もっと上手く話せるようになりたい…
もっと面白く話せるようになりたい…
起承転結ってなに?…
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
お笑い芸人さんなどのエピソードトークを聞いていると、本当に上手に!面白く! 話ができていますよね?
それを見ていると、「自分ってなんて話が下手なんだ…」とショックを受けてしまいます。
しかし、「起承転結」を理解することで、あなたもお笑い芸人さんのような、上手に!面白く! 話ができるようになるのです。
というわけで本日は、
- 起承転結とは
- 起承転結の具体例
- 起承転結の作り方
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
起承転結とは
上手に!面白く!話をするためのフレームワーク(型)
※起承転結は、映画、小説、アニメ、漫画、エピソードトーク など様々なところで活用されています
- 起=きっかけ
↓ - 承=続き
↓ - 転=変化
↓ - 結=結末
結論、上記の順番で話をすることができれば、上手く!面白い! 話ができるようになります。
では、それぞれで意識した方がいいポイントを見ていきましょう。
起=きっかけ
「起」では、物語の「きっかけ」を意識してスタートさせましょう。
たとえば、下記のような感じです。
昔、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました〜
ポイント
「起」では、「5W1H」を意識するようにしましょう。
- Who(誰が?)
- What(何を?)
- When(いつ?)
- Where(どこで?)
- Why(なぜ?)
- How(どのように?)
「昔々あるところに、おじいさんと、おばあさんが住んでおりました
おじいさんは、山へ芝刈りへ、おばあさんは、川へ洗濯へいきました」
なぜなら、状況が詳細に説明されていないと、イメージがわかないからです。
なので、聞き手が理解できるレベルで、具体的に説明するようにしましょう。
承=続き
「承」では、「起」の続きを説明していきます。
たとえば、下記のような感じです。
桃太郎は、鬼退治へいくことを決意
鬼ヶ島へいく途中、イヌ、サル、キジをお供につける
ポイント
「承」では、何かしらの事件を伝えるようにしましょう。
(もちろん、特にない場合は無理に添える必要なし)
たとえば、『桃太郎』でいうのであれば、「鬼たちが悪さをしている」というものですね。
それを聞いた桃太郎が最終的に鬼退治へと向かいます。
転=変化
「転」では、物語の流れが大きく変わることを意識しましょう。
たとえば、下記のような感じです。
桃太郎たちは、鬼ヶ島に乗り込み、鬼を退治することに成功しました
※ポイントは特にありません
結=結末
「結」では、物語の結末を伝えましょう。
たとえば、下記のような感じです。
桃太郎たちは、金銀財宝を持って、村へ帰還しました
ポイント
結末は、そもまで長くならないようにしましょう。
なぜなら、結末を長く語っても、そこからの展開はほとんどないので、聞き手が飽きてしまうからです。
なので、結末はなるべくコンパクトにまとめるようにしましょう。
起承転結の例:アニメ・ドラマ
では、ここからはアニメ・ドラマを使って、起承転結の例をいくつか紹介していこうと思います。
例1:ドラえもん
- 起=のび太がジャイアンにいじめられ、ドラえもんが秘密道具(きっかけ)を出してくれる ↓
- 承=秘密道具でジャイアンを倒す
↓ - 転=のび太が私利私欲のために道具を使う
↓ - 結=自業自得な結果となる
勘違いされやすいのですが、『ドラえもん』の場合は、「ジャイアンを倒す」ところがピークではなく、「のび太が自業自得な結果となる」ところがメインになります。
例2:アンパンマン
- 起=バイキンマンが悪さ(きっかけ)をする
↓ - 承=アンパンマンがバイキンマンを倒そうとする
↓ - 転=顔を濡らされてピンチとなる
↓ - 結=元気100倍になり、バイキンマンを倒す
例3:恋愛ドラマ
- 起=男女が最悪な形で出会う(きっかけ)
↓ - 承=徐々にお互いが惹かれあっていく
↓ - 転=二人を引き裂く事件が発生
↓ - 結=困難を乗り越え、二人が結ばれる
これは、恋愛ドラマの常套手段ですね。
例4:学園ドラマ(魔法少女サイト)
- 起=ある女子高生がクラスメイトから酷いイジメを受けている中、魔法のステッキ(きっかけ)を手にする
↓ - 承=魔法のステッキを使って、イジメを解決
↓ - 転=魔法のステッキには様々な秘密があることを知る
↓ - 結=それが地獄の始まりだった…
これは、『魔法少女サイト』というアニメの例です。
アニメでは、微妙な形で終わるので、「結」の部分が抽象的になっています。
例5:ミステリー(僕だけがいない街)
- 起=主人公のお母さんが殺される(きっかけ)
↓ - 承=小学生の時までリバイバル(過去にタイムスリップすること)してしまう
↓ - 転=犯人がまさかの人物だと知ったが、犯人により昏睡状態となってしまう
↓ - 結=15年の時を経て目を覚まし、犯人を捕まえる
これは、『僕だけがいない街』というアニメの例です。
起承転結の例:お笑い芸人
では、ここからはお笑い芸人さんのエピソードトークを使って、起承転結の例をいくつか紹介していこうと思います。
エピソードトークの場合、「結」の部分がオチに当たります。
例1:バカリズムさん
- 起:ソファーでくつろぎながらテレビを観ていたら、尿意を催したのでそのまま放尿した(きっかけ)
↓ - 承:それを何度か繰り返した
↓ - 転:ある日、起床すると、お漏らしをしていた
↓ - 結:オムツ生活を強いられてしまった
これは、『松本人志のすべらない話』でのエピソードトークです。
例2:宮川大輔さん
- 起:学生の時、憧れの女の子とデートすることになった
↓ - 承:パスタを食べたり、映画を観終わった
↓ - 転:「どんなパンツ履いてるの?」と聞いたら、「キティーちゃんのパンツを履いている」と言ってきた
↓ - 結:パンツを見せてもらったら、キティーちゃんの繊維から毛がカーっと出ていた
例3:兵動大樹さん
- 起:マクドナルドで「滑舌の悪い男性」と「女性」のカップルの会話を聞く
↓ - 承:女性が男性にプレゼントに「阪神の帽子」をあげる
↓ - 転:男性の顔が曇る
↓ - 結:男性は女性に「ハンチングの帽子は欲しいと言ったけど、普通間違える?」と言った
例4:角田 晃広さん
- 起:小学校3年生の時、実家に風呂がなかったので、銭湯で母親と一緒にお風呂に入っていた
↓ - 承:しかし、角田も「もう小学校3年生だし、男ぶろに入る」と母親を説得
↓ - 転:ある日、母親が、背中とかもしっかり洗えてないだろうから、今日は一緒に入ろうと角田に言うも、番台のおばちゃんと問答になることに
↓ - 結:番台のおばちゃんをなんとか説得し、脱衣所で服を脱ぐも、勃起しており、おばちゃんに急いで男ぶろの方へ返された
これは、『松本人志のすべらない話』でのエピソードトークです。
例5:有田哲平さん
- 起:友達の武田という妻帯者が個室ビデオ(エッチなところ)に通っていた。
↓ - 承:ある日、レシートが見つかってしまい、奥さんに怒られたので、もう行かないと約束するも、ひょんなことから個室ビデオへと足を運んでしまう。そして、今回はレシートも破り捨てて証拠を隠滅する。
↓ - 転:その日、家に帰ると、奥さんが怒った様子で「どこに行ってたの?」と問いただす。しかし、証拠も隠滅したハズなので、自信満々に「人が仕事から帰ってきて、そんな言い方ないだろ!!!」とブチギレる。
↓ - 結:すると、「じゃあそれは何よ!!!」と奥さんが指を差した方を見ると、なんと個室ビデオのヘッドホンを付けたまま帰宅していた。
これは、『松本人志のすべらない話』でのエピソードトークです。
例6:ほっしゃん
- 起:自分の誕生日に、先輩からヘラクレスオオカブトの幼虫をもらう
↓ - 承:先輩からもらった大切なものだから、時間をかけて丁寧に飼育することに
↓ - 転:ある日、土からモコモコと土から這い出てくる現場を目撃する
↓ - 結:出てきたのは、ツルツルのメスだった
これは、『松本人志のすべらない話』でのエピソードトークです。
例7:千鳥 大悟
- 起:新宿2丁目で、とろサーモンの久保田と飲んでいた
↓ - 承:朝方になって、タクシーに乗って帰ろうとしていたところ、とろサーモンの久保田がレズビアンのカップルに対してタクシーの窓から「付き合ってんの?」と聞いた。すると、女性たちは「付き合ってるよ!」と答えた。大吾は、周りにバレて騒ぎが大きくなると面倒だと思い、人差し指を立てて「し〜」という合図をカップルに出した
↓ - 転:そのタイミングで、女性たちからも「付き合ってんの?」と質問をされたので、その質問に対して人差し指を立てたと勘違いされてしまった
↓ - 結:タクシーは動き出し、結果、二人がゲイだと勘違いされてしまった
起承転結の作り方
ではここからは、エピソードトークの作り方について解説していきます。
- 結
↓ - 転
↓ - 起・承
宮川大輔さんのエピソードを参考にします
手順1:結
まずは、結末(オチ)を明確にしましょう。
なぜなら、オチを伝えるために、それまでのプロセスが存在するからです。
話が下手な人は、オチが明確にせず、見切り発車していることがほとんど。
なのでまずは、オチをどのように伝えるのか?を明確にしておきましょう。
<結>
キティーちゃんの繊維から、毛がガッサーって出てたんですよ!!!
手順2:転
次は、オチに持っていくための変化を考えましょう。
なぜなら、「転」はオチに入るための助走となるところだからです。
なので、「転」がしっかりしているかしていないかで、オチのインパクトは大きく変わるでしょう。
<転>
ところで、どんなパンツ履いてんのぉ〜?って話になったんですよ〜
手順3:起→承
「結」と「転」が完成したら、あとは「起」と「承」を順番に設計するだけです。
「起」と「承」に関しては、前述したポイントを押さえて設計してもらえればと思います。
<起>
高校1年生の時の話なんですけど〜
ある日、友達の自宅に行って、卒業アルバムを見て、可愛い子を発見して〜
<承>
デートに行けることになって〜
ご飯行って、映画にも行って〜
面白く話をするコツはこちら
まとめ:起承転結の例
では最後にまとめましょう。
本日は、
- 起承転結とは
- 起承転結の具体例
- 起承転結の作り方
というテーマでブログを執筆しました。
起承転結を意識するだけで、あなたは上手に!面白く! 話をすることができるようになります。
なので、ぜひエピソードトークを1つ作ってみてください。何度も作っているうちに、頭の中だけで作成できるようになりますよ!