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マイ・フレンド・ジョン・テクニックとは?営業とマーケティングで効果的な信頼構築法

マイ・フレンド・ジョン・テクニックとは、第三者の話をすることで、信頼性や説得力が高まるテクニックのことです。

これは営業でよく使われる手法なのですが、たとえば、「弊社のクライアントの〇〇さんという方が〜という成果を出すことができました!」と伝えたりします。その方が、ちょくせつ商品の特徴やメリットを伝えるよりも、説得力が高まり、成約率を高めることができるのです。

しかし、なぜこのような現象が起こるのでしょうか。本記事ではマイフレンドジョンテクニックが発動する心理学的理由、またそれを営業やマーケティングに活用する方法などを紹介します。

というわけで本日は、

本日のテーマ

マイ・フレンド・ジョン・テクニックとは?営業とマーケティングで効果的な信頼構築法

というテーマでブログを執筆していこうと思います。

マイ・フレンド・ジョン・テクニックとは

マイ・フレンド・ジョン・テクニック

第三者の話をすることで、信頼性や説得力が高まるテクニック

「マイフレンドジョン」テクニックは、コミュニケーションのツールとして使用され、主に説得力を増すためや、デリケートな話題を扱う際に利用されます。このテクニックでは、直接的な主張や意見を述べるのではなく、それを「友人のジョン(または他の任意の名前)」が経験したことや考えたこととして述べます。

この方法が有効な理由は、人間が物語に引き込まれやすいという心理的な性質に基づいています。ストーリーテリングは強力なコミュニケーション手段であり、メッセージを具体的で親しみやすいものに変えることができます。

また、「マイフレンドジョン」テクニックは、伝えたいメッセージが攻撃的に感じられるのを防ぐためにも有用です。直接的な意見や批判よりも、第三者の視点から提供される情報は、一般的に受け入れやすいとされています。

マイフレンドジョンテクニックの具体例

ではここからはマイフレンドジョンテクニックの日常的な事例をいくつか紹介します。

  1. フィードバックの提供
  2. 子供への教育
  3. 意見の提案

事例1:フィードバックの提供

たとえば、あるメンバーがチーム内で十分に貢献していないと感じたとしましょう。その人に直接「あなたはもっと頑張るべきだ」と言うのではなく、「私の友達のジョンは最近、チームの一員として自分がやるべきことを見つけられないと感じているようだった。そこで彼は、自分のスキルが最も活かせる領域を探し、それに焦点を当てることにしたんだ。それが彼のパフォーマンスを向上させたよ」と言うことができます。

事例2:子供への教育

子供が困難な状況や複雑な感情に直面しているとき、親は「マイ・フレンド・ジョン」テクニックを使用することができます。「私の友達のジョンも、初めて学校の新しい環境に行くのが怖かった。でも、新しい友達を作る勇気を持つことで、学校は楽しくて興味深い場所だと分かったよ」というように、子供に対するアドバイスをソフトに伝えることができます。

事例3:意見の提案

あるトピックに対して特定の意見がある場合、それを直接述べると議論が発生するかもしれません。この場合、「私の友人のジョンは、この問題について次のように考えている」と言うことで、自身の意見を柔らかく伝えることができます。

マイ・フレンド・ジョン・テクニックはなぜ効果的なのか

マイフレンドジョンテクニックが効果的な理由は、下記の3つの心理的理由が働いているからです。

  1. 類似性の法則
  2. 社会的証明
  3. 話術の技法

理由1:類似性の原則

人は、自分と似た価値観や経験を持つ人に対して親近感や信頼感を持ちやすいとされています。営業マンが友人のジョンの話をすることで、顧客はその商品やサービスが自分にも適していると感じやすくなります。

理由2:社会的証明

人は、他の人が行っていることや評価しているものを、自分も評価する傾向があります。営業マンが友人のジョンが商品やサービスに満足していると話すことで、顧客は他の人が良い評価をしていることを知り、自分も同じように評価しやすくなります。

理由3:話術の技法

営業マンが友人のジョンの話をすることで、その商品やサービスに対するプロモーションが強引ではなくなります。これにより、顧客は押し売りを受けていると感じず、よりポジティブな印象を持ちやすくなります。心理学でいうところのブーメラン効果が働かなくなるわけです。

マイ・フレンド・ジョン・テクニックの営業活用事例

では、ここからは、営業での活用事例を3つほど紹介していきます。

  1. 製品の利点を説明する
  2. 問題解決の提案
  3. 購入への抵抗を克服する

事例1:製品の利点を説明する

ある特定の製品の利点をクライアントに説明したいとき、ジョンのエピソードを紹介することでリアリティを持たせます。「私の友人ジョンはこの製品を使用しています。彼は、これを使い始めてから、生産性が飛躍的に向上し、時間を大幅に節約できるようになったと言っています。」

事例2:問題解決の提案

クライアントが特定の問題を抱えている場合、「マイ・フレンド・ジョン」テクニックを用いて解決策を提案することができます。「私の友人ジョンも同様の問題を経験していました。でも彼は私たちのサービスを利用して、問題を解決することができました。彼のビジネスは今ではかつてないほど順調です。」

事例3:購入への抵抗を克服する

クライアントが商品の購入に対して抵抗を感じている場合、「マイ・フレンド・ジョン」テクニックを利用してその抵抗を克服することができます。「私の友人ジョンも当初はこの投資について不安を感じていました。しかし、彼はその後、この商品が彼のビジネスにどれだけの価値をもたらしたかを認識し、今ではこの決断をとても喜んでいます。」

マイフレンドジョンテクニックをマーケティングに活用する方法

では、ここからは、マーケティングでの活用事例を3つほど紹介していきます。

  1. SNSマーケティング
  2. ブログマーケティング
  3. メールマーケティング

事例1: SNSマーケティング

SNS上でインフルエンサーが、自分の友人であるジョンが特定の商品を使って良い結果を得たと投稿することで、フォロワーはその商品に興味を持ちやすくなります。

このような個人的な繋がりを利用したエピソードを共有することで、フォロワーはその商品が実際に効果的であると感じる可能性が高まります。

事例2: ブログマーケティング

ブログ記事で、筆者が友人のジョンが特定のサービスを利用して成功を収めたと紹介することで、読者はそのサービスに対して信頼感を持ちやすくなります。

筆者が友人の成功事例を共有することで、読者は自分たちにもそのサービスが役立つと感じる可能性が高まります。

事例3: メールマーケティング

メールマーケティングにおいて、自社の顧客や利用者から得た成功事例を紹介する際、実名を使わずに「私の友人ジョンがこのプロダクトを使って、驚くほどの成果を得ました」と記載することで、受信者はそのプロダクトに対する信頼感が高まります。

友人の満足度を引き合いに出すことで、受信者はそのプロダクトが実際に良い品質であると感じる可能性が高まります。

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まとめ

本日のテーマ

マイ・フレンド・ジョン・テクニックとは?営業とマーケティングで効果的な信頼構築法

マイ・フレンド・ジョン・テクニックを使うことで、信ぴょう性や信頼性を高めることができます。まだ販売戦略として導入していないのであれば、すぐにでも導入するようにしましょう。

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