐のようにかき回す!」みたいなイメージですかね。

ブレインストーミングの4つのルール

4つのルール
  1. 批判しない
  2. 自由に発想する
  3. 質よりも量
  4. アイデアを結合する

ルール1:批判しない

ブレインストーミングで出たアイデアを批判しないようにしましょう。

なぜなら、「合っている・間違っている」という基準でアイデアを評価してしまうと、一人ひとりが萎縮してしまいアイデアが出なくなってしまうからです。

たとえば、「それは違うよ!」「それって普通じゃない!?」と批判したり。

なので、ブレインストーミングは、「何でもいいから、とにかくアイデア出そうよ!」というスタンスで臨むようにしましょう。

ルール2:自由に発想する

既存の枠組みで物事を考えないようにしましょう。

つまり、実現可能性が低かったとしても、それを発言するようにするのです。

なぜなら、実現不可能かもしれませんが、それと似たようなことが実現する可能性は十分にあるからです。

ルール3:質よりも量

ブレインストーミングでは、とにかく量を意識するようにしましょう。

なぜなら、後から出たアイデアを結合するという作業があるからです。

(後ほど解説します)

つまり、量がなければそれだけ限られた資源の中から新しいアイデアを創造しなければならなくなるからです。

たとえば、クイズでも、ヒントの少ない問題を解くのって難しいですよね?

ルール4:アイデアを結合する

アイデアを出したら、それらをグループ化して結合させましょう。

たとえば、「ネコ」と「カフェ」という2つのアイデアから「ネコカフェ」が出来るイメージです。

ツール:KJ法

KJ法

ブレインストーミングにより出たアイデアをまとめることで、創造的な解決策を生み出すフレームワーク

>>KJ法の詳細はこちら

「KJ法」は、1965年に日本を代表する文化人類学者であり、東京工業大学教授である川喜田二郎氏により考案されたアイデア術です。

もしも、結合の仕方について詳しく知りたい方は、川喜田二郎 著の発想法 改版 – 創造性開発のためにを読んでみてください。

ブレインストーミング前にやっておくべき4つの準備

では、ここからはブレインストーミング前にやっておくべき4つの準備事項について解説していきます。

4つの準備事項
  1. テーマを決める
  2. 参加メンバーを決める
  3. 信頼関係を築く
  4. 制限時間を設ける

準備1:テーマを決める

必ずテーマを決めてからブレインストーミングをするようにしましょう。

たまに、会議室に集まったのはいいものの、テーマが決まっていないため、ダラダラと無駄な時間を過ごしてしまうなんてことがあります。

そうならないためにも事前に「その日は、契約率を高めるための方法について話し合います」という感じでテーマを伝えるようにしてください。

準備2:参加メンバーを決める

その日に話し合うテーマに合わせたメンバーを召集するようにしましょう。

たとえば、「契約率を高めるには」というテーマであれば営業マンを集めるなど。

「販売ページのコンバージョンを高めるには」というテーマであればマーケティング部を召集するといった感じですね。

メンバーの数

メンバーを召集する際ですが、3〜10名を目安にするようにしてください。

多すぎても少なすぎても効果的なブレインストーミングができませんので。

メンバーの価値観

さらに、年齢・性別・価値観が違うメンバーを召集するのも大切になります。

なぜなら、いろいろな種類のアイデアが出てくるからです。

同じようなアイデアがたくさん出てきても全く意味がないですからね。

準備3:信頼関係を築く

メンバー同士の信頼関係は非常に大切になります。

なぜなら、当たり前ですが、ギスギスしているメンバー同士が集まっても、集中してブレインストーミングできないからです。

さらに、ギスギスしているメンバー以外の人たちも彼らに気を遣うようになるので、ブレインストーミングに集中できなくなってしまいます。

そうならないためにも、普段から会社の雰囲気を良好に保つことが必要となります。

準備4:制限時間を設ける

「アイデア出しの時間」と「アイデアをまとめる時間」は分けて、それぞれに制限時間を設けるようにしましょう。

なぜなら、人は制限時間が設けられていると、やる気が高まり集中力がアップするからです。

たとえば、制限時間が10分だと伝えられると「この10分でアイデアを出さないと!」といいプレッシャーを感じるようになるのです。

これを「締め切り効果」といいます。

ブレインストーミングの進め方

ではここからは、先ほどの4つのルールと4つの準備を踏まえて、ブレインストーミングを行う手順について解説します。

ブレインストーミングの手順
  1. 司会進行役・書記係を決める
  2. 紙を用意する
  3. アイデアを出し合う
  4. 出たアイデアを書記係が書く
  5. 似たアイデア同士をまとめる
  6. アイデアを分かりやすく整理する
  7. 全体を文章化する

手順1:司会進行役・書記係を決める

司会進行役・書記係は、アイデア出しの制限時間を決めたり、出たアイデアを書き出したりする役割があります。

他にも、上記で解説した4つのルールを破った者がいれば、それを注意したりするのも役割のひとつです。

たとえば、あるメンバーがアイデアの批判をしたら「それは批判になるのでやめましょう!」みたいな感じ。

手順2:紙を用意する

大きめの紙、付箋、ホワイトボードなど、アイデアを書き出すものを用意しましょう。

大きめの紙である理由としては、アイデアを書き出す場所の広さとアイデアの量には相関関係があるからです。

紙が小さいと、その紙におさまる程度のアイデアしか出せなくなるそうです。

ちなみに、付箋を用意してアイデアを書かせると、後から似たアイデアをまとめることになりますので、アイデアの移動が楽になります。

手順3:アイデアを出し合う

アイデアを出す際は、予め「挙手制」「順番制」かを決めるようにしましょう。

挙手制と順番性
  • 挙手性=参加者が、挙手をして意見を発言する
  • 順番性=参加者が、順番に意見を発言していく

個人的には挙手制の方が多くのアイデアを出すことが出来るのでオススメです。

しかし、順番制では、必ず発言しなければならず、“アイデアを出さない”という選択肢がなくなるので、効果的だったりもします。

もしも、順番制でアイデアを出させる場合、「特に何もありません…」などのネガティブな発言はさせないようにしましょう。

手順4:出たアイデアを書記係が書く

書記係が出たアイデアを付箋でまとめるようにしましょう。

もしも、アイデア出しをしているメンバーが付箋を用いていないのであれば

なぜなら、アイデアを出し終わった後に、似たアイデアをまとめる時間があるのですが、その作業をスムーズに進めることができるからです。

もしも、ホワイトボードで書記をしているのであれば、ホワイトボードにとにかく書き出すようにしましょう。

手順5:似たアイデア同士をまとめる

※ここから先は「KJ法」による作業になります

この際、アイデアを付箋でまとめていると非常に楽です

出たアイデア同士をまとめ、それぞれのグループに名前を付けましょう。

なぜなら、紙やホワイトボードにアイデアを書き出した場合、それをもう一度、別のところに書き出す必要があるからです。

仮に、紙やホワイトボード上に書かれているアイデアを矢印などを使って整理するにしても、見にくくなってしまいます。

手順6:アイデアを分かりやすく整理する

次は、グループ化したものをさらにグループ化したり、相関関係のあるグループの位置を並び替えていきます。

手順7:全体を文章化する

ラストは、図解したものをひとつの文章にして終わりになります。

しかし、図解したものを一気に文章化しようとしても難しいため、各グループごとに文章化していくのがいいでしょう。

そして、後からそれらを1つの文章に構成し直すのです。もちろん、一気に文章化できるのであればそれでもOKですが。

手順5〜7KJ法によるものです)

ブレインストーミングの効果を高めるフレームワーク

ではここからは、ブレインストーミングを助けるフレームワークを紹介していきます。

というのも、ブレインストーミングでは自由な発想が求められるがゆえに、なかなかアイデアが出てこないことが多々あります。

たとえば、ご主人に夜ご飯のリクエストを求める時に「なんでもいいよ〜」と言われると逆に何を作ればいいのか分からなくなりますよね?

なので、発想に限定制を持たせることで、アイデア生み出しやすくなります。

というわけで、そんなブレインストーミングを助けるための4つのフレームワークを紹介していきます。

4つのフレームワーク
  1. 希望点列挙法
  2. 欠点列挙法
  3. オズボーンのチェックリスト
  4. シックス・ハット法

フレームワーク1:希望点列挙法

希望点列挙法

テーマに対して「こうなったらいいなぁ〜」という理想的な視点でアイデアを出す思考法

これにより、現状のシガラミや常識に縛られることなく、アイデアを出すことができるようになります。

なので、非常にアイデアを出しやすい思考法と言えますね。

特に希望点列挙法では、理想的なアイデアを出すように促すため、実現可能性が低いアイデアもドンドン出て来ます。

しかし、ブレインストーミングのルールと一緒で決して否定しないようにしましょう。

フレームワーク2:欠点列挙法

欠点列挙法

テーマに対して、欠点や不満などあげる思考法

希望点列挙法と逆の思考法になります

コツとしては、粗探しをするつもりで思考するようにしましょう。

このように、批判精神を持ちながら物事を論理的に考える思考法のことを「クリティカル・シンキング」といいます。

フレームワーク3:オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリスト

特定のテーマに9項目の質問をすることで、画期的なアイデアを作り出すフレームワーク

オズボーンのチェックリストは、ブレイン・ストーミングの考案者でもあるアレックス・フェイクニー・オズボーン氏により提唱されました。

9つの質問
  • 転用:他の使い道はないか?
  • 応用:他のアイデアを応用できないか?
  • 変更:変えてみたらどうか?
  • 拡大:拡大してみたらどうか?
  • 縮小:縮小してみたらどうか?
  • 代用:代用してみたらどうか?
  • 置換:入れ替えてみたらどうか?
  • 逆転:逆さにしてみたらどうか?
  • 結合:組み合わせてみたらどうか?

ある人から出たアイデアを、9つのどれかの視点から考えると、面白いアイデアが生まれてきたりします。

フレームワーク4:シックスハット法

シックスハット法

テーマを6つの視点から考える思考法

シックスハット法は、1967年に「水平思考」を考案したエドワード・デ・ボーノ氏により提唱されました。

6つの視点
  • 客観的な視点:客観的な事実や数値的なデータに基づいて考える
  • 感情的な視点:喜怒哀楽などの感情的な視点で考える
  • 肯定的な視点:ポジティブな視点から考える
  • 否定的な視点:ネガティブな視点から考える
  • 創造的な視点:創造的で新しい視点から考える
  • 冷静な視点:5つの視点を制御し、冷静な視点が考える

ブレインストーミングでは、実際にそれぞれの色の帽子を被らせ、被った帽子の視点から発言するように促します。

このように、一人ひとりに思考の役割を与えることで、アイデアを出しやすくするのです。

ブレインストーミングにオススメのツール

では、ここからはブレインストーミングを行う上で役に立つツールを紹介していきます。

3つのツール
  1. マインドマップ 
  2. ポストイット
  3. 画用紙

ツール1:マインドマップ

マインドマップ

アイデアを樹形図にしてまとめるためのツール

>>マインドマップの作り方の詳細はこちら

例:「メモの科学」という動画のマインドマップ

これを紙の上で作成するのもいいのですが、ネットを使った方がより効率的にマインドマップを完成させることができます。

たとえば、文字を間違ってしまった時や、順序・論理構成がおかしくなってしまった場合、すぐに正しい形に直すことができるので。

オススメのアプリ(アップル専用ツール)

MindNode – Mind Map
MindNode – Mind Map
開発元:IdeasOnCanvas GmbH
無料
posted withアプリーチ

オータニはのオススメのアプリは、「mind node」です。有料ではありますが、非常に使いやすいですよ。

もしも、無料で使えるマインドマップ作成ツールがあるのであれば、それでも問題ないかと思います。

ツール2:ポストイット(付箋)

付箋は色違いのものを使うのがいいでしょう。

というのも、出たアイデアをグループ化する際に、いくつかの色があった方が視覚化しやすいからです。

なので、メインの付箋は黄色などにして、それ以外は青・ピンク・緑などの付箋を使用するようにしましょう。

ツール3:画用紙

割と大きめの紙を1枚用意しましょう。

なぜなら、出たアイデアを図解化する際に必要になるからです。

個人的にはA3くらいがオススメなのですが、アイデアの量が多くなると想定されるのであれば、A2、A1でもいいかもしれません。

まとめ:ブレインストーミング

では最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ
  1. ブレインストーミングとは
  2. ブレインストーミングの4つのルール
  3. ブレインストーミングの4つの準備
  4. ブレインストーミングの進め方
  5. ブレインストーミングに役立つフレームワーク

というテーマでブログを執筆しました。

ブレインストーミングを使うことで、思いもよらぬ着想を得ることができます。

なぜなら、ブレインストーミングでは、一人の脳ではなく複数の脳を使うことができるからです。

なので、ぜひ定期的に実行して、たくさんのアイデアを生み出していきましょう。

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