【課題の分離】人間関係の悩みをゼロにする究極の思考法【←アドラー心理学】

課題の分離とは、他者の課題と自分の課題を切り分ける思考法のことです。

 

下記のような経験をしたことはありませんか?

たとえば、親が子供に「勉強しなさい!」と説教したとする。

きっと普通のことだと感じると思うのですが、実はこの時、親子の間には軋轢が生じる可能性が広がります。

なぜなら、親は『勉強する』という子供の課題に介入してしまったからです。

そして、自分の課題に介入された子供はきっとこう思うでしょう。「うっせーな」と。

 

このように、他者の課題に介入することで、人間関係のトラブルが発生してしまうことは多々あります。

(後ほど、いくつか事例を使って説明していきます)

 

ではどうすれば、上記のような人間関係のトラブルを避けることができるのでしょうか?

その方法こそが、課題の分離なのです。

 

というわけで本日は、

本日のテーマ

  1. 課題の分離とは
  2. 課題の分離のメリット
  3. 課題の分離の具体例

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

 

課題の分離とは

課題の分離

他者の課題と自分の課題を切り分ける思考法

 

「課題の分離」の提唱者

課題の分離は、オーストリアの精神科医、心理学者であるアルフレッド ・アドラーにより提唱されました。

これは、アドラー が創設したアドラー心理学の中のひとつの考え方になります。

もしも、アドラー心理学の考え方について理解を深めたい方は、下記の記事をチェックしてもらえればと思います。

関連記事

【アドラー心理学】幸福になるための5つの基礎理論

 

課題とは

課題とは、簡単にいうと「その人自身がやるべきこと」です。

たとえば、先ほどの例を引き合いにするのであれば、勉強は子供の課題となります。

 

課題の見分け方

ではどうすれば、それが誰の課題なのかを見分けることができるのでしょうか?

アドラー心理学では、下記のように定義しています。

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考える

 

たとえば、勉強をしなかったことで、その結末を引き受けるのは誰ですか?

子供ですよね。

「いい大学に行けなかったり、いい会社に就職できなかったり」という結末を引き受けるのはあくまで子供 です。

 

課題の分離のメリット

ではここからは、なぜ課題の分離が人間関係のトラブルをゼロにしてくれる最強の思考法なのか?ということを解説していきます。

 

人間関係のトラブルが生じる理由

アドラー心理学では、多くの人間関係のトラブルは、下記のような条件で引き起こされると定義しています。

他者の課題に介入すること、または、介入されることで引き起こされる

 

これでなぜ子供と親の間で軋轢が生じたのかが分かりましたね?

そうです。子供の課題であるはずの勉強という課題に介入してしまったからです。

 

自分勝手な救世主

他にも、頼んでもいないアドバイスをしてくる友人っていませんか?

「〇〇ちゃんはもっと〜した方がいいよ!」などと。

アドバイスしている側からすると、その人のためを思ってやっていることだと思います。

しかし、これは他者の課題に介入していることになるので、多くの場合「余計なお世話」として扱われてしまうのです。

 

このように、課題の分離とは、人間関係のトラブルの元となる「課題への介入」を回避するための非常に合理的な思考法と言えるでしょう。

 

介入と援助

もちろん、求められたアドバイスには、しっかりと応えてあげるようにしましょう。

なぜなら、このような場合は介入ではなく援助となるからです。介入はうざがられますが、援助は喜ばれる結果となります。

 

簡単に整理すると…

  • 介入=求められてないのに課題に踏み込む
  • 援助=求められた上で課題に踏み込む

という感じですね。

 

たとえば、子供に「数学で分からないところがあるから教えて!」援助を求められてから教えてあげるとうイメージですかね。

しかし一方で、親が能動的に「今日の授業で何か分からないところはなかった?」と尋ねる行為は介入に当たります。

 

もしかしたら「これくらいいいのでは?」と思うかもしれませんが、このようなことが毎日積み重なるとどうなると思いますか?

ありがた迷惑で「ウザい…」と思われるという結末を迎えることになるのです。

 

課題の分離の具体例

ではここからは、課題の分離を具体例を用いてさらに詳しく解説していきましょう。

  • 親と子供
  • 友達との会話
  • 他者からのお願い

 

具体例1.親と子供

あえて今一度、この具体例を紹介します。

たとえば、親が子供に「勉強しなさい!」と叱りつけたとする。

しかし、子供は、勉強よりも「スポーツをやりたい!」と思っていたとします。

では、この場合の課題を整理していきましょう。

 

「勉強する・しない」は誰の課題?

これは、子供の課題になります。

だから、子供の課題に介入した親は、人間関係のトラブルのきっかけを作った人物となるわけです。

 

スポーツを「認める・認めない」は誰の課題?

これは、親の課題です。

だから、子供はそもそも「親に認めてもらいたい!」なんて考えるのは間違っているのです。

なぜなら、それを認めるか認めないかは親の課題だからです。

「認めてよ!」という行為は、親の課題に介入していることになるので、親としても腹が立つわけですね。

 

ポイント

子供視点で考えると、本当に自分がやりたい人生をいきたいのであれば、承認欲求を捨ることが大切と言えるでしょう。

承認欲求

「他者から嫌われたくない!」という欲求

関連記事

【承認欲求】なぜアドラー心理学は承認欲求を否定するのか

 

具体例2.友達との会話

あなたが多くの人には受け入れられないであろう主張をAくんに伝えたとする。

たとえば、「別に浮気ってしてもいいと思うんだよね!」という主張など。

この場合の課題を考えていきましょう。

 

主張するのは誰の課題?

これは、あなたの課題です。

だから、自分の思っていることを口にするのは全く問題ありません。

(もちろん、ある程度のモラルなどは考えるべきですが)

 

多くの人は、他者の顔色を伺い自分がいいたいことを言えていないことがほとんど。

しかし、それを腹の中にしまっておくことって結構ストレスですよね。

 

あなたを「嫌う・嫌わない」は誰の課題?

これは、Aくんです。

仮に、あなたの主張に対してAくんが「そんな考え方をする人とは友達になれない!」と発言したとする。

そして、あなたは「いや、それは待ってよ!」なんて思っても・発言してもいけません。

なぜなら、そう決断するのはあくまでもAくんの課題だから。

 

その場合は、「そうか。今までありがとう」と切り返すほかありません。

もちろん、「なぜあなたがそのような発言をしたのか?」を伝えるのはアリだと思いますが。

 

もしも、自分の主張がどうしても正しいと思っているのであれば、それをわざわざAくんのために曲げる必要はありません。

 

具体例3.他者からの願い

たとえば、あなたが上司から「よかったら今日残業してくれないかな?」とお願いをされたとする。

しかし、あなたには、今日リアルタイムで観たい番組があったとする。

その場合の課題を整理していきましょう。

 

お願いを「承諾する・しない」は誰の課題?

これは、あなたの課題です。

だから、上司は、あなたに断られたとしても「なんでだ!!!」なんて怒ってはいけません。

仮に、今まで様々なことであなたを助けてきたとしてもです。

なので、お願いを断られたとしたら、別の人にお願いをするか、自分で片付けるほかありません。

 

「嫌う・嫌わない」は誰の課題?

これは、上司の課題です。

もしも、あなたが観たい番組を優先して、上司に妬まれたとする。

しかし、それは上司の課題なので、過剰に気にする必要はありません。

 

仮に、それがきっかけで何かしらの嫌がらせをしてきたら、社長などに相談するのがいいでしょう。

それでも、虐めがなくならない場合は、別の会社に転職するしかないですね。

 

もちろん、会社とはひとつの共同体であり、その秩序などを守ることも大切なので、観たい番組は録画して、別日に観るなどの選択をした方がいいこともありますが。

おすすめ図書:アドラー心理学

 

まとめ:課題の分離

では最後にまとめましょう。

 

本日は、

本日のテーマ

  1. 課題の分離とは
  2. 課題の分離のメリット
  3. 課題の分離の具体例

というテーマでブログを執筆しました。

 

もしかしたら、本日の記事を読んで、課題の分離に強い拒絶感を感じた方もいるでしょう。

確かに、課題の分離は、一見「冷たい人間を量産するテクニック」と思われてもおかしくない概念だと思います。

しかし、この記事を何度も繰り返し読んでいただくとその効果をしっかり理解してもらえるかと思います。

そして、課題の分離を実践してみてください。すると思っている以上に人間関係の悩みが改善されること間違いなしです。

 

もしも、この記事を読んで「アドラー心理学についてより深く学びたい!」と思った方は、下記の記事なども参考にしてもらえればと思います。

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