OODA(ウーダ)ループとは|PDCAサイクルの違いと具体例を解説

OODA(ウーダ)ループとは、先が読めない状況で迅速な意思決定を行うためのフレームワークのことです。

 

OODA(ウーダ)ループは、教育、ビジネス、スポーツ、ゲーム、恋愛、就活など様々な分野で使えるまさに万能なフレームワークです。

つまり、OODA(ウーダ)ループは、「人生のフレームワーク」と言えるでしょう。

 

ところで、OODA(ウーダ)ループとよく比較されがちなフレームワークが「PDCAサイクル」ですが、この記事ではその違いについても触れていこうと思います。

OODA(ウーダ)ループ、PDCAサイクル、をそれぞれ使い分けることで、目標達成率を高めていきましょう。

 

というわけで本日は、

本日のテーマ

  1. OODA(ウーダ)ループとは
  2. OODA(ウーダ)ループの具体例
  3. OODA(ウーダ)ループとPDCAサイクルの違い

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

 

OODA(ウーダ)ループとは

OODA(ウーダ)ループ

先が読めない状況で迅速な意思決定を行うためのフレームワーク

OODAループは、「Observe(観察する)」「Orient(方向づける)」「Decide(決断する)」「Act(実行)」の頭文字をとったもので、

基本的には、「Observe(観察する)」から「Act(実行)」へ向かってぐるぐる回していく(Loop)フレームワークとなります。

 

OODA(ウーダ)ループの提唱者

OODA(ウーダ)ループは、アメリカの軍事戦略家であるジョン・リチャード・ボイド氏により提唱されたました。

彼は48歳で空軍を退役してから、軍人年金を受け取り研究生活に没頭します。

そんな研究生活の中で生まれたのがOODA(ウーダ)ループなのです。

 

軍事戦略で使われていた

OODA(ウーダ)ループは、今では様々な分野で使われていますが、

もともとは軍事戦略で使われていたもので、「不測の事態に遭遇しても、迅速な意思決定と行動ができるようになる」という理論になります。

 

たとえば、「〇〇艦隊が接近中!」などの不測の事態が起きたとする。

そんな時に、OODA(ウーダ)ループにより、迅速な意思決定をすることで、その事態を回避することができるようになるという感じですね。

そんな「行動に移す速さ」に注目したのがこのOODA(ウーダ)ループと言えるでしょう。

 

OODA(ウーダ)ループの実績

OODA(ウーダ)ループは、今ではシリコンバレーをはじめとする欧米のビジネス業界などでも採用されており、アメリカのビジネススクールなどでも教えられているレベルです。

さらに、OODA(ウーダ)ループは、スポーツ界でも必須の思考法となっているようで、たとえば、世界上位のラグビーチームがOODA(ウーダ)ループを使っているといわれています。

 

OODA(ウーダ)ループの具体例

では、具体例をみていきましょう。

 

具体例

テーマ

YouTubeやろうか?否か?


最近では、YouTubeでマーケティングに挑戦する人たちが増えていますね。

 

Observe(観察する)

最近、多くのビジネスマンがYouTubeに参入しているなぁ〜

ここで大切なことは、事実をありのままに観察することです。

 

Orient(方向づける)

もしかしたら、私もYouTubeに参入した方がいいのかもしれない

ここでは、観察した内容を基に仮説を立てます。

 

Decide(決断する)

よし!私もYouTubeをやってみよう!

観察した内容と仮説を基に意思決定を行います。

 

Act(実行する)

YouTubeのチャンネルを解説したり、実際に動画を撮影したりします。

PDCAサイクルでは、最初に計画を立てることをしますが、

OODA(ウーダ)ループの特徴は、行動までのスパンが短く、「やってみないと分からない!」という思考に基づいているところです。

 

ここでは、YouTubeの具体例を取り上げましたが、これってどの分野でも同じことが言えますよね。

結局、やってみないと何も分からないし、行動することからしか問題点を抽出することはできないので、まずはとにかく行動です。

 

OODA(ウーダ)ループをさらに理解する

ではここからは、「Observe(観察する)」「Orient(方向づける)」「Decide(決断する)」「Act(実行する)」のそれぞれの要素をさらに詳しくみていきましょう。

 

Observe(観察する)

「観察する」とは、客観的な情報を集めるということです。

事実やデータなどを集めることで、その後に行動につなげていきます。

 

ポイント.主観は入れない

ここで大切なことは、主観を入れないことです。

なぜなら、主観が入ってしまうと、事実をありのままに捉えることができないからです。

 

コップの中の水

たとえば、オータニが「コップに水が少ししか入っていません!」とあなたに伝えたとする。

すると、あなたは「2〜3割くらいしか水が入っていないのだろう」と予測するでしょう。

しかし、実際にそのコップを見てみると、まだ6割も入っていました。

これは、オータニが主観からコップの水の量を「少し」と捉えてしまったことによる現象ですね。

 

なので、ありのままの事実を集めるためには「5W1H」や「数字」を使うようにしましょう。

先ほどの例だと、「コップに水が6割入っています」と伝えるのです。

5W1H

  • Who(誰が?)
  • When(いつ?)
  • Where(どこで?)
  • What(何を?)
  • Why(なぜ?)
  • How(どのように?)

 

Orient(方向づける)

「方向づける」とは、解釈することです。

ちなみに、ジョン・ボイド氏は、この「Orinet(方向づける)」が一番大切だとしています。

※ボイドは「方向づけ」のことを「概念化」と表現しています

なぜなら、これは人が持つ世界観によって大きく左右されるからです。

たとえば、カブトムシをみた時に、それを「カッコいい!」と感じる人もいれば「ゴキブリみたいで気持ち悪い!」と捉える人もいますよね?

 

ジョン・ボイドは「方向づけ」には5つの要素が相互的に絡み合っているとしています。

  1. 遺伝的資質
  2. 文化的な伝統
  3. 経験則
  4. 新しい情報
  5. 分析と統合

 

⑴遺伝的資質

遺伝的資質とは、生まれ持っての性格のことです。

たとえば、カブトムシをみた時に、

好奇心旺盛な性格の子供であれば「触ってみよう!」となりますが、警戒心が強い場合は「ちょっと気持ち悪いから距離を置こう…」と解釈するわけです。

 

⑵文化的な伝統

文化によって、解釈が操作されることがあります。

たとえば、日本では子供が良いことをしたら頭を撫でたりしますよね?

しかし、これはタイでは非常識とされています。

なぜなら、髪の毛は神聖なものとされており、それに触れるということは大変失礼だとされているからです。

つまり、文化によって、特定の行動への解釈が変わるということですね。

 

⑶経験則

人は経験則から、ある対象を解釈しようとすることがあります。

たとえば、北海道に住んでいる人たちはゴキブリを見たことがなく、東京で初めてゴキブリを見た時に「みんなが言うほど気持ち悪くないじゃん〜」と解釈することも。

このような経験則に基づく直感的な思考のことをヒューリスティックといいます。

関連記事

【ヒューリスティック】とは?4種類のヒューリスティックとその対策

 

⑷新しい情報

ある対象への偏見が、新しい情報と出会うことで、変わることがあります。

たとえば、「ゴキブリは汚い!」という解釈をしているところに「実はゴキブリってキレイらしいよ?」と言われることで、ゴキブリへの見方がマシになったり。

これは勉強していると頻繁に起こる現象ですね。

新しい知識と出会うことで、今までの常識が変わったり。

 

⑸分析と統合

分析と統合とは、観察した情報を細分化したり、合わせたりしてある対象を解釈することです。

たとえば、ある犬を観察しているとする

その犬の状況は、

  • 尻尾を振っている
  • くさりで繋がれている
  • 小さい

というもの。

この場合、「この犬は安全だ!」と判断することになります。

 

しかし、

  • 尻尾を振っていない
  • 吠えている
  • 大きい

となった場合は、「危険だから逃げよう!」となるかもしれないですよね。

 

以上で5つの要素についての説明は終わりになりますが、

このように、われわれは様々な要素から物事を解釈しているということです。

 

Decide(決断する)

「決断する」とは、その名の通り決断することです。

観察し、方向づけしたら、方向づけした情報を実現するための決断を行います。

 

Act(実行)

「実行する」とは、その名の通り実行することです。

仮に、実行して思ったような成果を得ることができなかったら、また「Observe(観察する)」に戻って、戦況を確認します。

そして、また新しいOODA(ウーダ)を形成するのです。

このことから、「OODA(ウーダ)ループ・・・」と言われています。

 

OODA(ウーダ)ループとPDCAサイクル

ではここからは、OODA(ウーダ)ループとPDCAサイクルの違いについて解説していきます。

これら2つのフレームワークはよく勘違いされるので、それぞれをしっかり理解して、あなたの人生に活用してくださいね。

 

結論:目的が違う

そもそも、OODA(ウーダ)ループとPDCAサイクルには、それぞれ別々の目的があります。

それをまとめるとこんな感じ。

  • OODA(ウーダ)ループ=迅速な意思決定
  • PDCAサイクル=生産性向上

全く違いますよね?

つまり、そもそもこれら2つのフレームワークは全く別物であると言えます。

 

PDCAサイクルとは

PDCAサイクル

4つのプロセスぐるぐる回すことで目標達成率を高めるフレームワーク

4つのサイクルとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Act(改善)」のこと。

関連記事

PDCAサイクルはもう古い?|目標達成率UPのフレームワークを解説

 

PDCAサイクルの目的

PDCAサイクルは、もともと工場の生産性向上を目的に作られたフレームワークです。

つまり、明確な作業工程がある対象にはもってこいのフレームワークになります。

 

オータニという車を製造する

たとえば、車を製造する際にはその工程がありますよね?

「工程A→工程B→工程C」のような感じで。

 

  1. 「オータニ」という車を作ろうとした<Plan(計画)>
  2. ある時、ヘンテコな車が出来上がってしまった<Do(実行)>

  3. そこで、それぞれの工程をチェックしたところ、工程Bに問題があった<Check(評価)>

  4. なので、工程Bを改善して、<Act(改善)>また車を製造してみた
  5. 以前のような問題は起こらなくなった

 

このように、PDCAサイクルは、ある特定の業務を改善するために使われていたものです。

しかし、スポーツやビジネス、ゲーム、恋愛、就活では、明確な作業工程などなく、どんなことが起こるか分からない分野ですよね?

だから、そのような対象にはOODA(ウーダ)ループを使うのがオススメです。

 

こう考えよう!

たとえるなら、こんな感じです。

  • OODA(ウーダ)ループ=結論が分からない対象に使うフレームワーク
  • PDCAサイクル=結論が分かっている対象に使うフレームワーク

ぜひ、上手く使い分けてください。

 

まとめ:OODA(ウーダ)ループ

では最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ

  1. OODA(ウーダ)ループとは
  2. OODA(ウーダ)ループの具体例
  3. OODA(ウーダ)ループとPDCAサイクルの違い

というテーマでブログを執筆しました。

 

OODA(ウーダ)ループを使うことで、迅速な意思決定ができるようになり、目標達成率を高めることができます。

PDCAサイクルも使えなくはないですが、最初に「計画を立てる」という壁があるので、そこで挫折してしまう人たちがほとんどです。

なので、OODA(ウーダ)ループのように、「まずは行動してみる!」ということを意識するようにしましょう。

 

もしも、PDCAサイクルについて詳しく知りたいという方は、ぜひ下記の記事も参考にしてもらえればと思います。

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