コミュニケーションを取るのが苦手…
もっと正々堂々とコミュニケーションを取れるようになりたい…
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
断言しますが、コミュニケーション能力を高めることは、様々な側面において非常に大切なことです。
なぜなら、我々は、ヒトとは切っても切り離せない存在だからです。
たとえば、オンライン化が叫ばれている現代でも、結局、ビデオ通話という手法を使ってヒトとコミュニケーションを取っていますよね?
他にも、「この1週間、誰ともコミュニケーションを取らなかった!」なんて日はありましたか?
絶対に無いですよね?
このように、我々は、「いつの時代もヒトとは切り離せない!」ということが言えますね。
では、どうすれば“いつの時代においても大切なコミュニケーション能力”を高めることができるのでしょうか?
それを、コミュニケーション能力が高い人の特徴をチェックしながら解説していこうと思います。
というわけで本日は、
- コミュニケーション能力とは
- コミュニケーション能力が高い人の7つの特徴
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
コミュニケーション能力とは
情報伝達を上手に行う力のこと
不健康なコミュニケーションの具体例
では、いくつか不健康なコミュニケーションの例を見ていきましょう。
例1:話しすぎ!
たとえば、あなたが話をし過ぎてしまえば、相手は「ずっと聞いているの辛いな…」と感じてしまいます。
これは、「情報を与え過ぎている」という意味で不健康なコミュニケーションですよね?
例2:分からなすぎ!
たとえば、あなたの情報の伝え方が分かりにくければ、相手は「この人は何が言いたいの?…」とイライラしてしまいます。
これは、「情報を分かりやすく伝えていない」という意味で不健康なコミュニケーションですよね?
例3:話しにくい!
たとえば、あなたが相手の話をうなずきもせず、真顔で聞いていたら、相手は「なんか話にくい…」と感じてしまいます。
これは、「情報を伝えにくい」という意味で不健康なコミュニケーションですよね?
このように、コミュニケーション能力とは、「上手に情報伝達を行う力」ということをなんとなく理解してもらえるのではないでしょうか?
コミュニケーション能力を高める2つの力
では、コミュニケーション能力を高める上で大切な力とは一体なんなのでしょうか?
結論、大きく分けると下記の2つになります。
- 話す力
- 聞く力
力1:話す力
情報を上手く伝える力
たとえば、話が下手くそな人に対して「この人は何が言いたいんだろう?…」とイライラした経験はありませんか?
他にも、最後まで聞いてられないプレゼンテーションもまさにそれ。
このように、話す力がなければ、相手にストレスを与えてしまいます。
もしも、話す力を鍛えたい方は、『PREP(プレップ)法とは|論理的な文章を書くフレームワーク』を参考にしてください。
力2:聞く力
情報を上手く受け取る力
たとえば、あなたが一生懸命に話をしているにも関わらず、コツコツと「横やり」を入れてこられたらイラッとしませんか?
他にも、意見を真っ向から否定してくる人がいたら、ムカつきますよね?
このように、話す力と同様に、聞く力もなければ、相手にストレスを与えてしまいます。
もしも、聞く力を高めたい方は、『質問力とは|コミュ力を操る最強の力【→動画でも解説】』を参考にしてください。
コミュニケーション能力が高い人の特徴7選
- 質問が多い
- 最後まで話を聞く
- 否定しない
- 自己開示をする
- 話が分かりやすい
- 否定的な言葉を使わない
- 名前を呼ぶ
特徴1:質問が多い
コミュニケーション能力が高い人は、とにかく質問の数が多いです。
しかし、なぜ質問の数が多い人が、コミュニケーション能力が高いと言えるでしょうか?
結論、我々は基本的に話をしたい生き物だからです。
(こちらが質問をすることで、相手は口を開きますからね)
聞く?話す?
たとえば、あなたは下記の2つの選択肢のうちどちらを選択しますか?
- 誰かの話つまらない話を聞き続ける
- 自分の好きなことについて話し続ける
きっと、後者ですよね?
なぜなら、話を聞くことは苦痛であり、話をすることは快楽だからです。
(より詳しく解説すると、人は話を聞く時、それを解釈するために脳のエネルギーを多量に使うからです)
これについては、深く話をしなくても、あなたの経験からすぐに理解できるでしょう。
つまり、相手の話を聞ける人間は、率先して苦痛を請け負っているため、ものすごく好かれやすくなるわけです。
もしも、他者からベラベラ話をさせる質問話法について詳しく知りたい方は、『質問力とは|コミュニケーション能力を操る最強の力【→動画でも解説】』を参考にしてください。
特徴2:最後まで話を聞く
コミュニケーション能力が高い人は、人の話を最後まで聞くという特徴があります。
たまにいませんか?人の話を遮ってまで自分の話をし出す人が。このような人は、他者から嫌われる傾向があります。
訪問営業がイヤな理由
なぜなら、人は何かの作業を途中で遮られると、嫌悪感を抱くようにできているからです。
実は、我々が訪問営業マンに嫌悪感を抱く理由がまさにそれです。
たとえば、家で楽しく韓国ドラマを視聴していたとする。
そんな中、インターホンによって作業を中断させられ、さらに何かを売りつけられると、それはイライラしますよね?
このように、我々は、何かの作業を途中で中断させられると、それに嫌悪感を抱くようになっています。
なので、人の話は最後までしっかり聞くようにしましょう。話を途中で遮るのはNGです。
特徴3:否定しない
コミュニケーション能力が高く、周りからの評価が高い人のほとんどは、相手を否定しません。
逆に言うと、相手を否定する人の多くは、嫌われる傾向があります。
たとえば、「〇〇さんの〜なところがダメなんだよ!」と。
自分と意見は一緒
加えてお伝えすると、相手の意見を否定することも嫌悪感に繋がります。
なぜなら、我々の脳は、主語を認識できないという性質があるからです。
たとえば、
- 「〇〇さんの〜なところがダメなんだよ!」(主語が「あなた」)
- 「〇〇さんの〜という意見は間違っていると思う!」(主語が「意見」)
は両方とも嫌悪感につながります。
つまり、主語がなんであろうが、“否定すること”自体がそもそもよくないのです。
意見を否定する方法
しかし、とは言うものの、相手の意見を否定しなければならない場面もありますよね?
たとえば、なんの理由もなく、「いや!ハンコは残すべきだ!」と言われても、「いやいや、別にいらないでしょ!」と伝えた方が日本の生産性が高まりますからね。
では、このように、相手の意見を否定しなければならない場合は、どうですればいいでしょうか?
結論、クッション話法を使いましょう。
クッション話法とは、相手の意見を肯定してから、自分の意見を伝える話法のことです。
たとえば、「確かにそうですよね!、ただ私の意見をお伝えすると〜」という感じで。
このように、クッション話法を使うことで、普通に否定するよりも、相手に否定的な印象を持たれずらくなります。
もしも、クッション話法について詳しく知りたい方は、『イエスバット話法は時代遅れ!?7つの応酬話法を解説』を参考にしてください。
特徴4:自己開示をする
コミュニケーション能力の高い人の多くは、自己開示をする傾向があります。
なぜなら、自己開示をすることで、他者開示を誘発させることができるからです。
※これには返報性の原理が深く関わっています
自己開示→好き
結論、人は自分の情報を相手に開示することで、対象に好意を持つようになります。
なぜなら、人間の脳は、行動と一致した態度を取ろうとする傾向があるからです。
これにはコミットメントと一貫性の原理が深く関わっています
たとえば、あなたが自分のコンプレックスを、山田さんに自己開示したとする。
すると、脳は、「山田さんに自己開示したということは、山田さんに好意があるに違いない!」と錯覚するようになるのです。
つまり、まとめるとこう。
- 自己開示(あなた)
↓ - 返報性の原理
↓ - 他者開示(相手)
↓ - あなたを好きになる(相手)
なので、積極的に自己開示を行い、相手から多くの情報を引き出すようにしましょう。
もしも、自己開示テクニックについてより詳しく知りたい方は、『自己開示のコツ|好意を持たれる10のネタを紹介』を参考にしてください。
特徴5:話が分かりやすい
コミュニケーション能力が高い人の話はとにかく分かりやすいという傾向があります。
逆に、コミュニケーション能力が低い人の話は分かりにくいと言えます。
理解しやすく話すメリット
人間の脳には下記の傾向があります。
- 理解しやすい→好き
- 理解しにくい→嫌い
というのも、話が分かりにくいと、それを解釈するのに、脳のエネルギーを使わなければならないからです。
※これを行動経済学では「認知容易性」といいます
たとえば、話が下手な人の話って聞いてられないですよね?
それは、話を解釈しようとしているものの、それを解釈できないというストレスに苛まれるからです。
このように、コミュニケーション能力が高い人は、話が分かりやすく、相手の脳にかけるストレスを最小化できていると言えるでしょう。
なので、あなたも論理的に分かりやすい話し方を心がけるようにしましょう。
もしも、「もっとロジカルに!分かりやすく話せるようになりたい!」という方は、『PREP(プレップ)法とは|論理的な文章を書くフレームワーク』を参考にしてください。
特徴6:否定的な言葉を使わない
コミュニケーション能力が高い人は、否定的な言葉を使わない傾向があります。
というのも、否定的な言葉は、それだけで相手にネガティブな印象を与えてしまうからです。
たとえば、話題がポジティブでも、「クソ、カス、死ね」などのネガティブワードを使っている人ってイメージが悪いですよね?
否定後を認識できない
我々の脳は、否定後を認識できないという性質を持っています。
たとえば、「嫌いではない!」と伝えると、「嫌い」という言葉が、相手の脳にダイレクトに届くので、ネガティブなイメージを持たれてしまうことになります。
なので、そのような場合は「好き!」と伝えるようにしましょう。
どうですか?「嫌いではない」と「好き」は同じ意味ですが、受ける印象がまるで違いますよね?
このように、否定的な言葉を、肯定的な言葉に置き換えるだけで、相手に与える印象は180度変わります。
もしも、このような言い換えの心理学についてより詳しく知りたい方は、『フレーミング効果とは|表現を変えるて売上を爆上げさせる心理学』を参考にしてください。
特徴7:名前を呼ぶ
コミュニケーション能力が高い人の多くは、相手の名前を積極的に呼ぶ傾向があります。
もちろん、相手の名前を呼び慣れていない場合、最初はかなり勇気がいることですが、積極的に呼ぶようにしましょう。
※苗字よりも名前がベスト
ネームコーリングとは
相手の名前を呼ぶこと
相手の名前を呼ぶことは、好意へと繋がります。
なぜなら、名前を呼ぶことで、「名前を覚えていてくれたんだ!」と感じさせることができるからです。
このように、相手は、名前を呼ばれることで、嬉しい気持ちになるのです。
他の理由も存在します。
それは、自分の名前に愛着を持っているからというものです。
たとえば、プロ野球選手の「大谷翔平 選手」がテレビで活躍していると、オータニ(この記事の執筆者)はなぜか自分まで嬉しい気持ちになったりします。
このように、いずれの理由にせよ、相手の名前を呼ぶことは、好意と直接的な関係があるので、積極的に呼ぶようにしましょう。
名前は注意を向ける
加えてお伝えすると、相手の名前を呼ぶことは、こちらの話に注意を向ける効果もあります。
なぜなら、ヒトは、自分と関連のある対象に注意が向いてしまうという性質があるからです。
※これにはカクテルパーティー効果が深く関係しています
たとえば、「休日は、何をされているんですか?」よりも「〇〇さんは、休日何をされているんですか?」と言われた方が、注意して話を聞いてくれるようになります。
他にも、電車で居眠りをしてしまったとしても、車内で自分が住む駅名が呼ばれると、無意識に反応してしまいますよね?
このように、相手の名前を呼ぶことは、こちらの話に注意を向けることができるので、積極的に呼ぶようにしましょう。
これはコミュニケーション能力が高い人ではない!
話題が豊富な人はコミュニケーション能力高いんじゃない?
結論、それは大きな間違いです
というわけで、ここからは、その勘違いについて詳しく解説していきますね。
話題とコミュニケーション能力の関係
結論、“話題の豊富さ”と“コミュニケーション能力の高さ”には、ほとんど関係はありません。
なぜなら、コミュニケーション能力の高い人は、相手の話題を中心に会話を展開するからです。
前述しましたが、ヒトは、自分のことについて話がしたい生き物で、他者の話になんかに興味はないわけです。
つまり、結局は、相手の話を聞く側になることが大切なので、こちらの話題が豊富であることなんて関係がないのです。
※もちろん、話題はないよりもあった方がいいですが
例:ホラー映画
〇〇さんは休日は何をされているんですか?
ホラー映画を鑑賞しています
ホラー映画ですか!僕はあまり観ないのですが、どんなところが面白いんですか?
私は、サイコホラーが好きなんですけど、主人公が襲われる時の、あのハラハラ感がたまらないんですよね〜
ハラハラ感ですね!ちなみに、そのハラハラ感が一番凝縮された映画ってなんでした?
やっぱり、「ミザリー」ですかね!
「ミザリー」?それはどんな映画なんですか?
ある作家が事件に巻き込まれていくっていう話なんですけど〜〜〜
さて、あなたは、どちらの方がコミュニケーション能力が高いと感じたでしょうか?
明らかに、オータニですよね?
なぜそう思うのかというと、相手の話題を中心に話を展開してあげているからです。
つまり、積極的に、苦痛を請け負っているからです。
このように、コミュニケーション能力が高い人は、相手のことを考えたコミュニケーショーンが取れています。
なので、あなたも、相手のことを第一に考えたコミュニケーションを心がけるようにしましょう。
まとめ:コミュニケーション能力が高い人の特徴
では、本日の内容をまとめましょう。
本日は、
- コミュニケーション能力とは
- コミュニケーション能力が高い人の7つの特徴
というテーマでブログを執筆しました。
コミュニケーション能力は、人生を豊にする上で、非常に大切な力です。
というのも、コミュニケーション能力は、仕事、交友、恋愛の全てに活用することができる資産的な能力からです。
なので、これを機に、コミュニケーション能力に意識を向け、鍛えて行きくようにしましょう。