セブンヒッツ理論とは、CMに7回触れると、店頭での購入率が高くなるという理論のことです。
たとえば、「RIZAP」のCMを想像してもらいたいのですが、1~2回見ただけではRIZAPにお金を出そうとは思わないですよね。もちろん、一概に7回とは言えませんが、繰り返しの接触によって、やっとRIZAPを信用し、お金を出した人の方が大多数でしょう。
このように、我々は、ある商品への接触回数が増えるほど、それを購入する確率が高まるのです。しかし、なぜこのような現象が起こるのでしょうか。本記事では、セブンヒッツ理論が成り立つ脳科学的理由、またそれをマーケティングに活用する方法などを紹介していこうと思います。
というわけで本日は、
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
セブンヒッツ理論とは
CMに7回触れると、店頭での購入率が高くなるという理論
セブンヒッツ理論は、広告やマーケティングの分野で言及されることがある概念で、消費者が商品やサービスを購入する際に、広告やプロモーションによるインパクトが重要であるとする理論です。この理論では、消費者が広告に7回触れることで、その商品やサービスに対する認知度が向上し、購入率が高くなるとされています。
セブンヒッツ理論は、消費者の購買意欲を喚起するために、繰り返しの広告やプロモーション活動が効果的であることを示唆しています。これは、消費者が継続的に商品やサービスに触れることで、その価値や魅力に気づき、最終的に購入に至るという考え方に基づいています。
ただし、現代のマーケティング環境では、消費者が多様な情報源やメディアに触れるため、単純な繰り返しの広告だけでは効果が薄れることがあるとも指摘されています。そのため、セブンヒッツ理論を応用する場合でも、ターゲット層に合った戦略やメッセージを慎重に検討することが重要です。
セブンヒッツ理論の具体例
では、ここからは、セブンヒッツ理論の日常的な事例をいくつか紹介します。
- RIZAPのCM
- マクドナルドの広告戦略
- Appleの製品発表イベント
事例1:RIZAPのCM
RIZAPは、日本のパーソナルトレーニングジムで、非常に効果的な広告戦略を展開しています。テレビCMやインターネット広告、駅構内の広告など、さまざまな媒体で繰り返し露出されることで、消費者はRIZAPのブランドやサービスに対して認知度が高まります。また、ダイエットや筋トレに成功した著名人が登場することで、RIZAPの効果をアピールし、消費者の関心を引き付けます。これらの戦略により、セブンヒッツ理論が発動し、消費者がRIZAPを選ぶ確率が高まります。
事例2:マクドナルドの広告戦略
マクドナルドは、世界中で展開されているファストフードチェーンで、独自の広告戦略を持っています。テレビCM、看板、インターネット広告、店舗内のポスターなど、多くの媒体で繰り返し露出されることで、消費者はマクドナルドの商品やサービスに対して高い認知度を持ちます。また、期間限定の商品やキャンペーンを展開することで、消費者の関心を維持し、セブンヒッツ理論を活用しています。
事例3:Appleの製品発表イベント
Appleは、定期的に開催される製品発表イベントで、新製品やアップデート情報を発表します。これにより、消費者はApple製品に対して継続的な関心を持ち続けます。また、イベントの前後には、報道やSNSで多くの情報が拡散され、消費者がApple製品に対して繰り返し触れることになります。これも、セブンヒッツ理論に基づいたマーケティング戦略の一例と言えます。
セブンヒッツ理論が発動する理由
では、ここからは、セブンヒッツ理論が発動する理由を紹介していきます。
- 単純接触効果
- 認知の定着
- 情報の整理
理由1:単純接触効果
これは、消費者がある刺激(この場合は広告や商品)に繰り返し触れることで、その刺激に対して肯定的な評価や好意を持ち始めるという心理学的現象です。繰り返し広告や商品に触れることで、消費者は徐々にその商品に対して肯定的な感情や好意を持ち始め、購入につながります。
理由2:認知の定着
広告やプロモーションによって、消費者が商品やサービスに繰り返し触れることで、その商品やサービスに関する情報が消費者の記憶に定着しやすくなります。これにより、消費者が商品やサービスを必要とする状況が生じた際に、その商品やサービスが消費者の選択肢の中で優先されることがあります。
理由3:情報の整理
広告やプロモーションが繰り返されることで、消費者は商品やサービスに関する情報を整理し、理解しやすくなります。これにより、消費者が商品やサービスの価値や魅力に気づき、購入を検討するきっかけが生まれます。
セブンヒッツ理論をマーケティングに活用する方法
では、ここからは、セブンヒッツ理論をマーケティングに活用する方法を紹介します。
- SNSを使う
- メルマガ ・公式LINEを使う
- 広告をかける
方法1:SNSを使う
SNS(ソーシャルメディア)は、消費者が日常的に利用するプラットフォームであるため、セブンヒッツ理論を活用するのに適した手段です。TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを使って、商品やサービスに関する情報を定期的に発信しましょう。さらに、フォロワーとのコミュニケーションを通じて、関心を維持し、口コミ効果を生み出すことができます。SNSにおいては、視覚的な要素が重要であるため、魅力的な画像や動画を活用して、商品やサービスの魅力を伝えることが効果的です。
ちなみに、私は、主にYouTubeを活用してユーザーとの接触を図っています。
方法2:リストへ発信する
メーリングリスト、公式LINEやニュースレターを活用して、顧客や見込み客に定期的に情報を発信することで、セブンヒッツ理論をマーケティングに活用できます。リストへの発信では、限定的なプロモーションやクーポン、新製品の情報など、顧客にとって有益なコンテンツを提供しましょう。これにより、顧客が継続的にあなたのブランドや商品に触れる機会を増やし、購入意欲を喚起できます。
ちなみに、私は、主にオープンチャットを活用してユーザーとの接触を図っています。
方法3:広告を活用する
オンライン広告を活用して、商品やサービスを繰り返し露出させることで、セブンヒッツ理論をマーケティングに取り入れることができます。Googleリスティング広告やFacebook広告などのオンライン広告は、ターゲットした消費者に繰り返し商品やサービスを提示できるため、効果的です。広告においては、ターゲット層に合わせた戦略やメッセージを慎重に検討することが重要です。
まとめ
セブンヒッツ理論とは|7回の接触で購入率を高める心理学
接触を重ねることで、消費者から認知され、好意が生まれます。ただ、情報過多の現代において、自社製品を露出させることは非常に難しいと言えます。
なので、ただ単純に情報を発信していくのではなく、戦略的に消費者と接触を図っていくようにしましょう。
セブンヒッツ理論とは|7回の接触で購入率を高める心理学