サイトスピード が遅くて困っていませんか?
サイトスピードとは、ブラウザでページの読みがスタートしてから、完全に読み込まれるまでの速度のことです。
たとえば、あるページにアクセスしたのに、なかなか表示されずにイライラし、別のページにアクセスしたなんて経験はありませんか?
このように、サイトスピードは、ブログ運営において非常に大切な要素だと断言します。
サイトスピードの低下は、ユーザビリティの低下につながり、ひいてはサイトの評価までも低下してしまうので、必ず改善するようにしましょう。
というわけで本日は、
- サイトスピードが低下するデメリット
- サイトスピードが低下する原因
- サイトスピード を調べる方法
- サイトスピードを改善する3つのプラグイン
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
オータニが使うおすすめテーマ
サイトスピードが低下するデメリット
では、サイトスピードが低下することで、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
- 検索順位の低下
- 離脱率の低下
- 回遊率の低下
デメリット1.検索順位の低下
サイトスピードは、SEOと大いに関係しています。
というのも、Googleはサイトスピードが遅く、ユーザビリティが低い記事を読者にみて欲しくないからです。
たとえば、読者がGoogleで『サイトスピード 改善』と調べたとする。
しかし、出力されてきた記事のサイトスピード が全て遅かったら、読者から「もうGoogleで検索しない!Bing(Microsoftの検索エンジン)で検索する!」となってしまいます。
つまり、サイトスピードによってユーザビリティが低下し、それがGoogleの評価を低下させてしまうことにつながるのです。
デメリット2.直帰率の上昇
サイトスピードが遅いと、直帰率の上昇につながります。
1ページ目で離脱した割合のこと
直帰率を下げることで、回遊率を高めることが可能です
というのも、読み込まれるまでの時間がかかると、読者に大きなストレスを与えてしまうからです。
たとえば、サイトにアクセスしたものの、なかなか表示されなかったら、別のページにアクセスしようと思いますね?
このように、サイトスピードによる直帰率が高まると、
Googleは「このページはすぐに直帰されてしまう質の低いページなんだ〜」と判断し、サイト評価を下げてしまうのです。
デメリット3.回遊率の低下
サイトスピードが遅いと、回遊率の低下にもつながります。
読者が別のページに飛ぶ割合のこと
回遊率を高めることで、PV数を増やすことが可能です
というのも、ページを閲覧するストレスが高まると、先ほどお話した直帰率が高まるので、それ以降の回遊もなくなるからです。
つまり、直帰率が高まるということは、サイト全体の回遊率も低下するので、サイト全体の評価が爆下がりしてしまうのです。
なので、直帰率と回遊率は、表裏一体の関係とも言えるので、必ずサイトスピードは改善するようにしましょう。
サイトスピードが低下する3つの原因
しかし、サイトスピードは、なぜ低下してしまうのでしょうか?
その原因を簡単に解説していきますね。
- コンテンツが重いから
- JavaScriptを使っているから
- CSSファイルが重いから
原因1.コンテンツが重いから
コンテンツとは、文字、画像、動画、スライドショー、アニメーションなどのことです。
ページ内にこれらのコンテンツが多用されていると、読み込みが遅くなってしまいます。
なので、画像を圧縮したり、アニメーションの動きを減らしたり、無駄なコンテンツを使わない、などの工夫が必要になります。
原因2.JavaScriptを使っているから
JavaScriptとは、プログラミング言語のひとつで、動的コンテンツを作る際に必要な言語です。
例:スライドショー
もちろん、このような動的コンテンツは、読者の興味関心などにもつながるので、ポジティブな側面もあるのですが、
サイトスピードが低下してしまったら、本末転倒なので、あまり多用しすぎることがないようにしましょう。
ちなみに、オータニのサイト(知のブログ)は、なるべく動的コンテンツがないように設計されています。
原因3.CSSファイルが重いから
CSSとは、プログラミング言語のひとつで、コンテンツのスタイル指定する時に必要な言語です。
たとえば、テキストの色、大きさ、配置、デザインなどがそうですね。
なので、あまりにもテキストを装飾し過ぎたりすると、その分ファイルが重たくなり、読み込みが遅くなってしまいます。
ちなみに、昔のオータニのサイトは、かなりテキストに装飾をかけていました。
しかし、サイトスピードの概念を知ってからは、装飾したいテキストはなるべく絞って設計するようになりました。
サイトスピードを調べる方法
では、そもそもどうやってサイトスピードを調べることができるのでしょうか?
その方法は、大きく分けると2つです。
- Page Speed Insights
- Googleアナリティクス
方法1.Page Speed Insights
サイトスピードを調べることができる無料ツール
Page Speed Insights使い方
使い方はものすごく簡単で、「ウェブページのURLを入力」という検索窓に、サイトのURLを入力するだけです。
すると、下記のように、パソコン、モバイル(スマホ)の両方のサイトスピードを調べることができます。
方法2.Googleアナリティクス
Googleが無料で提供しているアクセス解析ツール
Googleアナリティクスの使い方
「行動>>サイトの速度>>概要」という順番でサイトスピードの詳細を調べることが可能です。
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画面を下にスクロールすると、ブラウザごとのサイトスピードも調べることができます。
しかし、これを調べたからといって特に改善策があるわけではありません。。。
もしも、Googleアナリティクスの使い方について理解を深めたいという方は、『Googleアナリティクスの使い方・見方を解説』という記事を参考にしてください。
サイトスピードを改善する4つのプラグイン
では、ここからはサイトスピードを改善する4つのプラグインを紹介していこうと思います。
- WP Fastest Cache
- Autoptimize
- EWWW Image Optimizer
- Optimize Database after Deleting Revisions
プラグインのインストール方法は、「プラグイン→新規追加→プラグイン名を入力」で出力されてきます。
プラグイン1.WP Fastest Cache
WordPressに溜まったキャッシュを削除してくれるプラグイン
一度ダウンロードしたページを保存しておき、次回の閲覧時に(再ダウンロードすることなく)表示速度を上げる仕組みのこと
キャッシュ(Cache)は、日本語にすると、「貯蔵所」という意味合いがあります
キャッシュの概念は多少複雑です。
なので、ここで覚えておいて欲しいのが「キャッシュを削除するとサイトスピードが上がる」ということだけです。
これくらいの理解で全く問題なし
設定
デフォルトでは、全てアンチェックとなっています
※まずは一番下の画面の「言語」のところを「日本語」にして「変更を保存」してから、設定を始めることをおすすめします
- キャッシュ
- 先読み(さらに設定必要)
- ログインユーザー
- モバイル
- 新規投稿(さらに設定必要)
- Update Post
- Gzip圧縮
2.先読み
「先読み」をクリックすると、上記のような設定画面が出現します。
ここでは、読者が頻繁に使う項目にチェックを入れましょう。
基本的には、上記画面と同じ設定で全く問題ありません。
5.新規投稿
ここでは、「Clear All Cache」を選択してください。
プラグイン2.Autoptimize
CSS、JS、画像、Google フォントなどを軽量化・最適化してくれるプラグイン
では、ここからはAutoptimizeの設定画面でチェックをいれるべき項目を簡単に解説しますね。
JC、CSS、HTML
- JavaScriptオプション
- CSSオプション
- HTMLオプション
- その他オプション
1.JavaScriptオプション
2.CSSオプション
3.HTMLオプション
4.その他オプション
追加
ここでは、「webfont.js で非同期にフォントを結合して読み込む。 (廃止予定)」だけにチェックを入れておけばOKです。
プラグイン3.EWWW Image Optimizer
WordPress 内の画像のファイルサイズを縮小してくれるプラグイン
もっと具体的に説明すると、サイト内に存在するページの画像のファイルサイズをまとめて縮小してくれたり、
新規記事を作成する際、画像をライブラリにアップする時に、自動でサイズを縮小してくれたりもします。
EWWW Image Optimizerの設定
ではここからは、EWWW Image Optimizerの設定画面でチェックを入れるべき項目を簡単に解説しますね。
- 基本
- 変換
1.基本
2.変換
まとめてメディアを最適化する方法
EWWW Image Optimizerでは、今までアップロードしてきた画像を一括で最適化する機能があります。
方法は、「メディア→一括最適化」で行えます。
そして、「最適化されていない画像をスキャンする」をクリックします。
スキャンがスタートして、下記の画面のようになったら終了となります。
プラグイン4.Optimize Database after Deleting Revisions
リビジョンを削除したり、データベースを最適化してくれるプラグイン
記事を更新する前のデータのこと
リビジョン機能があると、“更新された記事”を“前の記事の状態”に戻すことが可能になります
すごく便利な機能ですが、リビジョンがたくさん溜まると、それだけサイトスピードが低下してしまいます
なので、Optimize Database after Deleting Revisionsを使って掃除しましょう
設定(リビジョンの削除画面)
- Delete revisions older than:指定した日数よりも古いリビジョンを削除します
- Maximum number of – most recent – revisions to keep per post / page:指定した数のリビジョンを保存し、それを超えたリビジョンは削除します
リビジョンは、3、4くらいあれば問題ないかと思います
設定(データベースの最適化画面)
デフォルトでは、どこにもチェックが入っていません
WordPressについてそこまで知識がない方は触らなくてもOK。
4つのプラグインによる成果
- WP Fastest
- CacheAutoptimize
- EWWW Image Optimizer
- Optimize Database after Deleting Revisions
これら4つのプラグインを使うことでサイトスピード を改善することができました!
↓3時間ほどで
きっと、これを見ると「スコア低くない?」と感じる人もいるでしょう。
しかし、数々のインフルエンサーのサイトスピードを調べてみたところ、モバイルのサイトスピード のスコアは良くて30~40でした。
なので、この結果は、御の字と言えるでしょう。
※ただし、その他の方法を使うことで、さらにサイトスピードを上げることができます
有料:最強ツール
サイトスピードの向上を目的とした有料プラグイン
WP Rocketのメリット
WP Rocketを導入することで、プラグインの数を減らすことができます。
実は、サイトスピードを低下させる要因として「稼働しているプラグインの数」も関係しています。
(ここまで触れてきませんでしたが)
つまり、稼働しているプラグインが多いとそれだけサイトスピードも低下してしまうのです。
しかし、WP Rocketを導入することで、本日お伝えしてきた下記赤文字の3つのプラグインをカットすることができるようになります。
- WP Fastest
- CacheAutoptimize
- EWWW Image Optimizer
- Optimize Database after Deleting Revisions
WP Rocketには、残念ながら画像を最適化する機能だけはありませんが、それ以外の機能はすべて一元化できますし、機能も充実しています。
なので、もしも、「より、サイトスピードを上げたい!」という方は、『WP Rocketとは|サイトスピードを上げる最強のプラグイン【→導入必須】』を参考にしてください。
まとめ:サイトスピードを改善する方法
では、最後にまとめましょう。
本日は、
- サイトスピードが低下するデメリット
- サイトスピードが低下する原因
- サイトスピード を調べる方法
- サイトスピードを改善する3つのプラグイン
というテーマでブログを執筆しました。
サイトスピードは、SEO対策において非常に大切な要素です。
なので、サイトスピードが気になっている方も、そうでない方も、ぜひ本日紹介した2つのプラグインはインストールしておくようにしましょう!