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「空・雨・傘」|論理力・問題解決力を鍛えるフレームワーク

ハテナくん

空雨傘理論ってなに??

オータニ

こんな疑問を持っていないでしょうか?

空雨傘理論は、論理力を高める上で非常に大切なフレームワークになります。

しかし、それだけではなく、同フレームワークには、あなたの人生を好転させてくれる様々なメリットがあります。

たとえば、判断をより冷静かつ客観的に行える、問題解決力を高めることが出来る、コミュニケーションを円滑に出来るなどですね。

上記のメリットを見ていただいても分かる通り、空雨傘理論は、あなたの人生を大きく変えてくれることになるでしょう。

ぜひ、この記事を最後まで読んで、空雨傘理論をマスターしていきましょう。

というわけで本日は、

本日のテーマ

「空・雨・傘」|論理力・問題解決力を鍛えるフレームワーク

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

空雨傘とは

空雨傘のフレームワーク
空雨傘

論理力を高めるフレームワーク(雛形)

STEP

=事実(雲が出てるなぁ〜)

STEP

=解釈(雨が降りそうだなぁ〜)

STEP

=判断(傘を持って行こう!)

「空雨傘理論」という言葉は、日本の作家である村上春樹氏が小説『ノルウェイの森』の中で使用した造語です。しかし、この理論自体は架空のものではなく、実際に存在する心理学的な現象に基づいています。

具体的には、空雨傘理論はアメリカの心理学者マイケル・ストーレンワークによって提唱されました。彼は、「空雨傘現象」という言葉を使い、人々が自分自身や他人を守るために想像上の「傘」を使うことがあるということを指摘しました。

ストーレンワークは、傘が本当に必要であるかどうかにかかわらず、人々が傘を持っていると、自分自身や他人を守るための安心感が得られるという現象を「空雨傘現象」と呼びました。この現象が「空雨傘理論」と呼ばれるようになりました。

空雨傘理論を理解する

では以降では、空・雨・傘、それぞれの定義をしていこうと思います。

「空」について

事実(事実・データ)のこと

空に出現している雲を見て、誰しもが「雲が出ている!」と認識することができますよね?このような”客観的な事実”のことを「空」と表現します。

「雨」について

解釈のこと

空に出現している雲を見て、「雨が降りそうだなぁ〜」と考える人もいれば、「これくらいだったら大丈夫だろう!」と考える人もいますよね?このような”主観的な解釈”のことを「雨」と表現します。

「傘」について

判断のこと

「傘」は「雨」支配されています。たとえば、「雨が降りそうだなぁ〜」と解釈したら傘を持って行きますが、「まぁ大丈夫だろ!」と解釈したら傘を持っては行かないですよね。このように、解釈によって判断は変化するということを覚えておきましょう。

空雨傘理論のメリットと事例

空雨傘理論を活用することには、下記の3つのメリットがあります。

3つのメリット
  1. 判断をより冷静かつ客観的に行える
  2. 問題解決力を高めることが出来る
  3. コミュニケーションを円滑に出来る

メリット1:判断をより冷静かつ客観的に行なえる

空雨傘理論では、判断をより冷静かつ客観的に行うことができます。つまり、感情や主観的な解釈にとらわれずに、客観的な事実に基づいて判断することができます。このため、判断ミスを減らすことができます。

事例

例えば、自分が怒りっぽく、感情的になりやすい性格で、仕事中にも度々感情的になってしまうとしましょう。そんなときに、空雨傘理論を使うことで、感情や主観的な解釈にとらわれず、客観的な事実に基づいて判断することができます。例えば、上司から注意されたときに、自分が怒りを感じるのではなく、上司からの指摘の事実に目を向け、冷静に判断することができるようになります。

メリット2:問題解決力を高めることができる

空雨傘理論を利用することで、問題解決力を高めることができます。具体的には、事実と解釈を明確に分け、客観的な判断を行うことで、問題解決の方向性を見つけることができます。このため、より効果的に問題を解決することができます。

事例

例えば、自分がプロジェクトの進行で問題に直面したとしましょう。そんなときに、空雨傘理論を使うことで、事実と解釈を明確に分け、客観的な判断を行うことで、問題解決の方向性を見つけることができます。例えば、どのような問題が起きているのかを客観的に捉え、解決策を考えることで、より効果的に問題を解決することができます。

メリット3:コミュニケーションを円滑に出来る

空雨傘理論を共有することで、相手とのコミュニケーションを円滑にすることができます。具体的には、事実と解釈、そして判断について共有することで、相手との認識のズレを回避することができます。このため、よりスムーズなコミュニケーションを実現することができます。

事例

例えば、自分がチームリーダーとして、チームメンバーとコミュニケーションを取るとしましょう。そんなときに、空雨傘理論を共有することで、相手との認識のズレを回避し、よりスムーズなコミュニケーションを実現することができます。例えば、プロジェクトの進行状況を共有するときに、事実と解釈、そして判断について共有することで、チームメンバーが理解しやすく、ミスコミュニケーションを回避することができます。

空雨傘理論を営業に活用する方法

空雨傘理論は、営業にも活用することが可能です。その事例を3つほど紹介していきますね。

3つの事例
  1. 顧客ニーズの把握
  2. アプローチ方法の決定
  3. 提案内容の変更

例1:顧客ニーズの把握

ある営業マンが新規顧客を訪問する前に、その顧客の業界動向や社内の問題点などを調査しました。これが「空」にあたります。その情報をもとに、その顧客にどのような製品・サービスが必要かを考えました。これが「雨」にあたります。最後に、その製品・サービスが本当に必要かどうかを判断し、営業活動を行いました。これが「傘」にあたります。

例2:アプローチ方法の決定

ある営業マンが、ある大手企業に対して提案を行おうとしています。その企業には、複数の部署が存在しています。これが「空」にあたります。この時、どの部署にアプローチするのが最も効果的かを考え、次にその部署にアプローチするために、どのような情報やアプローチ方法が有効かを考えました。これが「雨」にあたります。最後に、実際にアプローチを行い、提案を行いました。これが「傘」にあたります。

例3:提案内容の変更

ある営業マンが、ある顧客に対して提案を行ったところ、顧客から反応が得られませんでした。これが「空」にあたります。この時、提案内容が顧客にとって適切でない可能性があると判断しました。これが「雨」にあたります。そこで、提案内容を変更し、再度提案を行いました。これが「傘」にあたります。

まとめ

本日のテーマ

「空・雨・傘」|論理力・問題解決力を鍛えるフレームワーク

空雨傘というフレームワークを使うことで、論理力、問題解決力を同時に手に入れることができます。

なので、最初は使いにくいかもしれませんが、何度も繰り返し使って慣れるようにしましょう。

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