【ダニング・クルーガー効果】能力の低い人が能力を高く見積もる理由

ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人は、自分の能力を高く見積もるという心理現象のことです。

 

たとえば、学力の無い人に、自分の点数を予想させると、高めに見積もる傾向があり、予想とかけ離れた点数になっていることがあります。

他にも、スポーツなどで、全く練習をしていないのに選抜されると思い込んだりする人もいます。

さらに、あるアメリカの調査では、83%の人たちが「車の運転に自信がある」と回答しているようです。

 

このように、能力の低い人たちは、自分の能力を高く見積もる傾向があるようです。

しかし、なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか?

 

というわけで本日は、

本日のテーマ

  1. ダニング・クルーガー効果とは
  2. ダニング・クルーガー効果のデメリット
  3. ダニング・クルーガー効果から脱する方法

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

 

ダニング・クルーガー効果とは

ダニング・クルーガー効果

能力の低い人は、自分の能力を高く見積もるという心理現象

 

ダニング・クルーガー効果の由来

ダニング・クルーガー効果は、

アメリカ・コーネル大学のデビット・ダニング教授とジャスティン・クルーガー教授により発見され、彼らの名前をそれぞれ取って「ダニング・クルーガー効果」と名付けられました。

 

ダニング・クルーガー効果の実験

ダニング教授は、被験者の学生に45点満点の大学試験で、どれくらいの点数が取れると思うかを見積もらせました。

その後、実際に大学試験を受けてもらい、彼らを上位25%と下位25%に分けました。

すると、下記のような結果になりました。

  • 上位25%
    →ほぼ正確に自分の点数を予測できていた
  • 下位25%
    →予想:33点
    →結果:25点(8点の差があった)

 

能力がある人は、自分の能力をほぼ正確に見積もることができていたのですが、一方で、能力が無い人は、自分の能力を過大評価し、正確に見積もることができていなかったのです。

つまり、能力の無い人たちは、自分の能力が無いことにも気づけていないということですね。

 

ダニング・クルーガー効果はなぜ発動するのか

理由は大きく分けて2つです。

  1. 無知だから
  2. 自分を保護したいから

 

①無知だから

能力の無い人が自分の能力を過大評価してしまうのは、自分の能力をはかるための知的材料がないからです。

そのため、自分に能力があると勘違いしてしまうのです。

つまり、自分の能力をはかることができないので、希望的観測で自分の能力を評価してしまうということです。

 

ソクラテスの名言

無知の知を知るなり

これは、「自分はまだ何も知らないということを自覚しましょう」という意味でソクラテスが放った名言になります。

これにより、「真の知」を追求できるとしています。

たとえば、「私は営業についてなんでも知っている!」と考えてしまうと、それ以上学ぼうとしなくなるため、レベルが上がっていかないわけです。

「いや、私はまだまだだ!」と自覚することで、営業についてさらに理解を深めることができるようになるのです。

 

②自分を保護したいから

能力の無い人が自分の能力を過大評価してしまうのは、自分には能力が無いと思いたくないからです。

もしも、そのような感じてしまうと、自尊心が低下してしまい、精神的に辛くなってしまいます。

だから、無意識の中で「自分には能力がある!」と思い込むことで、その自尊感情を高めているわけです。

 

動画にしました

 

ダニング・クルーガー効果の2つのデメリット

ではここからは、ダニング・クルーガー効果によるデメリットを2つ解説していきます。

  1. 成長できない
  2. 周りからの評価が下がる

 

①成長できない

ダニング・クルーガー効果に陥っている人は、自分の能力を高く見積もっているため、それいじょう成長するためのアクションを取ろうとしません。

なので、ずっと無能のまま。

 

だから、どこかのタイミングで自分の「無能さ」に気づかなければならないですよね。

たとえば、いつも遅刻ばかりで、周りと比べると全く練習をしていないにも関わらず、

「絶対に選抜に選ばれるに違いない!」と勘違いし続けていたら、ダニング・クルーガー効果の影響を受けていない周りの人たちとドンドン差が開いてしまいます。

 

このように、「自分に能力が無い」と思うことは決して悪いことではなく、むしろあなたを成長させてくれる素晴らしい感覚なのです。

 

②周りからの評価が下がる

ダニング・クルーガー効果に陥っている人は、自分の能力を過大評価しているため、周りからのアドバイスを過小評価する傾向があります。

たとえば、同じチームメートのA君が、あなたにアドバイスをくれたとする。

しかし、あなたは自分の能力を過大評価しているため、それに一切耳をかしません。

その結果、A君からの評価だけではなく、彼の周りからの評価も落とすことにつながります。

(まだ、自分に能力があればいいのですが…)

 

ダニング・クルーガー効果から脱する方法

ではここからは、ダニング・クルーガー効果から脱するための方法について解説します。

  1. ダニング・クルーガー効果を理解する
  2. 自己分析をする
  3. フィードバックがもらえる環境を作る
  4. 学び続ける

 

①ダニング・クルーガー効果を理解する

まずは、今回の記事をしっかり読んで、ダニング・クルーガー効果についての理解を深めましょう。

なぜなら、ダニング・クルーガー効果を理解することで、無意識の思考を見つめることができるようになるからです。

 

たとえば、サッカーで監督から「もっとパスを回すことを意識しろ!」と注意されたとする。

そこで、「うるせーな!俺は最強なんだ!」と思ってしまったら、何も成長はありませんよね?

しかし、ダニング・クルーガー効果についてしっかり理解していれば、「あれ?もしかしてダニング・クルーガー効果が発動してる?」と軌道修正することができるようになります。

その結果、サッカーのレベルを高める可能性を広げることができるようになるのです。

 

②自己分析をする

自己分析をすることで、自分の能力を評価するようにしましょう。

自己分析で大切なことは、「数字」を意識することです。

なぜなら、数字は嘘をつかないからです。

 

たとえば、ブログの月間アクセス数の目標が5万だとする。

しかし、現在の月間アクセス数は1万。

その場合、まだ4万アクセス必要になるので、簡単に「能力が無い」と判断することができます。

このように、自分のレベルを客観的な基準で判断することができれば、あとはそのギャップを埋めるための戦略を積極的に取るだけ。

 

③フィードバックがもらえる環境を作る

ダニング・クルーガー効果は、無意識のうちに発動してしまうため、周りからフィードバックが非常に大切です。

なので、「自分の能力」を客観的に見つめることができる環境に身を投じましょう。

すると、周りからのアドバイスがもらえたり、意外な答えをもらうことができたりします。

自分自身で自分のことを見つめるのは割と難しかったりするので、それを外部から評価してもらう環境を作ることは非常に大切なことと言えるでしょう。

 

④学び続ける

仮にダニング・クルーガー効果の影響を受けていたとしても、「学び続ける」というアクションさえしていれば、全く問題はありません。

 

オータニの例

オータニは、心理学や営業に関する情報をブログやYouTubeで配信しているのですが、たまに「オレの心理学・営業の知識は最強だ!」と勘違いしてしまうことがあります。

しかし、そんな時に読書をしていたりすると、「新しい用語」や「新しい考え方」に出会い、「危ない!勘違いしていた!」と自分の無能さに気づかされることがあります。

このように、学び続けていると、それと同時に自分の無能さに気づけるようになるので、ぜひ学び続けるという姿勢を忘れないで下しさい。

 

おすすめ図書:バイアス・ヒューリスティック

 

まとめ:ダニング・クルーガー効果

では最後にまとめましょう。

本日は、

本日のテーマ

  1. ダニング・クルーガー効果とは
  2. ダニング・クルーガー効果のデメリット
  3. ダニング・クルーガー効果から脱する方法

というテーマでブログを執筆しました。

 

ダニング・クルーガー効果は、無意識のうちに発動する思考の罠です。なので、自分を客観視する力が大切になります。

本日お伝えした方法を使うことで、ぜひ思考の罠から脱却し、あなたの望む未来を手にしてもらえればと思います。

 

もしも、その他のバイアスについて知りたいという方は、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。

関連記事

【バイアス 】あなたの邪魔をする13のバイアス 【←人生をイージーにする】

シェア嬉しい!

オンラインサロン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。