YouTubeで全く成果が出ない・・・
YouTubeアナリティクスの見方が分からない・・・
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
結論、YouTubeで成果をあげるためには、YouTubeアナリティクスをしっかり見れるようにしましょう。
なぜなら、そうしないとYouTubeをより良い方向に改善することができないからです。
たとえば、そもそも視聴回数が少ないのに、コンテンツ(動画で伝えている情報)の質を高めようとしても、それはなんの改善にもなりません。
というのも、視聴回数を上げる上で大切なことは、サムネイルのクオリティーを上げることだからです。
このように、YouTubeアナリティクスを分析できるようになると、改善策を最適化させることができます。
というわけで本日は、
- YouTubeアナリティクスの見方
- YouTubeアナリティクスから改善策を導き出す方法
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
YouTubeアナリティクスとは
YouTubeが無料で提供してくれている分析ツール
YouTubeアナリティクスを制する者は、YouTubeを制します。
(理由は冒頭でお伝えした通り)
なので、しっかり分析できるようになりましょう。
オータニのYouTubeチャンネル
オータニは「セールスYouTuber」という名前で、主に「営業」についての情報を発信しています。
- YouTube歴2年
- チャンネル登録者1,5万人
- 総動画本数377本(非公開を除く)
今回は、オータニのチャネルのアナリティクスを全て公開します。
ただし、広告収益データに関しては規約上NGなので、そこだけ伏せた状態とする
ぜひ、オータニのチャンネルのアナリティクスを参考にして、あなたのチャンネルを活性化してもらえればと思います。
YouTubeアナリティクス画面
結論、YouTubeアナリティクスで見るべき項目は下記の4つです。
- 概要
- リーチ
- エンゲージメント
- 視聴者
これらの項目についてそれぞれ解説していこうと思います。
YouTubeアナリティクス1.概要
概要では、下記の3つの情報を知ることができます。
- ダッシュボード
- 視聴回数が少ない理由
- 指定した期間の人気動画
①.ダッシュボード
- A:視聴回数
- B:総再生時間
- C:チャンネル登録者
- D:推定収益
これらの項目をグラフ化して見ることができます。
A:視聴回数
指定した期間の総視聴回数を調べることができます。
B:総再生時間
指定した期間の総視聴時間を調べることができます。(単位は時間です)
C:チャンネル登録者
指定した期間のチャンネル登録者数を調べることができます。
D推定収益
指定した期間の推定収益を調べることができます。
画面左上をみていただくと、「過去28日間」というボタンがありますので、それをクリックしてくだださい。
すると、週単位、月単位、年単位など様々な絞り方ができます。
さらに、「カスタム」というメニューを使うことで、もっと細かく期間を指定することもできます。
②.視聴回数が少ない理由
全体的にチャンネルが落ちてきたら、その理由の分析結果を教えてくれます。
アナリティクスによると、通常は月に22~33本の動画を投稿しているのに、今月は14本しか公開していないから視聴回数が減少したということのようです
これを参考にすると、もっと月に投稿する動画本数を増やした方が良さそうですね。
③.指定した期間の人気動画
指定した期間の人気動画を一目で確認することができます。
(この場合は、28日間という期間)
期間の指定の仕方については前述しました
ここで見るべきポイントは、動画それぞれの視聴回数、視聴時間、視聴者維持率ですね。
ユーザーが動画を視聴した平均時間の割合のこと
たとえば、10分の動画の視聴者維持率が50%だった場合、その動画は平均で5分間視聴されているということになります
YouTubeアナリティクス2.リーチ
リーチでは、下記の7つの情報を知ることができます。
- ダッシュボード
- トラフィックソースの種類
- トラフィックソース:外部サイト
- トラフィックソース:再生リスト
- トラフィックソース:関連動画
- トラフィックソース:YouTube検索
- インプレッションと総再生時間の関係
①.ダッシュボード
- A:インプレッション数
- B:インプレッションのクリック数
- C:視聴回数
- D:ユニーク視聴者数
これらの項目をグラフ化して見ることができます。
A:インプレッション数
インプレッション数とは、動画のサムネイルがユーザーに表示された数のことです。
YouTubeトップ画面や関連動画などからの合計表示数になります
B:インプレッションのクリック率
表示された動画がユーザーにクリックされた割合を調べることができます。
たとえば、1,000回表示されて100回表示されたら、10%ということになりますね。
C:視聴回数
指定した期間の総視聴回数を調べることができます。
(「概要」のところでもチェックできましたね)
D:ユニーク視聴者数
指定した期間の総ユーザー数を調べることができます。
②.トラフィックソースの種類
トラフィックソースとは、視聴者がコンテンツを見つけた経路のことです。
トラフィックソースは、大きく分けると5種類存在します。
- A:ブラウジング機能
- B:関連動画
- C:YouTube検索
- D:チャンネルページ
- E:外部
- F:その他
A:ブラウジング機能
トップページやホーム画面、登録チャンネルのフィード、その他のブラウジング機能からのトラフィックの割合を調べることができます。
ユーザーに動画をリコメンドする機能のこと
B:関連動画
他の動画の横、または動画の再生直後に表示される関連動画からのトラフィックの割合を調べることができます。
C:YouTube検索
YouTube検索からのトラフィックの割合を調べることができます。
D:チャンネルページ
自分のYouTubeチャンネルページ、他のYouTube チャンネルページなどからのトラフィックの割合を調べることができます。
E:外部
動画やYouTube の動画へのリンクを埋め込むウェブサイトからのトラフィックの割合を調べることができます。
ウェブサイトなどに動画を埋め込んでいる人は、ここの割合が増えます。
オータニは記事の中に動画を埋め込んでいるので、ここの割合が高いです
F:その他
その他からアクセスしたトラフィックの割合を調べることができます。
主に、URLの直接入力、ブックマーク、不明なアプリからのトラフィックなどが挙げられます
ただ、ここはそこまで気にしなくてもOKです。
③.トラフィックソース:外部サイト
「外部サイト」からのトラフィックソースとその割合を調べることができます。
たとえば、Google、Yahoo!、YouTube、Twitter、facebookなどですね。
オータニは意外にも「Google Search」からが多いですね。
④.トラフィックソース:再生リスト
「再生リスト」からのトラフィックソースとその割合を調べることができます。
「再生リスト」は、視聴回数、視聴時間などを増やす上で非常に大切なので、必ず作るようにしましょうね
⑤.トラフィックソース:関連動画
トラフィックを促す動画とその割合を調べることができます。
つまり、動画の「トラフィック貢献度」を高い順に調べることができるということですね。
上記の画像を使って説明すると、『即決の「YES」を取る【営業トーク】』という動画の貢献度が一番高いということになります。
これは基本的に人気動画の順番と一緒になることが多いですね。なぜなら、それだけ視聴されている動画の方が、トラフィックする機会が多いからです。
⑥.トラフィックソース:YouTube検索
トラフィックを促す検索キーワードを調べることができます。
これを見る限り、オータニの動画は「営業トーク」というキーワードで一番トラフィックを得ているようですね。
⑦.インプレッションと総再生時間の関係
インプレッション数、視聴回数、総再生時間などをファネルの形で確認することができます。
ここで大切なことは、クリック率と平均再生時間です。
クリック率があまりにも低いようであればサムネイルに力を入れるべきですし、平均再生時間が短いようであればコンテンツに工夫を施す必要があります。
もしも、クリック率や平均再生時間を改善したい方は、『YouTubeで【チャンネル登録1万人】を達成する4つのポイント』を参考にしてください。
YouTubeアナリティクス3.エンゲージメント
エンゲージメントでは、下記の7つの情報を知ることができます。
- ダッシュボード
- 視聴者維持に関する重要なシーン
- 人気の動画
- 終了画面で人気の動画
- 上位の再生リスト
- 人気の終了画面要素の種類
- 上位のカード
①.ダッシュボード
- A:総再生時間(時間)
- B:平均視聴時間
これらの項目をグラフ化して調べることができます。
A:総再生時間(時間)
指定した期間の動画ごとの総再生時間を調べることができます。
B:平均視聴時間
指定した期間の動画ごとの平均視聴時間を調べることができます。
②.視聴者維持に関する重要なシーン
ここでは、視聴者維持率を高めるための改善ポイントなどを教えてくれます。
視聴者が動画を視聴する時間の割合のこと
視聴者維持率は、YouTubeからの評価に多いに関わっています。
なぜなら、視聴者維持率が高い動画あれば、動画内の広告を見てもらえる可能性が高くなるからです。
なので、視聴者維持率が高い動画はYouTubeからの評価が高まり、ブラウジング機能によってリコメンドされるようになります。
具体的には、下記の4つの情報を教えてくれます。
- A:イントロ
- B:継続セグメント
- C:山・谷
A:イントロ
イントロでは、0:30 付近まで視聴を続けた視聴者の割合を調べることができます。
たとえば、一番上の『営業で成果をあげる恐怖の心理学』という動画は、100名中76名は30秒以上動画を再生してくれたということになりますね。
つまり、数字が大きければ大きいほど、質の高いコンテンツということが言えるわけです。
オータニは、動画の冒頭を「問題提起・質問」にすることで、イントロを長く保つことに成功しました
B:継続セグメント
継続セグメントでは、離脱せずに再生し続けた場所と平均時間を調べることができます。
たとえば、一番上の『営業プレゼンで使える5つの心理学』という動画は、動画の視聴中に離脱する視聴者がほぼいなかった場所が3分6秒もあったということになりますね。
つまり、数字が大きければ大きいほど、質の高いコンテンツということが言えるわけです。
リズムがある話し方をすることで、継続セグメントを長くすることができます。
単調な話し方は、飽きてしまうのでNGですね。
C:山・谷
山では、視聴者が何度も視聴した場所を知ることができます。
谷では、視聴者の多くがスキップ・離脱した場所を知ることができます。
山と谷の特徴を掴むことで、より視聴者維持率が高まるコンテンツを作るきっかけになります。
③.人気の動画
総再生時間に応じた人気の動画を調べることができます。
左下の「詳細」をクリックすると、下記のようにより細かい情報を取得することができます。
④.終了画面で人気の動画
終了画面でのクリック率に応じた人気の動画を調べることができます。
左下の「詳細」をクリックすると、下記のようにより細かい情報を取得することができます。
⑤.上位の再生リスト
再生時間に応じた人気の再生リストを調べることができます。
左下の「詳細」をクリックすると、下記のようにより細かい情報を取得することができます。
⑥.人気の終了画面要素の種類
クリック数に応じた終了画面に設置した人気の要素を調べることができます。
終了画面には、下記の要素などを設置できます。
- 視聴者に適したコンテンツ
- 最新のアップロード
- 動画
- チャンネル登録
もしも、クリックしてもらいたい要素があるのであれば、終了画面をそれを強調する設置に工夫しましょう。
左下の「詳細」をクリックすると、下記のようにより細かい情報を取得することができます。
⑦.上位のカード
カードには、動画、再生リスト、チャンネル、リンクを挿入することができます。
なので、適切なタイミングでカードを挿入して、トラフィックを得られるようにしましょう。
クリック数に応じた人気のカードを調べることができます。
オータニは、カードを全く使わないので、データがありません。
YouTube概要欄へ誘導することの方が多いですね。
YouTubeアナリティクス4.視聴者
視聴者では、下記の8つの情報を知ることができます。
- ダッシュボード
- 視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯
- チャンネル登録者のベル通知設定状況
- チャンネル登録者の総再生時間
- 視聴者が再生した他の動画
- 年齢と性別
- 上位の地域
- 字幕の利用が上位の言語
①.ダッシュボード
- A:ユニーク視聴者数
- B:視聴者あたりの平均視聴回数
- C:チャンネル登録者
これらの項目をグラフ化して見ることができます。
A:ユニーク視聴者数
指定した期間の視聴者数を調べることができます。
B:視聴者あたりの平均視聴回数
指定した期間の視聴者一人あたりの視聴回数を調べることができます。
C:チャンネル登録者
指定した期間のチャンネル登録者数を調べることができます。
②.視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯
視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯を調べることができます。
紫色が濃くなるほど、視聴が集中しているという見方です。
業界によって視聴時間にばらつきがあるので、あなたの業界に合わせた時間帯に動画を公開するようにしましょう。
③.チャンネル登録者のベル通知設定状況
チャンネル登録者の「ベル通知」状況を調べることができます。
- チャンネルで[全ての通知]をオンにしているチャンネル登録者
- チャンネルで[全ての通知]をオンにして、YouTube通知を有効にしているチャンネル登録者
1.チャンネルで[全ての通知]をオンにしているチャンネル登録者
こちらは、YouTubeの通知をオンにしているチャンネル登録者の割合です。
2.チャンネルで[全ての通知]をオンにして、YouTube通知を有効にしているチャンネル登録者
こちらは、①を満たしつつ、YouTubeの通知を受け取ることを許可しているチャンネル登録者の割合です。
④.チャンネル登録者の総再生時間
総再生時間から、未登録・チャンネル登録済の割合を調べることができます。
たとえば、総再生数が100回だとして、未登録40、チャンネル登録済み60だった場合は、40回は未登録者による再生ということですね。
なので、「チャンネル登録お願いします!」とどんどん行動要請して、登録者数を増やしていきましょう。
⑤.視聴者が再生した他の動画
視聴者が再生した他のユーザーの動画を調べることができます。
これにより、自分の競合などを知ることができます。
機会があれば、コラボなどしてお互いの登録者数を増やしていくのもいいでしょう。
⑥.年齢と性別
チャンネル登録者の年齢と性別を知ることができます。
年齢や性別に応じてコンテンツを工夫することが大切です。
なぜなら、それらを意識しないと、ユーザビリティが低下してしまうからです。
たとえば、登録者が若い層ばかりなのであれば、目線を下げた話し方をしたりなど。
⑦.上位の地域
再生されている地域を知ることができます。
基本、日本人をターゲットにしているのであれば、地域は日本となります。
ただ、エンタメ系のユーチューバーなどであれば、たまに海外からの指示があったりもします。
⑧.字幕の利用が上位の言語
どの言語で視聴されているかを調べることができます。
たとえば、0.6%日本語で視聴されているということは、難聴の方などが見ている可能性がありそうですね。
もしも、英語の字幕の割合が多いのであれば、英語圏の人たちに視聴されているということになります。
まとめ:YouTubeアナリティクスの見方
では最後にまとめましょう。
本日は、
- 概要の見方
- リーチの見方
- エンゲージメントの見方
- 視聴者の見方
というテーマでブログを執筆しました。
YouTubeアナリティクスを制する者は、YouTubeを制します。
なぜなら、分析をすることで、改善することができるようになるからです。
もしも、「まだアナリティクスを見たことがない・・・」という方は、この記事を参考にして、じっくり分析するようにしましょう。