こんな悩みを抱えていませんか?
あなたは自身が伝えたい情報を、相手が理解しやすいように届けている自信はありますか。
もし、自信を持っているのでしたら、この記事をそっと閉じて、他の記事を読んだ方が良いでしょう。しかし、実際には世の中の多くの人たちは、自身の話し方に自信を持っていません。
なぜなら、我々は話し方の教育を受けてこなかったからです。義務教育で話し方について学んだなんて経験をしている人はまずいないでしょう。
しかし、それとは裏腹に、”分かりやすく情報を届けるスキル”は世の中で必要とされています。営業はもちろん、プレゼンテーション、企画発表、ディベートなど。
では、どのようにすれば、相手に整理された情報を伝えることが出来るようになるのでしょうか。
それが、今回お伝えするCREC法なのです!CREC法を完全にマスターすることで、他者から「分かりやすい!」といった言葉をもらうことが出来るようになるでしょう。
というわけで本日は、
CREC法とは|「分かりやすい!」を引き出す最強フレームワーク
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
CREC法とは
分かりやすく伝えるためのフレームワーク
Conclusion:結論
Reason:理由
Example:具体例
Conclusion:結論
CREC法とは、「Conclusion(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Conclusion(結論)」という流れで、情報を伝えていくフレームワークになります。
これら4つの頭文字をとって、CREC法と名付けられました。また、CREC法は、PREP法と呼ばれることが多く、通常はCREC法よりもPREP法と呼ばれることのほうが多いということも覚えておきましょう。
CREC法の具体例
では、CREC法で作った文章を3つほど見ていきましょう。なお、下記の文章は、弊社サービスCHANGEを受講した講座生によって作られた文章になります。
具体例1
- 営業では、相手の話をしっかり聞くようにしましょう
- なぜなら、話を聞かなければ、顧客に最適な提案ができないからです
- たとえば、あなたが腹痛を訴えているとします。そこで、お医者さんが、「じゃあこの薬どうぞ!」といきなり薬を出してきたら、どう感じますか?。「いやいや!まだ何が原因でお腹が痛いか分からないでしょ!」と感じますよね?このように、営業は、相手の話を聞いた上で、商品・サービスを提案する仕事です。
- なので、営業では、相手の話をしっかり聞くようにしましょう
具体例2
- 筋肉をつけるにはプロテインを取りしましょう
- なぜなら、筋肉の源となるタンパク質が効率良く取れるからです
- 例えば、タンパク質を取るのに毎日大量の肉や魚を食べるのは大変ですよね。一方で、プロテインであれば、コップ一杯で一食分のたんぱく質を確保することでき、非常に効率的です
- だから、筋肉をつけるにはプロテインを取りしましょう
具体例3
- 職場では、積極的に雑談をしましょう
- なぜなら、職場で雑談をすることによって、社内の生産性が上がるからです
- たとえば、米国の有力銀行バンク・オブ・アメリカでは、コールセンターの4チーム、約80人にセンサーを携帯させ、データを収集しました。すると、同じチームのメンバーが同じタイミングで1日15分のコーヒー休憩を取れるようにしたところ、生産性が高まり、年間1500万ドルもの運営コストを削減できたといいます。このように、職場で雑談をすることによって、社内の生産性が上がりやすくなります。
- なので、職場では、積極的に雑談をしましょう
CREC法をさらに理解する
これ以降では、CREC法にそって文章を作るときのポイントを解説していきます。
結論(1)
- 〜しましょう!
- 〜だと思う!
結論は、「〜しましょう!」「〜だと思います!」と意識して作ってみてください。というのも、「最初に結論を伝えましょう!」と言われても、何を伝えればいいのか分からないからです。
たとえば、
- 「ながらスマホはやめましょう!」
- 「コーヒーの飲み過ぎには、気をつけましょう!」
- 「このままでは、日本経済は、後退していくことになると思います」
これらは全て結論となります。どうですか?上記の語尾を意識するだけで、結論が作りやすくなりますよね?
理由
なぜなら、〜だからです
理由は、結論との因果関係を意識して作るようにしましょう。たとえば、下記の文章をご覧ください。
こちらの文章では、「夜ふかしをする(原因)→次の日の仕事に支障が出る(結果)」という因果関係が成立していますよね。
一方で、下記の文章はいかがでしょうか。
どうですか?この文章に説得力を感じますか?きっと感じないかと思います。むしろ、説得力が落ちているように感じるのではないでしょうか。なので、結論と理由の因果関係を意識して文章を作るようにしましょう。
具体例
たとえば、〜
具体例とは、結論と理由を分かりやすく説明する材料のことです。たとえば、下記のような結論と理由に対して、あなただったら どのような具体例を出しますか?ちょっと考えてみてください。
- 結論:好意を得たいのであれば、話を聞くことを心がけるようにしましょう
↓ - 理由:なぜなら、人は話をしたい生き物だからです
オータニだったら、下記のような具体例を挙げます。
具体例:自分が好きなことについて話をしている時って、ものすごく良い気分になりませんか?たとえば、オータニは、ホラー映画の話題になると、相手をそっちのけに、ベラベラ話と話をしてしまい、いつも反省してしまうことが多々あります。。。
このように、具体例とは、結論と理由を分かりやすく説明するプロセスです。なので、相手が理解できるような具体例を作成することを心がけるようにしましょう。
結論(2)
だから〜しましょう!
最後に、再度、結論を付け加えるようにしましょう。なぜなら、結論を改めて認識してもらうことが出来るようになるからです。たとえば、話をしていて、「あれ?私って結局何が言いたかったんだっけ?…」と絶望した経験はありませんか?
なぜ、このような現象が起こるのでしょうか?それは、結論を伝えた後に、「理由→具体例」と寄り道をして、結論を忘れてしまったからです。
これは、聞き手視点からでも全く一緒のことが言えます。つまり、最初に結論を伝えたとしても、再度結論を伝えないと、「この人、結局、何が言いたかったんだっけ?…」と結論を忘れてしまうことにつながります。
なので、文章の最後には、必ず改めて結論を挿入するようにしましょう。
まとめ
CREC法とは|「分かりやすい!」を引き出す最強フレームワーク
CREC法を使うことにより、整理された情報を相手に届けることが出来るようになります。これは、あなたのへの嫌悪感を払拭し、逆に好意へとつながる非常に大切なことです。
きっと、何を伝えたいのか分からない人に対して、ストレスを一度は感じたことがある、あなたなら分かるでしょう。
もし、伝えることへストレスを感じている方は、この記事を何度も繰り返し読み、CREC法をマスターするようにしましょう。
もっと分かりやすく話ができるようになりたい…