会話が途中で止まってしまって、気まずい雰囲気になることが多い・・・
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
今ではコミュニケーションの先生をしているオータニですが、昔はあなたと同じように会話が続かず、気まずい雰囲気を味わう毎日を送っていました。
しかし、あるたった1つのことを意識するだけで、それは解消され、誰と話をしても、ほぼ会話が終わらない状態まで持っていくことができるようになったのです。
では、そのあることとは一体なんなのでしょうか?
というわけで本日は、
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
なぜ会話が続かないのか
そもそもなんで、会話が続かないの?
まずは、この疑問に答えていこうと思います
結論:質問をしないから
会話が続かない1番の原因は、質問をしないからです。
もちろん、相手が話し下手で、そもそも会話にならないなんてこともあります。
しかし、それは割とレアケースです。
こちらから、質問をしていけば、基本的に会話は続いていきます。
(もちろん、ただがむしゃらに質問をするだけではダメですが)
例:会話が止まるパターン
普段、休日は何をされているんですか?(質問)
普段は、読書をしています
読書ですか・・・
はい・・・
僕は小説とかを読みますね
小説ですか
はい・・・
どうですか?質問がないだけでコミュニケーションは圧倒的に不健康になって行くのが分かりますよね?
質問力を鍛えたい方はこちら
疑問:コミュ力が高いヒトとは
結論、「質問が出来て、相手の話をしっかり聞くことができるヒト」です。
もしかしたら、この回答を目にして、驚いたのでは?
というのも、コミュ力が高い人って、“聞くヒト”ではなく、“話すヒト”というイメージを持っている人が多いからです。
しかし、断言しますが、これは大きな間違いです。
この後しっかり解説していきますが、本当にコミュ力が高い人は「質問が出来て、話を聴けるヒト」です。
例:会話が続くパターン
趣味はなんですか?
ホラー映画を鑑賞することですね
ホラー映画鑑賞ですか!
ちなみに、ホラー映画だったら、どんなジャンルのホラー映画を鑑賞するんですか?
人形系のホラー映画が好きですね
人形系ですか!
人形系でいうと、有名な映画はなんですか?
チャイルド・プレーとかは人気ですね
「会話を続けるには、質問が命!」ということが分かりますね?
コミュ力の高い人の7つの特徴についてはこちら
実験:質問と好意の関係
ハーバード大学のカレン・ファンの実験を紹介しましょう。
手順1
まず、お互いに面識の無い398名の被験者を199組のペアにします。
手順2
次に、被験者たちに「この目的は、お互いによく知り合うことです」と伝え、15分間コミュニケーションを取ってもらいました。
手順3
さらに、被験者を次の2つのグループに分けます。
- 二人のうち一人に、「最低9つの質問をしてください」と伝えた
- 二人のうち一人に、「質問は最高で4つまでにしてください」と伝えた
その時、何も支持されなかった方の人に、相手の好意を7点満点で評価してもらいました。
実験の結果
好意 | |
質問が多い | 5.79点 |
質問が少ない | 5.31点 |
このように、“質問の回数”と“好意”には正の相関があると言えます。
実験の考察
しかし、これは当然と言えば、当然の結果と言えますよね?
というのも、質問をされることで、話す量が自然と増えるからです。
(人間は、“聞く”よりも“話す”ことに快楽を感じる生き物)
つまり、質問を積極的に行うことで、相手に話をさせることができるようになるので、それが好意につながるということですね。
会話が続くようになる必殺技
でも、具体的に、どうすれば会話を続けることができるの?
これ以降では、この疑問にお答えしていこうと思います
- フォローアップクエスチョン
- 自己開示
方法1:フォローアップクエスチョン
相手の発言をネタにして行う質問
たとえば、相手が「ホラー映画が好きです」と言ってきたら、“ホラー映画”という要素をネタにして、さらに質問を加えていくのです。
ただ、ちょっとまだイメージが湧かないですよね?
というわけで具体例を見ていきましょう。
具体例
趣味はなんですか?
ホラー映画を鑑賞することですね
ホラー映画鑑賞ですか!
ちなみに、ホラー映画だったら、どんなジャンルのホラー映画を鑑賞するんですか?
人形系のホラー映画が好きですね
人形系ですか!
人形系でいうと、有名な映画はなんですか?
チャイルド・プレーとかは人気ですね
方法2:自己開示
先に、自分の情報を開示すること
ただ質問をしたとしても、それに快く答えてくれるとは限りません。
なぜなら、こちらの情報を開示せずに質問を続けると、「何で私だけ情報を開示しなければならないの?・・・」と思われてしまうからです。
なので、互恵性を意識しながら、質問をするようにしましょう。
※互恵性=お互いが恵まれていること
つまり、自分の情報を開示してから、相手に質問をするのです。
具体例
僕は休日に読書するのが趣味なんですが、花子さんの趣味はなんですか?
ホラー映画を鑑賞することですね
ホラー映画鑑賞ですか!
僕はホラー映画をあまり鑑賞しないのですが、ホラー映画だったら、どんなジャンルのホラー映画を鑑賞するんですか?
人形系のホラー映画が好きですね
人形系ですか!
人形系でいうと、有名な映画はなんですか?
チャイルド・プレーとかは人気ですね
もちろん、不自然になると感じるところでは、無理に自己開示をする必要はありません。
たとえば、「人形系です」の後って、自己開示を挿入するのが難しそうですよね?
入れるのであれば、「私は、人形系のホラー映画を鑑賞したことがないのですが」という自己開示が入れられそうですが、するとその前の「僕はホラー映画をあまり鑑賞しないのですが」と被ってしまいますからね。
会話が続かない時の注意点
ということは、とりあえず質問をしていればいいという感じ??
極端に言えばそういうことになりますね!
ただもちろん、質問をする上でも注意点がありますので、これ以降では質問をする上で気をつけるべきポイントついて解説していこうと思います。
注意点:質問は横に広げるな
質問は、横に広げるのではなく、縦に掘るようにしましょう。
なぜなら、質問を横に広げると、尋問のようになってしまうからです。
たとえば、下記のように質問をされたら、どう感じるでしょうか?
出身はどちらですか?
お仕事は何をされているんですか?
趣味はなんですか?
めっちゃ詰められてる感じ・・・
このように、質問は横に広げないようにしましょう。
質問を縦に掘ってみる
では、具体的に質問を縦に掘るとは、どういうことなのでしょうか?
結論、前述したフォローアップクエスチョンです。
つまり、相手のレスポンスをヒントにして質問をしていくのです。
すると、尋問のようなコミュニケーションにならなくなります。
なので、相手のレスポンスをしっかり聞いて、質問をするようにしましょう。
まとめ:会話が続かないたった1つの原因
本日は、
会話が続くようになるコツ
というテーマでブログを執筆しました。
会話が続かないということは、相手に嫌悪感を抱かせてしまうことに繋がります。
なので、コミュニケーションの基礎として、本日お伝えしたことは、必ずマスターしておくようにしましょう。
会話が続くようになるコツ