モチベーションが維持できない…
すぐに飽きてしまう…
なかなか目標達成ができない…
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
モチベーション維持と目標達成には密接な関係があります。
なぜなら、継続的な行動の先に目標達成があるからです。
たとえば、ダイエットがいい例ですね。
運動という行動を継続していないのに、痩せるなんてことはあり得ないですよね?
このように、
というステップが大切なのです。
しかし、実は、“行動の安定化”のためにモチベーションを高く保つ必要ってないんですよね。
むしろ、モチベーションで行動することは、行動の不安定化につながります。
「え!そうなの!?」って感じですよね?一体どういうことなのでしょうか?…
というわけで本日は、
- なぜモチベーションを保てないのか
- モチベーションで行動してはならない理由
- 行動を安定化させる方法
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
モチベーションを保つことができない理由

しかし、なぜわれわれはモチベーションを高く保つことができないのでしょうか?
モチベーションを、「やる気」と同義として解説していきます
結論:ホメオスタシス(恒常性維持)
ホメオスタシス(恒常性維持)とは、「現状を維持し続けよう」とする本能のことです。
- 体温を一定に保とうとする
- ケガをしても回復する
- 早起きすると、眠気がする
- 辛いことがあっても、時間が経てば忘れる
これらのことは、ホメオスタシスが影響しています。
なので、ホメオスタシスは、生きる上で非常に大切な機能と言えるでしょう。
補足
このような、「現状を維持したい!」という欲求のことを現状維持バイアスといいます。
なので、厳密にいうと、ホメオスタシス の影響によって、現状維持バイアスが働いていると言えるでしょう。
ホメオスタシスと現状維持バイアスは一緒と考えてOK
ホメオスタシスのデメリット
しかし、ホメオスタシスにもデメリットが存在します。
それは、対象を区別できないことです。
つまり、何でもかんでも現状維持させようとしてしまうのです。
例:ダイエット
たとえば、ダイエットのために、毎日ランニングを行う計画を立てたとする。
しかし、ランニングという行動は、普段取らないイレギュラーな行動です。
なので、ホメオスタシスが反応し、元の生活に戻そうとします。
クリエイティブアボイダンス
たとえば、「仕事で疲れたから、今日はランニングしなくてもいっか!」みたいな感じで。
ちなみに、このような無意識的な言い訳をクリエイティブアボイダンスといいます。
結果、多くの人たちが、ダイエットに挫折してしまうのです。
このように、ホメオスタシスは、対象を区別することができません。
ゆえに、特定の行動を取ったとしても、それも元に戻そうとするので目標達成できないのです。
- ホメオスタシス
↓ - クリエイティブアボイダンス
↓ - 現状維持…
モチベーションを保つことなく、行動する方法

しかし、モチベーションがダメなら、どうやって行動すればいいのでしょうか?
結論:習慣化する
習慣とは、無意識レベルの行動のことです。
- 歯を磨く
- 出社する
- お風呂に入る
モチベーションを高く保たなくても、毎日歯を磨くことができますよね?
なぜなら、これは習慣化された行動だからです。
このように、習慣化された行動にはモチベーションは不要なのです。
ゆえに、行動も安定化させることができます。
疑問:習慣化させるには?
結論、ダウンサイジング(行動を小さくすること)をしましょう。
- 30分のランニング→5分のランニング
- 50ページの読書→3ページの読書
- 15分の瞑想→3分の瞑想
疑問:ダウンサイジングの効果は?

しかし、ダウンサイジングには、どのような効果があるのでしょうか?
結論、ホメオスタシス の影響を受けづらくなります。
ホメオスタシスは、大きな行動をした際に反応します。
つまり、行動のレベルを小さくすることで、ホメオスタシスにバレなくなるのです。
例:ランニング
たとえば、30分のランニングの場合は、ホメオスタシスが「イレギュラーな行動してますよ!!!」直ちに警告します。
しかし、5分のランニングにした場合は、ホメオスタシスはそれに気付きません。
なので、安心して行動することができるのです。
大きな体の人よりも小さな体の人の方が隠れやすいのと似ていますね。
疑問:大きな行動にするには?
しかし、ここまでしっかり読んだ方はこんなことを感じるのでは?
こんな小さな行動が最終的に大きな行動になるの?
結論からお伝えしましょう。
なります!
なぜなら、人間の行動はどんどんエスカレートするようにできているからです。
例:イジメ
最初は小さなイジメだったのが、最終的に大きな事件に発展してしまうことがあります。
たとえば、最初はデコピンするレベルだったのが、最終的には殴る蹴るなどの暴力になることが。。。
これは、運動などでも全く一緒です。
最初は、5分のランニングだったものが、徐々にエスカレートしていき、気づいた時には30分のランニングに進化しているのです。
なので、まずは小さな行動からコツコツ繰り返していくようにしましょう。
質問:小さくしてもダメな場合は?
結論、さらにレベルを下げましょう。
なぜなら、行動を小さく仕切れていない可能性が高いからです。
ホメオスタシスの影響は人それぞれ違います。
ホメオスタシスの監視がしっかりしている人もいれば、甘い人もいます。
なので、まずは行動を小さくしてみて、それでもダメだったら、すぐに小さくするようにしましょう。
動画にしました
モチベーションを保つことを捨てた男がやったこと

ではここからは、この記事の執筆者であるオータニが、具体的にどうやってダウンサイジングしたのか?という例を紹介しようと思います。
- ブログ370日連続更新
- 動画370日連続更新
- 1時間のウォーキング700日連続(台風の日は除く)
例1:ブログ

オータニは、ブログを毎日300文字からスタートしたのですが、それも今では3,000~5,000文字の記事は平気で執筆できるようになりました。
例2:動画
動画も最初は「とにかく1分カメラの前で話をする」という感じでした。
もちろん、動画はYouTubeに更新しません。
しかし、何度か撮り続けていくうちに、その時間も長くなり「1本くらい投稿してみるか!」という気持ちになったのです。
その結果、毎日投稿できるようになりました。
例3:ウォーキング
最初は、「家の周りを歩く」(約5分ほど)というものでした。
しかし、これも何度も繰り返しているうちに、30分×2という形で合計1時間のウォーキングができるようになったのです。
さらに、最初は「雨の日はウォーキングをしない!」というルールだったのですが、
いつしか、雨の日でもウォーキングしないと気持ちが悪いという感じになり、今では台風以外はウォーキングをするまでになっています。
▼おすすめ図書:習慣化▼
まとめ:モチベーションを保つ心理戦略
では最後にまとめましょう。
本日は、
- なぜモチベーションを保てないのか
- モチベーションで行動してはならない理由
- 行動を安定化させる方法
というテーマでブログを執筆しました。
行動を安定化させることは、目標達成につながります。
しかし、多くの人はモチベーションの力を使って行動しようとするため、行動が安定化しません。
なので、あなたは習慣の力で行動することを意識してもらえればと思います。
もしも、その他の習慣化の方法について知りたいという方は、下記の記事なども参考にしてもらえればと思います。
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