PEST分析とは|やり方・事例などを徹底解説します【→マジで重要】

PEST分析ってなに?

PEST分析の具体的なやり方は?

こんな疑問を持っていないでしょうか?

PEST分析とは、マクロ環境を分析するフレームワークです。

もっと分かりやすい言い方をすると、

外部環境を分析して、“チャンス”や“リスク”を見つけ出すツールとも言えるでしょう。

意外かも知れませんが、我々のビジネスのほとんどが外部環境に依存しています。

たとえば、コロナウイルスによって、どれだけの飲食店が被害を受け、そして潰れたことか…

他にも、法律が変わったことにより、ビジネスを継続することが出来なくなってしまった…なんてこともあります。

このように、外部環境は、我々のビジネスを大きく左右すると言えるのではないでしょうか?

では、どうすれば外部環境を味方に付けることができるのでしょうか?

というわけで本日は、

本日のテーマ
  1. PEST分析とは
  2. PEST分析の事例
  3. PEST分析のやり方

というテーマでブログを執筆して行こうと思います。

PEST分析とは

PEST分析

マクロ環境を分析するフレームワーク

PEST分析は、経営学者でマーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラー氏により提唱されました。

彼の著書『コトラーの戦略的マーケティング』の中で、

調査をせずに市場参入を試みるのは、目が見えないのに市場参入をしようとするようなもの

と記されています。

つまり、今参入しようとしている市場の外部環境をしっかり分析してから、参入することが大切だということです。

PEST分析は、

PEST分析
  • P:Politics(政治的)
  • E:Economy(経済的)
  • S:Society(社会的)
  • T:Technology(技術的)

この4つの頭文字を取って「PEST分析」と名付けられました。

なぜPEST分析が大切なのか

結論、市場に参入する上での“チャンス”と“リスク”を発見するためです。

ここではそのチャンスとリスクの具体例をそれぞれ見ていきましょう。

例:チャンス

たとえば、テクノロジーが発達して、4Gから5Gになれば、超高速・大量通信が実現するので、自動運転車の需要が高まります。

なので、それに合わせて、自動運転車の開発を進めることは、大きなチャンスとなります。

他にも、税金が8%から10%に増税されるということで、消費者が積極的な買い入れをする可能性が高まります。

なので、「増税キャンペーン」などの戦略に踏み切ることで、消費を促すことが出来たりするわけです。

例:リスク

たとえば、コロナウイルスが影響して、飲食店などが大きなダメージを受けました。

なので、そんな時代に、「飲食店をやろう!」と市場に参入しても、上手く行く保証はどこにもないですよね?

他にも、こんなデジタルの時代なのにも関わらず、ファックス事業に参入するしても、売上をあげられる見込みは薄いですよね?

P:Politics(政治的)

Politics(政治的)
  • 法律、法改正、判例、規制緩和
  • 条約
  • 税制
  • 政治、政権体制などの動向
  • 公的補助、判例・規制緩和・助成

事例:消費税

たとえば、消費税が8%から10%に増税されるタイミングで、家、冷蔵庫、テレビなどの駆け込み需要が発生しました。

他にも、西友は、2014年の消費税5%から8%に増税されるタイミングで、

ショッピングサイト「SEIYUドットコム」にて、「男気買いキャンペーン」というキャンペーンを実施しました。

サランラップ3年分、サクセス1年分、マルちゃん製麺3ヶ月分などをセット販売を行うことで、消費を促すことに成功したそうです。

E:Economy(経済的)

Economy(経済的)
  • 景気動向
  • 賃金動向
  • 株価、為替、金利
  • 物価、消費動向
  • 経済成長率
  • 消費動向

事例:為替

輸入食品を扱う外食産業や飲食品店は、円安になると仕入れ価格が高騰してしまうため、「輸入食品に頼らない戦略」もリスクヘッジとして持っておく必要があります。

たとえば、外国産のワイン店を経営している場合、為替によって利益率がコントロールされてしまうため、別事業で、輸入に頼らない国産ワインを扱うのもアリですね。

もちろん、全く別の事業を行い、リスクヘッジをするというのも一つの戦略です。

S:Society(社会的)

Society(社会的)
  • 人口、人口構成、密度
  • 社会インフラ
  • 流行、世論、事件
  • 少子化、高齢化
  • 言語、教育、宗教

事例:同性愛

2015年に渋谷区と世田谷区では、同棲カップルでも結婚に相当する関係だという旨の「同性パートナーシップ」をスタートしました。

これをきっかけに、ライフネット生命は、2015年11月4日から「同性愛でも死亡保険金の受取人になることができる」というサービスを始めました。

ライフネット生命では、2015年11月4日から、同居期間など一定の条件のもと同性のパートナーを死亡保険金の受取人に指定いただくことが可能となりました。あなたに万が一のことがあったとき、パートナーのために生命保険で備えておくと安心です。

引用;https://www.lifenet-seimei.co.jp/rainbow/

これは、政治的、社会的な環境要因に対応した素晴らしい戦略と言えますね。

T:Technology(技術的)

Technology(技術的)
  • インフラ
  • ビッグデータ
  • IT、IoT技術
  • 新技術、開発
  • 特許
  • イノベーション

事例:iモード

iモードとは、NTTが提供していたガラケ対応のサービスになります。

※ガラケ=ガラパゴス携帯

ガラケでネットを楽しむことができるシステムで、具体的には、メールをしたり、ニュースを閲覧することができていました。

なので、iモードは、ガラケユーザーにものすごく親しまれていたサービスでした。

しかし、これもスマホの普及により、利用者が大幅に減少し、2019年に新規申し込みを終了し、さらに2026年3月31日にはサービス時代を終了することに。

PEST分析のやり方

では、ここからはPEST分析のやり方について解説していきますね。

4ステップ
  1. 目的を明確にする
  2. 情報を集める
  3. チャンスとリスクに分ける
  4. 結論を出す

ステップ1:目的を明確にする

まずは、PEST分析を行う目的を明確にしましょう。

と言うのも、分析とは、何かの目的を達成するための手段に過ぎないからです。

では、どのような目的を持ってPEST分析を行えばいいのでしょうか?

結論、「チャンスを掴む!リスクを回避する!」と言う目的でOKです。

ステップ2:情報を集める

次に、下記の4つの情報を集めましょう。

4つの要素
  • P:Politics(政治的)
  • E:Economy(経済的)
  • S:Society(社会的)
  • T:Technology(技術的)

ポイント1:とにかく書き出す

情報を集める際は、ブレインストーミングのように、制限を設けず多くの情報を書き出すようにしましょう。

なぜなら、制限を設けてしまうと、情報を書き出せなくなってしまうからです。

たとえば、「〇〇、××、△△については書いてはいけません!」と制限がかかると、

調べた情報をいちいち精査しなければならなくなるので、書き出せる情報が減ってしまいます。

なので、とにかく調べた情報は、とことん書き出すようにしましょう。

精査するのはその後で大丈夫です。

ポイント2:Googleで調べる

情報はどうやって調べるの?

GoogleでOKです

基本的には、Googleで調べれば様々な情報が掲載されています。
(各省庁、各団体、民間調査会社などの情報が出て来ます)

もしも、信頼できる調査データが欲しいのであれば、矢野経済研究所などの民間の調査会社から数万円で購入するのもアリですね。

ステップ3:チャンスとリスクを分ける

次に、集めた情報をチャンスとリスクに分けましょう。

たとえば、「増税」という外部環境があった場合、チャンスとリスクは下記のようになります。

  • チャンス:キャンペーンによって売上が上がる
  • リスク:増税以降、売上が下がる可能性が高い

こんな感じで、1つの事実に対してチャンスとリスクを考えましょう。

もちろん、分けることが出来なければ、チャンスとリスクのどちらか一方で問題ありません。

ステップ4:結論を出す

最後に、PEST分析を元に、行動レベルに落とし込みましょう。

たとえば、「増税」で説明すると、下記のような感じになります。

  • チャンス:今のうちから「増税キャンペーン」の企画を考えよう
  • リスク:増税後の売上低下に備えて、別事業を始めよう

このように、行動レベルにまで落とし込むことができて、初めてPEST分析に意味を持たせることが出来ます。

なので、PEST分析をやって満足するのではなく、具体的な行動目標まで決めて分析を終えるようにしましょう。

まとめ:PEST分析とは

では最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ
  • PEST分析とは
  • PEST分析の事例
  • PEST分析のやり方

というテーマでブログを執筆しました。

会社の売上の多くは外部環境に依存しています。

だからこそ、PEST分析によって、外部環境をあらかじめ理解することができれば、対策やプロモーションに繋がります。

それが、売上を守る、上げることになるので、市場に参入する際は、必ずPEST分析を行うようにしましょう。

もしも、「市場を一からしっかりと分析していきたい!」と感じた方は、下記の順番で分析を行うようにしましょう。

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