クリティカルシンキングとロジカルシンキングって何が違うの?
こんな疑問を持っていないでしょうか?
クリティカルシンキングもロジカルシンキングも、課題や問題を解決する上で非常に大切な思考法です。
たとえば、「全く売上が上がらない…」「早起きできない?…」「勉強ができない…」などの課題があったとする。
さて、あなたはどのようにして、これらの課題を解決するでしょうか?
結論、クリティカルシンキングとロジカルシンキングを使いこなすことで、その解決策を導き出すことができるかもしれません。
つまり、これら2つの思考というフィルターを通すことで、目の前の課題を解決できるようになるのです。
しかし、クリティカルシンキングとロジカルシンキングは、具体的にどんな思考法なのでしょうか?
というわけで本日は、
- クリティカルシンキングとは
- ロジカルシンキングとは
- クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い
- クリティカルシンキングとロジカルシンキングの具体例
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
\\マンツーマンでプログラミングを学ぶ//
目次
クリティカルシンキングとは
健全な批判精神を持ちながら、物事を論理的に考える思考法
簡単に説明すると、対象に「なぜ?」「本当に?」と問う思考法のことです。
例:ハンコ制度
きっと、何かを契約する時に、何も考えることなく、ハンコを使っていますよね?
しかし、よくよく考えたら、ハンコってかなり面倒くさいことですよね?…
なぜなら、持ち運ばなければなりませんし、決済の際などでも、わざわざ会社に出向いたりしなければならないからです。
つまり、ハンコってそれだけ生産性を下げるきっかけを作ってしまっているわけです。
コロナウイルスとハンコ
しかし、コロナを皮切りに、やっと「そもそもハンコ制度ってどうなの?」(クリティカルシンキング)という議論が持ち込まれるように。
というのも、リモートワークが増えたからです。ウイルスが蔓延している中で、契約のためにわざわざ外に出るなんて考えられないですからね。
このように、何かの常識や事実に対して「ハテナマーク」をつけることで、課題を解決することができます。
なので、世の中の「常識だ!」などと言われていることには、一度「本当に?」という質問をぶつけてみるようにしましょう。
クリティカルシンキングのメリット
結論、本質的な解決策を導き出せる可能性を高めることができます。
なぜなら、クリティカルシンキングは物事の前提を疑う思考法だからです。
例:悪いのはメディア?ターゲット?
最近では、SNSを導入している企業も本当に増えてきました。
たとえば、あるA社は、「ブログやTwitterをやっても、上手く集客ができない」という課題を持っていたとする。
そんな時に、「最近では、動画マーケティングが流行っているから、我々も動画をやろう!」と考えます。
さて、これは正しい思考なのでしょうか?
結論、このような直感による解決策は非常に危険です。
なぜなら、このような直感による判断では、本質的な課題を解決することができる可能性が著しく低いからです。
たとえば、ブログやTwitterをやっても、上手く集客できない理由は、もしかしたら「ターゲット選定が間違っているから」かもしれませんよね?
つまり、ターゲット選択が間違っている状態で、動画マーケティングを始めたとしても、満足した集客を実現できる可能性は低いわけです。
そんな時に必要なのが、クリティカルシンキングなのです!
まず、「そもそもなぜブログやTwitterをやっているのに、上手く集客ができないのか?」というフィルターを通すわけです。
すると、「あれ?もしかして、ターゲット選定ミスってない?」と気づけるようになるので、本質的な問題を解決する可能性が高まるのです。
ロジカルシンキングとは
物事を筋道立てて解決策を導き出す思考法
よく使うセリフとしては、「なぜ?」「たとえば?」ですね。
結論に「なぜ?」と問うことで、根拠が生まれ、根拠に「たとえば?」と問うことで、事例が生まれます。
例:ダイエット
たとえば、「最近太ってきた…」という課題に直面していたとする。
その時に、あなたの頭の中には、さまざまな解決策が出てくるでしょう。
たとえば、筋トレ、お酒を減らす、糖質制限ダイエット、ランニングなど。
お酒とダイエット
そこで、あなたは「よし!お酒をやめよう!」と考えました。
なぜなら、アルコールが体内に残留中は、食べたもの(炭水化物、タンパク質、脂質)が全て脂肪となってしまうからです。
たとえば、アルコールと一緒に焼きそば(炭水化物)を食べた場合、本来は肝臓で炭水化物を貯蔵するのですが、
肝臓はアルコールの分解に忙しくなるので、焼きそばがそのまま脂肪へと変換されてしまうのです。
このような思考の仕方こそ、まさにロジカルシンキングです。
つまり、まとめると、下記のように思考していました。
- お酒をやめよう!(結論)
↓ - アルコールが体内に残留中は、食べたもの(炭水化物、タンパク質、脂質)が全て脂肪となってしまうから(理由)
↓ - アルコールと焼きそばの例(具体例)
このように、筋道立てて、考えることができれば、本質的な解決策を導き出すことができるようになります。
なので、直感で「筋トレをしよう!」などと考えるのではなく、それぞれの解決策を論理的に思考してみるようにしましょう。
ロジカルシンキングのメリット
結論、クリティカルシンキングと一緒で、本質的な解決策を導き出すころができるようになります。
なぜなら、筋道を立てることで、物事の本質を表面化させやすくなるからです。
例:売上
たとえば、あなたの会社の売上が年々下がってしまっているとする。
さて、あなただったら、どう解決策を模索しますか?
もしも、直感で「もっとブログ記事を書こう!」と判断してしまった場合、本質的な解決ができない可能性が高まります。
しかし、下記の根拠を持ってして、「YouTubeを始めよう!」と考えたとしたらどうでしょうか?
もちろん、もっと細かく根拠を挙げるといいですが、このように筋道を立てて結論を導き出すことで、直感に依存した解決策とならなくなります。
クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い
ここまでで、クリティカルシンキングとロジカルシンキングそれぞれを理解してもらうことはできたのではないでしょうか?
では、ここからは、クリティカルシンキングろロジカルシンキングの違いについて図を使って詳しく解説していこうと思います。
例:YouTubeマーケティング
左側=ロジカルシンキング
右側=クリティカルシンキング
この図を見てもらっても分かる通り、
クリティカルシンキングとロジカルシンキングは、相反する思考法ではなく、相乗効果をもたらすものと言えます。
なので、まとめると
- クリティカルシンキング=疑う思考法
- ロジカルシンキング=筋道を立てる思考法
と覚えてもいいかもしれませんね!
まとめ:クリティカルシンキングとロジカルシンキング
では、最後にまとめましょう。
本日は、
- クリティカルシンキングとは
- ロジカルシンキングとは
- クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い
- クリティカルシンキングとロジカルシンキングの具体例
というテーマでブログを執筆しました。
クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いは分かりましたか?
多くの人は、これらを同じような意味で使っていますが、本日の記事を読んでもらっても分かる通り、全く別物です。
なので、この記事を何度も読んで、これらの違いを理解し、あなたの問題・課題解決のために、これら2つの思考を効果的に利用するようにしましょう。