トラウマは存在しない!?アドラー心理学が考えるトラウマの概念

“オータニ”
あなたは何かしらのトラウマを抱えていますか?

たとえば、下記のような現象です。

  • 失恋のショックから、女性恐怖症になった…
  • 虐められたショックから、学校へいけなくなった…
  • 犬に噛まれたショックで、動物と触れ合うのが怖い…

このように、「トラウマが原因で行動を起こすことができない…」という人は多くいます。

 

しかし、アドラー心理学では「トラウマは存在しない」といっています。

(実は、この言い方には語弊があるのですが、後ほどしっかり解説します)

つまり、先ほどの例を借りるのであれば、「失恋のショックから、女性と接するのが苦手になっているわけではない!」と言うことなのです。

 

でも、いきなりこんなことを言われても、受け入れがたいものがありますよね。

というわけで本日は、

本日のテーマ

  1. アドラーが定義するトラウマとは
  2. アドラーが掲げるトラウマへの考え方
  3. トラウマを乗り越える方法

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

 

トラウマとは:アドラー心理学

トラウマ

心的外傷(つまり、「心の傷」のこと)

トラウマは主に、「犯罪被害」「事故」「自然災害」「DV」「虐待」「ハラスメント」「いじめ」などにより引き起こされます

 

トラウマとは、もともとギリシア語で「外傷」という意味でしたが、ジークムント・フロイトの精神分析学によって、「心的外傷」と表現されるようになりました。

 

普段の生活の中で、心的外傷が蘇ったりして精神的ストレスを抱える状態が一定期間続いている状態をPTSD(心的外傷後ストレス障害)と言われています。

たとえば、「阪神淡路大震災」「地下鉄サリン事件」「東日本大震災」などで、

近親者を失った人たちが継続的に苦しみ続けるのは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)という状態になっているからです。

 

意味付けによってトラウマに:アドラー心理学

ではあなたにひとつ質問があります。

それは、

「なぜ同じ経験をしているのにも関わらず、それがトラウマ(心の傷)になる人とならない人がいるのでしょうか?」

ということです。

 

その人がトラウマによって行動できないのは、

トラウマそのものが影響しているわけではなく、「トラウマに与える意味」によって変化している

ということが言えないでしょうか?

もう少し詳しくみていきましょう。

 

女性恐怖症

たとえば、付き合っていた女性にひどいふられ方をしたとしましょう。

しかし、この経験が「トラウマになる人」と「そうならない人」がいる。

 

ではこれにはどんな違いがあるのでしょうか?

結論からいうと、「トラウマに与える意味」に違いがあります。

 

たとえば、この経験がトラウマになった人は「女性は怖い生き物なんだ!」という意味を持たせていたり、

一方で、トラウマにならない人は「これも成長の一歩だ!」という意味を持たせているわけです。

 

トラウマと目的論

では、人それぞれにトラウマに与える意味が違ってくるのでしょうか?

結論からいうと、その「目的」に違いがあるからです。

 

目的論

このように、「人はある目的を達成するために思考・行動する」という概念を目的論といいます。

関連記事

【目的論】人生を大逆転させる思考法【←アドラー心理学】

 

これは、アドラー心理学が掲げるいくつかの概念のひとつになります。

では、トラウマになる人は、どのような目的を持っているのでしょうか?

 

トラウマになる人

目的:女性と話さない!

この目的を達成するために、ふられた経験に「女性は怖い生き物だ!」という意味づけをするのです。

では、なぜこのような目的を持つのでしょうか?

それは、「女性と話さなければ、もうこれ以傷つくことがなくなるから!」です。

たとえば、「恋人はいらない!」なんてことを言う人たちがいますが、そういう人たちは大抵「傷つきたくない!」という目的を持っていることがほとんど。

 

ここまでの内容をまとめると

  • 傷つきたくたない!(目的)
  • 女性と関わらない!(目的)
  • 経験に「女性は怖い生き物だ!」と意味付け

 

トラウマを乗り越えるには

結論から言うと、下記の2つです。

  1. 「目的」・「意味付け」を知る
  2. 勇気づけ

 

①「目的」「意味付け」を知る

たとえば、「女性恐怖症」を乗り越えたいのであれば、下記のような図をしっかり理解しましょう。

  • 傷つきたくたない!(目的)
  • 女性と関わらない!(目的)
  • 経験に「女性は怖い生き物だ!」と意味付け

 

多くの人は、上記のように自分の思考を分析することがないので、自動的に落ち込んでいることが多々あります。

しかし、上記のことを理解することができれば、「なるほど!傷つきたいないから、女性との関わりを避けていたのか!…」と気づくことができます。

こうすること、自分の無意識で自動的な思考を考え直すきっかけを作り出すことができるようになるのです。

 

②「勇気づけ」

もちろん、これだけでは「女性恐怖症」を乗り越えることはできないでしょう。

そこで次に大切なことは「勇気づけ」という概念です。

アドラー心理学は、「勇気の心理学」と言われているくらい「勇気」にフォーカスした心理学です

 

「勇気づけ」とは

勇気づけとは、「勇気を与えること」です。

この「勇気」という心のエネルギーを補給することで、トラウマを乗り越えることができるようになります。

 

たとえば、プールに入れる人と入れない人はの違いは「勇気」の「ある・なし」が関係していると言えるでしょう。

勇気がある人は「きっと泳げる!」とプールに飛び込むことができますが、

勇気がない人は「もしかしたら、溺れるかもしれない…」となかなかプールに飛び込むことができないですからね。

 

これは、「女性恐怖症」にも同じことが言えますよね?

勇気がある人は「多くの女性が怖い生き物ではないはずだ!」と女性と積極的に会話をすることができますが、

勇気がない人は「きっとその他の女性も怖い生き物に決まっている…」と女性と関わることから避けるようになるからです。

 

「勇気づけ」の方法

ではどうすれば、「勇気づけ」をすることができるようになるのでしょうか?

もしも、その方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてもらえればと思います。

関連記事

【勇気づけ】アドラー心理学が教える正しい教育とは

 

まとめ:アドラー心理学のトラウマの考え方

では最後に本日の内容をまとめましょう。

 

本日は、

本日のテーマ

  1. アドラーが定義するトラウマとは
  2. アドラーが掲げるトラウマへの考え方
  3. トラウマを乗り越える方法

というテーマでブログを執筆しました。

 

トラウマは実際に存在するものだと思いますし、それによって精神的ストレスを抱えている人たちもたくさんいるでしょう。

しかし、アドラー心理学では「トラウマに翻弄されるのではなく、それを克服することができる」というポジティブな考え方をしています。

なので、もしもあなたも何かしらのトラウマを抱えているのであれば、それを乗り越える方法としてぜひアドラー心理学的を用いてみてください。

 

「アドラー心理学についての理解を深めたい!」「勇気づけをしたい!」と思った方は、ぜひ下記の記事なども参考にしてもらえればと思います。

 

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