潜在意識と顕在意識の特徴と違い|行動できる自分を作り出す方法

潜在意識・顕在意識という言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

まずは、これら2つを簡単に説明しましょう。

たとえば、「痩せてキレイになりたい!」という目標を掲げていたとする。これは顕在意識によるものです。

一方、そんな目標とは裏腹に、もう一人のあなたは「でもウォーキングって面倒臭いよね…」と呟きます。これは潜在意識によるものです。

このように、顕在意識と潜在意識は喧嘩することが多く、多くの場合、潜在意識が顕在意識をボコボコにしてしまいます。

つまり、潜在意識に依存し過ぎていると、目標達成できなくなる可能性が非常に高くなってしまうということです。

では、どうすれば潜在意識に打ち勝ち、あなたの掲げる目標を達成することができるのでしょうか?

というわけで本日は、

本日のテーマ
  1. 顕在意識とは
  2. 潜在意識とは
  3. 潜在意識と顕在意識の関係
  4. 潜在意識とバイアスの関係
  5. 潜在意識と本能の関係
  6. 潜在意識を操る方法

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

顕在意識とは

顕在意識

自覚できる意識のこと

これは、意識的で論理的な思考のことですね。

たとえば、思考したり、計算したり、推論したり、選択したり、決断したり…..もっと具体的に説明すると下記のような状態の時ですね。

たとえば
  • なぜ本を読まないといけないんだろう?(思考)
  • 75×96=?(計算)
  • きっと、犯人はAに違いない!(推論)
  • AプランとBプランだったら、Aプランだな!(選択)
  • よし!今日からダイエットをしよう!(決断)

人間脳(理性脳)

「人間脳(理性脳)」とは、顕在意識のことで、脳の大脳新皮質というところが司っています。

これは、ポール・D・マクリーン氏により提唱された『三位一体脳モデル』という概念で、他にも「爬虫類脳(反射脳)」「哺乳類脳(情動脳)」についても説明しています。

システム2

二重システム理論

システム1処理不可能システム2

「システム2」とは、顕在意識のことです。

これは、行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が提唱した『二重システム理論』概念で、

潜在意識(システム1)では処理しきれなかった情報を処理するために使われるシステムになります。

システム1については後ほど解説

例:計算の処理

たとえば、「1+1=?」と言われたら、反射的に「2!」と解答することができるでしょう。

この時、われわれは「システム1」で情報を処理します。

しかし、「79×37=?」と言われたら、反射的に答えることができないですよね?

そんな時は、システム2の出番です。システム1で処理しきれなかった情報をしっかり処理してくれるのです。

潜在意識とは

潜在意識

自覚できない意識のこと

これは、本能的で直感的な思考のことですね。

たとえば、過去の経験から積み重なった価値観、習慣、思い込みにより形成されたものです。

たとえば
  • 人には嫌われてはならない!(価値観)
  • 朝起きたら洗面台に行き、歯を磨く(習慣)
  • お母さん、お父さんが言うことは絶対!(思い込み)

爬虫類脳(反射脳)、哺乳類脳(情動脳)

爬虫類脳(反射脳)と哺乳類脳(情動脳)は、潜在意識のことで、それぞれ順番に脳幹大脳辺縁系が司っています。

これら2つの概念も先ほど紹介したポール・D・マクリーン氏により提唱された概念になります。

システム1

二重システム理論

システム1処理不可能システム2

「システム1」とは、潜在意識のことです。

これも、行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が提唱した『二重システム理論』という概念で、

我々の脳は、1日のほとんどの情報を「システム1」で処理するようにできています。

なぜなら、「システム2」で全ての情報を処理する仕組みだと、すぐに脳の資源(意志力<ウィルパワー>)が枯渇してしまうからです。

だから、脳は無意識のうちに、あらゆる思考・行動をシステム化するようにできているのです。

例:出社

出勤するのに「〇〇駅まで歩いて、××駅で降りて、△△ビルまで歩いて…..」と全てのことをシステム2で処理していたら、無駄に脳の資源をすり減らすことになってしまいます。

だから、毎日繰り返すような思考・行動は、システム1でできるようにシステム化するようにできているのです。

潜在意識と顕在意識の関係

ではここからは、潜在意識と顕在意識がお互いどのような関係になるのか?を解説していきます。

結論:潜在意識が、顕在意識を支配する

多くの場合、潜在意識によって顕在意識が翻弄されることがほとんどです。

例1:氷山

よくこれらは、氷山に例えられることが多いですね。

上記のように、潜在意識の力は97%で、顕在意識の力はたったの3%といわれています。

例2:巨人と人間

他にも、巨人(潜在意識)の肩に乗った人間(顕在意識)と例えることもできるでしょう。

人間(顕在意識)の意思が反映されることはほとんどなく、巨人(潜在意識)の行きたい方へ進む人生を送っているというイメージですね。

疑問:なぜダイエットに失敗するのか

結論、潜在意識に破れる人が多いからです。

たとえば、どんなに「痩せてキレイになるんだ!」(顕在意識)と誓っていても、「早く!大好きなショートケーキを食べてしまえ!」という潜在意識の力の方が強いんですよね。

これはダイエットだけの話ではありません。

潜在意識の力に翻弄され、目標達成できなかった人は数多くいることでしょう。

潜在意識とバイアス

ではここからは、潜在意識とバイアスの関係について解説していこうと思います。

バイアスとは

バイアス

偏見、思い込み、思考のクセ など

例:様々なバイアス

たとえば、下記のような現象は全てバイアスです。

  • メガネをかけている男性を見て、「あの人は頭が良いに違いない!」と感じてしまって、投資詐欺に騙されてしまったり…
    (ハロー効果)
  • まだ大事な仕事が終わっていないのに、簡単な仕事から処理しようとして、期日までに大切な仕事が終わらなかったり…
    (達成バイアス)
  • 自分にとって都合の悪いモノは認識することができなくなったり…
    (確証バイアス)

このように、バイアスにはいくつか種類があり、これらは全て無意識レベルで行われる現象です。

つまり、バイアスと潜在意識には密接な関係があると言えるでしょう。

他にも、もしもバイアスについての理解を深めたい方は、バイアスとは|悪い影響を与える13のバイアスを参考にしてください。

バイアスとは|悪い影響を与える15のバイアス

潜在意識と本能

ではここからは、潜在意識と本能の関係について解説していこうと思います。

潜在意識と関連のある3つの要素
  1. ドーパミン
  2. 現状維持バイアス
  3. 損失回避の法則

本能1.ドーパミン

ドーパミン

やる気を高める神経伝達物質のこと

たとえば
  • スマホの通知を見て、LINEをすぐにでも確認したくなったり
  • ダイエット中に、ショートケーキが目に入り、無性に食べたくなったり
  • 綺麗な女性を見て、セックスがしないと感じたり

太文字は、ドーパミンが発動する誘惑物になります

これらは全てドーパミンが影響しています。

サバンナ時代

我々がまだサバンナで生活していた時は、ドーパミンはものすごく活躍してました。

サバンナ時代は、コンビニもありませんし、そもそも捕まえた獲物や採集した木の実・果物などを貯蔵する技術がありませんでした。

だから、獲物・木の実・果物などが目に入ると、ドーパミンが分泌され「直ちに、食べよ!」と指令を出してくれていたのです。

つまり、ドーパミンは、われわれの命を繋ぎ止めるためには必要不可欠だったのです。

もしも、獲物を発見しても、木の実・果物を発見しても、ドーパミンが分泌されなければ、飢死してしたと言えるでしょう。

本能2.現状維持バイアス

現状維持バイアス

現状維持をしようとする人間の本能のこと

サバンナ時代

我々のDNAには、サバンナ時代に培った下記の本能が深く刻み込まれています。

人間の本能
  • 現状維持=安全
  • 新しいこと=危険

たとえば、集落Aから別の集落Bに移動した方が、より多くの食料も水を手にすることができるとします。

しかし、別の集落Bに移動することを選択してしまうと、予測していなかった事態に直面する可能性が高くなり、命が危なくなるわけです。

肉食獣に襲われる、天災に襲われる など

だから、現状にちょっとした不満があったとしても、人間は本能的にそちらを選ぶようにできているのです。

このように、われわれはサバンナ時代に習得した本能をいまだに継承しているわけです。

本能3.損失回避の法則

損失回避の法則

損失を回避したいという人間の欲求のこと

サバンナ時代

我々がサバンナで生活をしていた時代、何かを失うということは「死」に直結する概念でした。

たとえば、所有している食べ物を失ってしまうと、次いつ手に入るか分からないわけです。

昔はコンビニなんてありませんからね

だから、手に入った食べ物をなんとしても所有し続けようとしていたわけです。

このように、われわれはサバンナ時代に培った本能によって、何かを失うという「損失」に敏感に反応するようにできているわけです。

潜在意識を操る方法

ではここからは、潜在意識をコントロールして、目標達成する方法について解説していきます。

目標達成する3つの方法
  1. 誘惑物を排除する
  2. 客観視する
  3. 小さく行動する

方法1.誘惑物を排除する

人を誘惑するモノ・コト

これは、主にドーパミンの呪縛から逃れるための方法です。

例:作業とスマホ

たとえば、作業をしている最中に、スマホ(誘惑物)にLINEの通知がきました。

さて、あなただったらどうしますか?

きっと、作業中であるにも関わらず、LINEの中身をチェックしてしまうでしょう。

なぜなら、通知を視認した瞬間に、脳内にドーパミンが分泌されるからです。

ドーパミンと集中力

実は、このちょっとした行動が、あなたの集中力を低下させてしまうのです。

というのも、我々の脳は、作業に取り組んだら、すぐに集中できるようになるわけではなく、それまでにアイドリングの時間があるからです。

つまり、短時間に何度も作業から注意がそれ続けると、アイドリングの時間で作業をする時間が増えるので、集中力が最大化されないまま作業することになるのです。

集中までのプロセス
  • 作業に取り掛かる
  • アイドリングの時間
  • 集中力が最大化

自宅で仕事をしない

オータニは、自宅で作業をすることはありません。

なぜなら、自宅には誘惑物が多いからです。

ゲーム機やテレビなどを持っている人もいると思うのですが、自宅で仕事をしようとすると、どうしてもそれらが目に入ったり、考えたりしてしまいませんか?

その度に、それらに注意が逸れてしまいます。

だから、なるべく誘惑物が多いところでは、仕事をしないようにしましょう。

方法2.客観視する

これは、主にバイアスの呪縛から逃れるための方法です。

例:自己奉仕バイアス

では客観視するとは、どういうことなのでしょうか?

たとえば、あなたが自己奉仕バイアスというバイアスにかかっていて、協力してくれたAさんに感謝しなかったとする。

成功を自分の資質のためとし、失敗を他者や環境のせいにするという心理現象

すると、Aさんも呆れてしまい、今後あなたに手を差し伸べてくれなくなる可能性が高まります。

バイアスを知っていたら

しかし、自己奉仕バイアスについて知っていて、自分を俯瞰して見ることができていれば、

「自己奉仕バイアスにかかっている!」と理解することができるので、感謝を寄せることができるでしょう。

このように、バイアスの存在を知ることで、自分を客観視することができ、ネガティブな結果から遠ざけることが可能になります。

方法3.小さく行動する

これは、主に現状維持から脱却するための方法です。

ホメオスタシス

ホメオスタシス

元に戻そうとする本能のこと

これにより、我々は、現状維持的な考え方をしてしまうわけですね。

例:ウォーキング

たとえば、「運動のため毎日ウォーキングをしよう!」と誓ったとしても、

ホメオスタシスが「いや、いつもの行動と違うよ!やめときな!」と反応してしまうので、ウォーキングが続かなかったりするのです。

千里の道も一歩から

ではどうすれば、ウォーキングを続けることができるのでしょうか?

結論、行動を小さくするのです。(ダウンサイジング)

そうすることで、ホメオスタシスの目を掻い潜ることができるようになります。

つまり、ホメオスタシスという監視から、バレることなく行動し続けることができるのです。

例:ダウンサイジング

たとえば、ウォーキングをするのであれば、まずは1日家の周りを徘徊するだけにする。

他にも、ブログを習慣にしたいのであれば、毎日300文字から。

さらに、毎日動画を更新をしたいのであれば、1日1分の動画を撮影すること。

こんな感じで、小さく行動し続けることで、これがやがて習慣となり、毎日継続することができるようになるのです。

もちろん、毎日行動し続けることで、行動のレベルも上がっていきます。

たとえば、最初は徘徊レベルだったウォーキングが、気づけば30分のランニングになっていたりと。

もしも、継続の具体的な方法について知りたい方は、モチベーションを高く保つ心理戦略を参考にしてください。

モチベーションを高く保つ心理戦略【結論:習慣化しよう】

まとめ:潜在意識と顕在意識

では最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ
  1. 顕在意識とは
  2. 潜在意識とは
  3. 潜在意識と顕在意識の関係
  4. 潜在意識とバイアスの関係
  5. 潜在意識と本能の関係
  6. 潜在意識を操る方法

というテーマでブログを執筆しました。

潜在意識と顕在意識の存在や違いを知ることで、目標達成率を高めることができます。

なぜなら、脳の構造を知ることで、具体的に対策が取れるようになるからです。

なので、繰り返しこの記事を読んで、さらに脳についての理解を深めていきましょう。

もしも、さらに脳の構造について知りたい方は、ポール・D・マクリーン氏の提唱した『三位一体脳モデル』の記事を参考にしてもらえればと思います。

爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳|三位一体脳モデルとは

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