こんな悩みを抱えていませんか?
今では記事を書いたり、YouTubeで話をしたりする仕事をしているオータニですが、学生時代はとにかく「何をいってるのか分からない」と言われることが多い人間でした。
その度に、「自分って頭が悪いのでは?…」といったネガティブな気持ちに苛まれていました。
しかし、あるフレームワークがオータニの人生を180度変えることになったのです。
それが、本日お伝えするPREP法なのです。これにより、分かりやすく、説得力のあるトーク・ライティングをすることができるようになります。
もし、あなたも昔のオータニのような悩みを抱えているのであれば、ぜひ本記事を最後まで読んでいただければと思います。
というわけで本日は、
PREP法とは|論理的な話し方を実現するフレームワーク
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
PREP法とは
Point:主張
Reason:理由
Example:具体例
Point:主張
PREP法は、上記の順番で情報を伝えていくフレームワークになります。ちなみに、もうお気づきかとは思いますが、PREP法とは、上記頭文字を並べた造語になります。では、下記で簡単な事例をいくつか見ていきましょう。
PREP法の具体例
では、ここからは、PREP法を用いた文章をいくつか見ていただこうと思います。
下記文章は、オータニが運営するCHANGEという個別コンサルにて、クライアントが作った文章になります。
具体例1
具体例2
具体例3
PREP法のメリット
PREP法で話すことのメリットは大きく分けて2つあります。
- 明快さの向上
- 説得力
メリット1:明快さの向上
明快さとは、分かりやすさのことです。PREP法のフレームワークに当てはめて情報を伝えることで、聞き手から「分かりやすい!」という言葉をもらうことが出来るようになります。
明快さは、相手の情報処理のストレスを大きく低下させる非常に大切な要素となりますので、ぜひPREP法を用いて、情報を伝えるようにしていきましょう。
メリット2:説得力
説得力とは、「この人だったら信用できる!」と思わせる力のことです。PREP法のフレームワークに当てはめて情報を伝えることで、聞き手をこちらの思う方向へと誘導することが出来るようになります。
たとえば、白衣を着たお医者さんの言うことには、説得力を感じ、「薬を飲もう!」という決断を下しますよね。これは、医者に対して説得力を感じているから起こる現象になります。
理由は、後ほど詳しく解説しますが、PREP法の中には、説得力を生み出すある心理トリガーが含まれているのです。なので、聞き手は自然と話し手に説得力を感じてしまうのです。
SDS法とPREP法
Summary:全体の概要
Details:詳細の説明
Summary:全体のまとめ
PREP(プレップ)法を勉強しているとよく出てくるのがSDS法です。こちらもPREP(プレップ)法と同様に、トークやライティングで使われるフレームワークの一つです。イメージとしては、SDS法は、PREP(プレップ)法をより簡単にしたフレームワークで、逆にPREP(プレップ)法は、SDS法を細かくしたフレームワークと言えます。
SDS法の事例
どちらも非常に似ていますよね。勘の鋭いあなただったら分かるかと思いますが、ただ“理由”の部分が抜けているだけなんですよね。なので、これら2つのフレームワークには、そこまでの違いはないと考えてもらって問題ありません。
しかし、この後の文章を読んで、「PREP(プレップ)法って難しいなぁ・・・」と感じたら、まずはSDS法からスタートすることをオススメします。
PREP法を作るポイント
では、ここからは、Point(主張)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(主張)で意識するべきポイントをお伝えしていきます。
ステップ1:主張
- 私はこう思う!
- 〇〇しましょう!
まずは、必ず主張から伝えるようにしましょう。なぜなら、先に 読み手に話のゴールを伝えることができるからです。
これは、読み手へのストレス軽減につながります。たとえば、行き先も伝えられずに、車に乗せられると、不安な気持ちになりますよね?
これは文章でも全く一緒で、先に主張を伝えないと早急に離脱されてしまいます。なので、まずは必ず主張からスタートするようにしましょう。
ステップ2:理由
なぜなら〜だから
主張をしたら、必ず理由を入れるようにしましょう。なぜなら、理由を伝えることで、説得力を高めることができるからです。
心理学者エレン・ランガーの理由と承諾率に関する面白い実験を紹介しますね。
この実験では、被験者を2つのグループに分け、それぞれに異なる条件を提示しました。
結果として、2番目のグループの被験者は、理由を添えて説明することで、より受け入れられやすくなり、信頼関係を築くことができました。
この実験から、エレン・ランガーは、理由を添えることで、他人に自分たちの意見を受け入れられやすくし、信頼関係を築くことができると主張しています。
ステップ3:具体例
たとえば〜
具体例は、トークやライティングにおいて非常に大切なスキルです。なぜなら、主張と理由だけでは、完全に理解させることができないからです。
例:”返報性の原理”を説明する
貰い物をしたら、お返しをしなければならないと感じる心理現象
しかし、この説明だけでは、返報性の原理を初めて聞いた人には伝わらないでしょう。なので、下記のように具体例を用いて説明していきましょう。
たとえば、バレンタインデーにチョコレートをもらったら、ホワイトデーにお返しをしなければならないと感じますよね?これが返報性の原理です。
非常に分かりやすいですよね?このように、具体例を用いることで、分かりにくいものを分かりやすくすることができます。なので、主張、理由を伝えたあとは、必ず具体例を添えるようにしましょう。
ステップ4:主張
だから、〜しましょう
最後に改めて主張を伝えましょう。なぜなら、最後にもう一度主張を繰り返すことで、改めて主張を思い出してもらえるようになるからです。
※最初の主張と全く一緒でもOKです
理由:新近効果
最初よりも最後の方が記憶に残りやすいという心理効果
たとえば、映画ではハッピーエンドかバットエンドかで、その映画の印象が大きく変わりますよね?このように、人間の脳は最初よりも最後の方が記憶に残りやすいのです。
これはPREP(プレップ)法でも全く一緒です。最後に再度「主張」を入れることで、こちらが本当に伝えたかったことを強く印象に残すことができるようになるのです。
イメージとしては、寄り道から帰ってくるという感じになります。
最初の主張を分かりやすく伝えるために、「理由」→「具体例」は寄り道をしました。だから、もしも最後に「主張」を伝えなかった場合、読み手は文章中で迷子になってしまいます。「結局、何が言いたかったんだっけ?」と。なので、改めて主張を伝えることが大切なのです。
強化型PREP法
では、ここからは さらに説得力を高める強化型PREP(プレップ)法について解説していきます!
Point:主張
Reason:理由
Example:具体例
Point:主張
R=Refutation(反論)
ステップ5:反論
しかし、とは言うものの〜
次に、聞き手から想定される反論を提起しましょう。というのも、PREP(プレップ)法だけでは、内容に漏れが生まれる可能性があるからです。ちょっと具体例をみていきましょう。
もし、この文章に続きを書くのであれば、反論として「しかしとは言うものの、習慣化ってどうやるの。と思うのではないでしょうか」というスタートが切れますね。そして、習慣化の具体的な内容に入っていく感じです。
まとめ
PREP法とは|論理的な話し方を実現するフレームワーク
PREP(プレップ)法を使うことで、「分かりやすい!」と言われるようになります。コツコツ練習していきながら、マスターしていきましょう。
相手にわかりやすく情報を伝えたい
説得力のある話し方をしたい