コミュニケーション能力を高めたい…
人見知りを直したい…
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
今では「コミュニケーション能力を高める方法」についてレクチャーすることが多いオータニですが、
ほんの4年前まではコミュニケーション能力がない人間で、新規の人とコミュニケーションを取るのが恐怖でしかたがありませんでした。。。
しかし、そんなオータニもあることがきっかけで、今では新規の人とも正々堂々と会話をすることができるまでになりました。
そのきっかけこそが、心理学だったのです。
心理学に基づいたテクニックを使い始めてからというもの、人から好かれることが激増しました。
なぜなら、心理学とは「人間の心についての学問」だからです。
つまり、「人間の心が喜ぶアクションを取り、人間の心が嫌がるアクションを避ける」ことができるようになるのです。
というわけで本日は、
- ネームコーリング
- 自己開示
- バックトラッキング
- カタルシス効果
- 内集団バイアス
- 褒める
- アドバイス・シーキング
- 自発的特徴変換
- グランファルーン・テクニック
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
スキル1:ネームコーリング
相手の名前を呼ぶこと
名前を呼ぶ→好感度UP
相手の名前を呼ぶことで、好意を獲得できるようになります。
ある研究では、相手の名前を呼ぶことは、他者にプレゼントを与えている時と、同じ脳領域が活性化するということが分かっています。
なので、相手の名前は積極的に呼ぶようにしましょう。
「相手の名前を呼ぶのが恥ずかしい…」とためらうのはもったいないですよ?
スキル2:自己開示
自分の情報を開示すること
僕は奈良県出身なのですが(自己開示)、あなたはどちら出身ですか?
自己開示→他者開示
ただ質問だけをしてしまうと、尋問のようなコミュニケーションになってしまいますが、自己開示をしてから質問をすることで、それはなくなります。
なぜなら、自己開示をしたことで、お返しの法則が働くからです。
つまり、「私も情報を開示しないと!」と無意識レベルで感じるようになるのです。
他者開示→好感度UP
人は自分が興味のある話をしたいと思っています。
つまり、他者のことになんて興味がないわけです。
だから、自己開示をしていきながら質問をしていき、相手の好きな話をドンドンさせるようにしましょう。
たとえば、相手がホラー映画好きだったら「ホラー映画のどんなところが好きなんですか?」と深掘りしていくのです。
すると、自分が興味を持った話をさせてくれるあなたに好意を持つようになります。
スキル3:バックトラッキング
相手の発言をそのままの形で繰り返すコミュニケーションスキル
たとえば、相手が「奈良県出身です」と言ってきたら、「奈良県ですか!」と繰り返すだけです。
バックトラッキング→好感度UP
相手の発言を繰り返すことで、無意識レベルで「この人はしっかり話を聞いてくれているんだ!」と感じさせることができます。
結果、相手から好意を獲得することができるのです。
普段、休日って何をしているんですか?
運動をしています
運動されるんですね!
どんな運動をされるんですか?
ウォーキングが多いですね
ウォーキングですか!
僕もウォーキングするんですが、どれくらいウォーキングされるんですか?
1時間はしますね
1時間もですか!
健康的ですね!ウォーキングをされるきっかけって何かあったんですか?
スキル4:カタルシス効果
自分のネガティブな感情を出すことで、心が浄化されるという心理現象
悩みを聞く→好感度UP
コツコツ信頼関係を構築していきながら、最終的には他者の悩みを引き出すことができれば、パーフェクトです。
なぜなら、人は悩みを打ち明けた対象に好意を感じるようになるからです。
心理学:コミットメントと一貫性の原理
行動と一致した態度を取るという心理現象
- 悩みを打ち明ける(行動)
↓ - 好きになる(態度)
つまり、行動と矛盾しない態度を取るようになるんですよね。
考えてみてください。
普通、悩みって信頼している相手に打ち明けますよね?
つまり、信頼と直結した「悩みを打ち明ける」という行動を取らせることで、他者から信頼を獲得することができるようになるということです。
悩みを打ち明けさせるコツ
それは、前述した「自己開示からの質問」です。
ある程度、信頼関係を構築されてきたら、ちょっとハードな話題に突入していくのです。
たとえば、「私、実は人見知り何ですが(自己開示)、〇〇さんにもそういった悩みってありますか?(質問)」という感じで。
すると、簡単に他者から悩みを引っ張ってくることができるようになりますよ。
スキル5:内集団バイアス
自分と同じ集団の人間をひいきするという心理現象
共通点→好感度UP
他者となるべく共通点を発見するようにしましょう。
「共通点があると、仲良くなる!」なんてよくいいますよね?
しかし、どうすれば共通点を発見することができるのでしょうか?
その方法を2つ紹介します。
- 共通要素を探す
- 要素を抽象化する
方法1:共通要素を探す
たとえば、相手の趣味がサッカーで、あなたはバスケットボールだったとする。
一見すると、これらって共通点扱いにはならないですよね?
しかし、これら2つの共通要素を探すことで、共通点扱いにすることができるのです。
たとえば、こんな感じです。
汗をかく、ずっと動く、球技、練習がハード
なので、「私もバスケットボールをやっていたんですけど、本当に練習がハードですよね!」と言えば、
相手から見た時に、あなたは内集団の人間にうつるので、無意識レベルで好意を獲得することができるようになるのです。
方法2:要素を抽象化する
たとえば、相手がギターを趣味にしているとする。
しかし、あなたはギターをやったことがありません。
このような場合、ついつい共通点にできないと諦めてしまいますよね?
そんな時は、ギターという要素を抽象化してみましょう。
たとえば、こんな感じです。
ギター → 音楽
もしも、あなたが音楽を聴くのが好きなのであれば、「私も音楽好きなんです!」と言えば、共通点にすることが可能になるのです。
スキル6:褒める
相手を褒めることを忘れないようにしましょう。
しかしとはいうものの、「上手に褒めることができない…」という悩みをもっている人もいるでしょう。
そこで、ここからは、誰でも簡単に褒めることができるようになるコツを紹介していこうと思います。
結論:過去と比較する
相手の現状と過去を引き出すことで簡単に褒めることができます。
お仕事は何をされているんですか?
独立して営業のコンサルタントしています
営業コンサルタントですか!昔は何をされていたんですか?
普通の営業マンでした
営業マンをされていたんですね!その決断力すごいですね!
このように、過去と現状のギャップを見つけることで、相手を褒めることができるようになります。
ただ、中にはそこまでギャップがない人もいますので、その場合は、別の話題でギャップを見つけて褒めるようにしましょう。
スキル7:アドバイス・シーキング
他者にアドバイスを求めるコミュニケーションテクニック
アドバイスを求める→好感度UP
相手にアドバイスを求めることで、好意を獲得することができるようになります。
なぜなら、人は他者に手を差し伸べると、その人を好きになるという性質があるからです。
※コミットメントと一貫性の原理が関係しています
だから、「〇〇について分からないんですが、教えてもらえますか?」と相手にアドバイスを求めるようにしましょう。
たまに、プライドが高く、他者からアドバイスを仰げないという人がいますが、これは非常にもったいないですね。
スキル8:自発的特徴変換
「雰囲気」を「見えたもの」に投影するという心理現象
たとえば、結婚式で見かけた異性って、ものすごく魅力的に見えませんか?
だから、「結婚式で出会った人と付き合うことになった!」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
これは、「結婚式」というポジティブな雰囲気が、「異性」に投影されたことによる現象です。
第三者を褒める→好感度UP
他者から好意を持たれたいのであれば、「雰囲気」をポジティブにすることが大切なのです。
なので、他者の悪口は絶対に言わないようにしましょう。
なぜなら、悪口を言うと、その場の雰囲気が悪くなり、他者は無意識にそれを「あなた」に投影してしまうからです。
逆に、第三者を褒めることで、その場の雰囲気がポジティブになり、好感をもたれるようになりますので、意識するようにしましょう。
スキル9:グランファルーン・テクニック
共通の敵を作ることで、好意を獲得できるという心理テクニック
たとえば、ナチスドイツのヒトラーは「ユダヤ人から誇り高きアーリア人を守ろう!」と共通の敵を作ることで、国民を扇動することに成功しました。
※結果、600万人ものユダヤ人を大虐殺することに
共通の敵→好感度UP
嫌いなものが一緒で、仲が深まった経験はありませんか?
たとえば、下記のような感じです。
〇〇の××なところが嫌いなんだよねぇ〜
それ分かる〜!
なので、なるべく共通の敵を作るようにしましょう。
ただ、ここで注意点があります!
それは、自ら悪口を言い始めないようにしましょう。
なぜなら、先ほど解説した自発的特徴変換の影響を受けてしまうからです。
なので、相手から悪口を発言してきて、それに共感できるようであれば、同意するようにしましょう。
まとめ:コミュニケーションスキルを高める9つの心理技術
では最後にまとめましょう。
本日は、
というテーマでブログを執筆しました。
コミュニケーション能力を高めることは、人生を幸福に生きるために絶対的に必要な能力です。
なので、ぜひこの記事を何度も繰り返し読んで、コミュニケーションを取ることを意識していきましょう。