エレベーターピッチのテンプレート｜今日から使える例文も紹介

エレベーターピッチって何？

エレベータピッチってどうやって作るの？

こんな疑問を持っていないでしょうか？

エレベーターピッチとは、短い時間で営業をかける型のことです。

これらをあらかじめ設計しておくことで、商品の魅力を尋ねられた時に、瞬時にその魅力を伝えることが出来るようになります。

これは、説得力や信頼につながることなので、しっかりと設計しておくことが大切になります。

しかし、どうすれば相手を惹きつけるエレベーターピッチを作ることが出来るのでしょうか？

というわけで本日は、

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

エレベーターピッチとは

日本語に訳すと、「エレベーター（elevator）＝エレベーター」「ピッチ（pitch）＝投げる」となります。

エレベーターピッチの発祥の地は、数々の優秀なビジネスパーソンが在籍するシリコンバレーだとされています。エレベーターピッチの語源は、「起業家が、エレベーターに乗った投資家に、目的階へ到着するまでに、商品・サービス、企画を売り込む」というところから来ています。

つまり、「エレベーターの中で、事業に投資してもらうためのプレゼンをする」ということです。

30秒でチャンスを掴んだ男

投資家として有名なウォーレン・バフェット氏に関する、ある有名な話があります。

ある日、ダイヤモンド販売チェーンのオーナーであるハーツバーグJr氏は、ニューヨークのホテルでウォーレン・バフェットを見かけると、彼に駆け寄り「自社がいかに投資に値するか？」を説明しました。

その説明を聞き終えたバフェットは、「詳しい資料を送ってください」と伝えその場は終わりました。しかし、その1年後に、ハーツバーグ氏は、自社を売却することに成功したそうです。

これは、たった30秒の出来事だっとそうです。

エレベーターピッチのメリット

エレベーターピッチを作成しておくことで、自信満々に商品・サービスなどを伝えることができます。なぜなら、伝えるべき内容が、しっかり準備ができている状態だからです。

たとえば、ガリガリの体で、マッチョの相手と闘うのって怖いですよね？つまり、筋肉を鍛えるという下準備をしていないのに、マッチョの相手と戦うなんて考えられないですよね？

これは、エレベーターピッチでも全く一緒で、エレベーターピッチを準備をしておくことは営業での自信に繋がります。

なので、「自己紹介してください」なんて言われた時も、正々堂々と自分や商品・サービス、企画をアピールすることができるようになるのです。

大切なのは「どう伝えるか？」

自信を持って伝えるか？弱々しく伝えるか？ は、生死を分けます。なぜなら、人は「どう伝えるか？」に影響を受けるからです。

つまり、同じ主張でもそれをどう伝えるか、で全く別の解釈をされてしまうのです。

例：契約率を高めるには

顧客であるあなたが、営業マンから「〇〇さんをしっかりサポートさせていただきます」という主張を伝えられるとする。

その際、下記の二人の営業マンのどちらからだったら、安心して商品・サービスを購入できますか？

言わなくても分かりますよね？つまり、主張は一緒でも、伝え方ひとつでその解釈が180度変化するのです。だから、エレベーターピッチを作成し、自信を持つことが大切なのです。

エレベータピッチの活用事例

以下では、どのような場面においてエレベータピッチが活躍するのかをお伝えします。

事例１：紹介プラットホーム

顧客の紹介を目的に集まるイベントでは、エレベータピッチが自己紹介や自分のビジネスを効果的に伝える方法として活用されます。たとえば、BNIなどに所属している人は、エレベータピッチを作成している人が多いですね。

事例２：セミナー

セミナーで他の参加者と話す機会がある場合、エレベータピッチを使って自分自身や自分のビジネスを簡潔に紹介することができます。

事例３：セールスピッチ

クライアントや顧客に商品やサービスを売り込む際、エレベータピッチを使って短時間でその価値を伝えることができます。特に、プレゼンテーションの部分で効力を発揮します。

事例４：面接

求人面接では、エレベータピッチを使って自分の強みや適性をアピールし、選考担当者に良い印象を与えることができます。エレベータピッチは、営業現場だけではなく、こうした採用においても効果を発揮します。

エレベーターピッチと「GTCメモ」【例文あり】

G＝Gaol（自分が望む結果）

まずは、自分の目的を明確にしましょう。なぜなら、目的が明確になっていないと、端的に要点を伝えることができないからです。

ポイント

エレベーターピッチ内の目的は１つに絞り込むことが大切になります。短い時間でたくさんのメッセージを詰め込むと、聞き手が混乱してしまうからです。

例：パソコン

他にも営業コンサルタントをやっているのであれば、「セミナーに参加してもらう」というものでも大丈夫です。つまり、直近の目的を明確にすればいいのです。このように、まずは「聞き手に最終的にどのような行動を取ってもらいたいのか？」を明確にするようにしましょう。

T＝Target（相手が望む結果）

次に、相手のニーズを明確にしましょう。なぜなら、商品・サービスは、相手のニーズを満たすための手段だからです。

ポイント

なので、エレベーターピッチでは、相手のリサーチが大変重要になります。理由としては、ニーズは業界によって十人十色だからです。

たとえば、「パソコンが欲しい！」というニーズも下記のように細分化することができます。

1. デスクトップパソコンが欲しい
2. 軽いパソコンが欲しい
3. 簡単に動画編集ができるパソコンが欲しい

①のニーズを持った人に、②のエレベーターピッチをしても、絶対に響かないですよね？

例：パソコン

前述した通り、ニーズは人によって違いますので、必ずリサーチするようにしましょう。

C＝Connect（相手と自分を結びつけるもの）

ラストは、相手と自分を結びつける理由を伝えます。

例：パソコン

たとえば、自分と相手が望む結果が下記ものだったとする。

• G（自分が望む結果）＝パソコンを買ってもらう！
• T（相手が望む結果）=簡単に動画編集ができるパソコンが欲しい

その場合は、Connect（自分と相手を結びつけるもの）は下記のようになります。

このように、自分と相手を結びつける「理由」を伝えるようにしましょう。

エレベーターピッチを作成する【例文あり】

これを、先ほど作った「GTCメモ」に当てはめて作成していきます

手順１：フック

ここでは「GTCメモ」の、「T（相手の望む結果）」を使います。

ポイント

フックは、「質問形式」で行うようにしましょう。なぜなら、人は質問をされると、反射的に注意が向くようになるからです。

たとえば、「好きな映画はなんですか？」と質問をされて、シカトするなんてことは少ないですよね？さらに、クイズのような質問をすることで、さらに興味を引きつけることができます。

手順２：ポイント

ここでは「GTCメモ」の、「C（自分と相手を結びつけるもの）」を使います。

ポイント

ポイントの数は、3つにするようにしましょう。なぜなら、1~2個だと「物足りない…」と感じさせてしまいますし、4個だと「クドイ…」と感じさせてしまうからです。もちろん、３つ無ければ無理に作る必要はありませんが、なるべく３つまで提示するようにしましょう。

手順３：クロージング

ここでは「GTCメモ」の、「G（自分が望む結果）」を使います。

ポイント

商品・サービスに限定性を持たせるようにしましょう。なぜなら、人は限定された対象の価値を高く見積もる性質があるからです。

たとえば、バーゲンセールなどで、「限定100個！」などと言われると、「なんとしても手に入れないと！」と感じてしまいますよね？

エレベーターピッチを完成させる

エレベーターピッチの例文

では、「営業コンサルタント」としてのエレベーターピッチを作成します。

手順１：GTCメモを作る

では、まずはGTCメモを作りましょう。

G＝Goal（自分が望む結果）

T＝Target（相手が望む結果）

C＝Connect（相手と自分を結びつけるもの）

手順２：エレベーターピッチを作成する

では、GTCメモを元に、エレベーターピッチを作成しましょう。

フック

Tを参考に

ポイント

Cを参考に

クロージング

Gを参考に

手順３：エレベーターピッチを完成させる

まとめ

エレベーターピッチを作成することで、正々堂々とプレゼンテーションを行うことができます。

結果、あなた、商品・サービス、企画 の売り込みに成功できる可能性が大きく上がるでしょう。本日の記事を読みながら、ぜひエレベーターピッチを設計してもらえればと思います。