「空・雨・傘」|論理力・問題解決力を鍛えるフレームワーク

論理力を鍛えたい…
問題解決力を鍛えたい…

こんな悩みを持っていないでしょうか?

実際、「論理力に自信はありますか?」と尋ねられて、自信満々に「はい!」と応えることができる人はそう多くないでしょう。

というのも、日本では、論理力を鍛えるトレーニングを受けた経験がある人はかなり少ないからです。

なので、論理力がないのも当然ですよね。

しかし、社会人になれば、論理力は必要不可欠な力となります。なぜなら、論理力は、会話力や問題解決力の土台となる力だからです。

なので、必ず論理力は身に付けるようにしましょう。

というわけで本日は、

本日のテーマ
  1. 空雨傘とは
  2. 空雨傘の具体例
  3. 空雨傘を使ってロジカルにトークする方法
  4. 空雨傘を使って問題解決をする方法

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

空雨傘とは

空雨傘のフレームワーク
空雨傘

論理力を高めるフレームワーク(雛形)

空雨傘は、マッキンゼーなどのコンサルティングファームなどで使われる代表的なフレームワークになります。

まとめると、こんな感じです。

空雨傘
  1. =事実(雲が出てるなぁ〜)
  2. =解釈(雨が降りそうだなぁ〜)
  3. =判断(傘を持って行こう!)

「空」について

空の画像

事実(事実・データ)のこと

空に出現している雲を見て、誰しもが「雲が出ている!」と認識することができますよね?

このように、客観的なものを「空」と表現します。

「雨」について

雨の画像

解釈のこと

空に出現している雲を見て、「雨が降りそうだなぁ〜」と考える人もいれば、「これくらいだったら大丈夫だろう!」と考える人もいますよね?

このように、主観的なものを「雨」と表現します。

「傘」について

傘の画像

判断のこと

「傘」は「雨」支配されています。

なぜなら、「雨が降りそうだなぁ〜」と解釈したら傘を持って行きますが、「まぁ大丈夫だろ!」と解釈したら傘を持っては行かないからです。

このように、解釈によって判断は変化するということを覚えておきましょう。

空雨傘とロジカルトーク

結論、空雨傘を使うことで、ロジカルで説得力のある話を展開することができるようになります。

具体例:YouTubeをやるべきです

では、これを下記の2つの提案で伝えます。

2つの提案
  1. ナイスな提案
  2. バットな提案

どちらの提案の方が説得力があるか? を考えながらチェックしてね

提案1.ナイスな提案

ナイスな提案

YouTubeマーケティングをスタートした方がいいと思います。(解釈)

というのも、ここ10年間でYouTubeユーザー数は、5倍にも跳ね上がっているからです。(事実)

ものすごくロジカルで説得力のある提案ですよね?

提案2.バットな提案

バットな提案

YouTubeマーケティングをスタートした方がいいと思います。(解釈)

というのも、YouTubeって今かなり来ていると思うからです。(解釈)

これは、ロジカルに見せかけた、ただの感想です。

というのも、事実が1つも入っていないからです。

このように、事実と解釈をしっかり区別して会話をしないと、ロジカルで説得力のある提案をすることはできません。

もしも、ロジカルに物事を考えられるようになりたい方は、ロジカルシンキングで使える3つのフレームワークと4つの思考法を参考にしてください。

PREP(プレップ)法を意識する

空雨傘は、PREP(プレップ)法と一緒に使いましょう。

PREP(プレップ)法
  • 主張(〜だと思う)
  • 理由(なぜなら〜)
  • 具体例(たとえば、〜)
  • 主張(〜だと思う)

具体例:無料のプレゼントを実施しましょう

主張

無料のプレゼントを実施しましょう

理由

なぜなら、お返しの法則が働くからです

具体例

たとえば、試食コーナーで食べ物をもらったら、「じゃあ購入しようかしら〜」ってなりますよね?

主張

なので、無料プレゼントは実施するべきだと思います

この場合、主張が解釈で、理由と具体例が事実となります。

なので、まずは空雨傘によって事実と解釈を切り分けて、それをPREP(プレップ)法に従って構築していきましょう。

要チェック:DESC(デスク)法

他にも、空雨傘は、DESC(デスク)法というフレームワークとも一緒に使うことができます。

DESC(デスク)法とは、承諾率を高めるフレームワークになります。

PREP(プレップ)法とDESC(デスク)法を使いこなせるようになると、トークで困ることはなくなるでしょう。

もしも、興味がある方は、『DESC(デスク)法とは|承諾率を高めるフレームワーク』を参考にしてください。

空雨傘と問題解決力

空雨傘を知らないと、事実と解釈を一緒にしてしまうことがあります。

これらを一緒にしてしまうと、適切な問題解決することができません。

なので、これらは必ず切り分けて考えるようにしましょう。

結論:解釈で問題を解決するな!

なぜなら、解釈による改善は間違っている可能性が高いからです。

例:YouTubeの視聴回数

YouTubeの視聴回数

コンテンツ力が弱いから(解釈)、視聴回数が伸びない(事実)

YouTubeの再生回数が増えない理由を、“コンテンツ力が悪いから”だと解釈していたとする。

しかし、この解釈は間違っているのが分かりますか?

なぜなら、正解はこちらだからです。

▼▼▼▼▼▼

正解

サムネイルが悪いから(事実)、視聴回数が伸びない(事実)

“視聴回数を増やすこと”と相関関係があるのは、あくまでも“サムネイルのクオリティ”ですよね?

(視聴したくなるサムネイルかどうかがポイント)

このように、解釈で何かの問題を解決しようとすると、無駄なコストを投下してしまうことに繋がります。

この場合で説明すると、いかにコンテンツの質を磨き上げたとしても、視聴回数は増えません

しかし、空雨傘を切り分けることができれば、“サムネイルのクオリティを上げる”という本質的な解決策が取れるようになるのです。

まとめ:空雨傘

では、最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ
  1. 空雨傘とは
  2. 空雨傘の具体例
  3. 空雨傘を使ってロジカルにトークする方法
  4. 空雨傘を使って問題解決をする方法

というテーマでブログを執筆しました。

空雨傘というフレームワークを使うことで、論理力、問題解決力を同時に手に入れることができます。

なので、最初は使いにくいかもしれませんが、何度も繰り返し使って慣れるようにしましょう。

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