このような悩みをお持ちではありませんか?
そもそも、あなたは”質問力”ってなんだと思いますか?オータニは質問力を下記のように定義しています。
質問力=質問をすることで、特定の目的を達成する力
たとえば、質問力を鍛えることで、営業での契約率を高めることができたり、友達や恋人を作ることができたり、さらには問題解決力を高めたりすることもできます。
以上のことからも分かる通り、質問力を鍛えることは、あなたの人生を大きく変えることにつながるのです。
では、具体的にどのような質問をすればいいのでしょうか。
というわけで本日は
質問力を磨くトレーニング方法9選
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
質問力とは
質問により特定の目的を達成する力
質問力は、日常のさまざまな場面で活用されています。たとえば、コミュニケーション、営業、交渉、問題解決、意思決定、面接、情報収集などですね。きっと、あなたもこの記事を読んでいるということは、上記のいずれかの能力を向上させるといった目的があるはずです。
しかし、本記事では、コミュニケーションや営業などに焦点を当てたテクニックをご紹介していきます。本サイトは、営業パーソン専門のものとなっておりますので。
この記事を読み終わる頃には、確実に質問力が向上していること間違いなしです。なので、ぜひ本記事を最後までお読みいただければと思います。
質問力を鍛える4つのメリット
ここでは質問力を鍛えることのメリットを4つご紹介します。
- コミュニケーション能力の向上
- 相手への理解が深まる
- 問題解決能力の向上
- リーダーシップの発揮
メリット1:コミュニケーション能力の向上
質問力が高まると、相手の意見や考えを引き出しやすくなり、円滑なコミュニケーションができます。
たとえば、こちらから「休日は何をされているんですか?」と質問を行うことで、話題を提供することができ、相手に話をさせることができますし、自分の情報も開示することが出来るようになります。
メリット2:相手への理解が深まる
質問力を鍛えることで、相手の立場や視点を理解しやすくなり、より良い人間関係を築くことができます。
たとえば、友人が悩みを抱えている時、その悩みの根本原因を引き出す質問を通じて、適切なアドバイスや支援を行うことができたりします。
メリット3:問題解決能力の向上
質問力を鍛えることで、問題の本質を見極める力が高まり、適切な解決策を見つける能力が向上します。
たとえば、製品の売上が低迷している場合、適切な質問を通じて市場のニーズや競合製品の状況を理解し、売上向上のための施策を立案することができたりします。
メリット4:リーダーシップの発揮
質問力が高まると、部下やチームメンバーの意見やアイデアを引き出すことができ、彼らの成長を促すことができます。
たとえば、部下のパフォーマンス評価の際、質問を通じて部下の自己評価や成長の糸口を引き出し、適切なフィードバックや指導を行ったりすることができます。
質問力の基礎
では、ここからは質問力を鍛える上で大切なクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンについて解説していきます。
- クローズドクエスチョン
- オープンクエスチョン
クローズドクエスチョン
- 答えが限定された質問
- YES or NOでしか答えられない質問
たとえば、下記のような質問が挙げられます。
- チョコレートは好きですか?(YES or NO)
- 出身はどちらですか?(答えが限定)
- 今日はどちらからお越しになられたんですか?(答えが限定)
メリット
クローズドクエスチョンによって、答えを明確にすることが出来ます。
たとえば、「お酒は好きですか?」と質問をして、相手が「はい」と回答すれば、お酒が好きかどうかが明確になりますよね。これによって、「じゃあ今度居酒屋にいきましょう!」といった提案ができるようになるわけです。
デメリット
クローズドクエスチョンは、会話が広がらないというデメリットがあります。たとえば、クローズドクエスチョンだけで質問をしてみましょう。
- 出身はどちらですか?
- 休日は何をされているんですか?
- お仕事は何をされているんですか?
このように、クローズドクエスチョンだけで質問すると、「尋問」のようなコミュニケーションとなってしまいます。なので、以降でお伝えする、オープンクエスチョンと併用していくことが大切になります。
質問2:オープンクエスチョン
自由回答型の質問(Why Howの質問)
たとえば、下記のような質問が挙げられます。
- なぜコミュ力を鍛えたいんですか?(Why)
- Aという問題についてどのようにお考えですか?(How)
- それはどんな内容なんですか?(How)
メリット
オープンクエスチョンによって、信頼を構築することができます。
なぜなら、オープンクエスチョンによって「あなたに興味がありますよ!」ということを伝えることが出来るからです。たとえば、あなたはホラー映画の”ミッドサマー”が大好きです。その時「ミッドサマーって、どんな内容なんですか?」と質問されたら嬉しい気分になりませんか?
デメリット
オープンクエスチョンには、相手に負担をかけるというデメリットがあります。
相手が自分の考えや感情を表現することを求めるため、相手によっては負担を感じることがあります。特に、初対面の相手に、オープンクエスチョンをし続けると、嫌悪感を持たれることにもつながりますので、気を付けるようにしましょう。
質問力を鍛える9つのトレーニング方法
では、以降では、質問力を鍛えるためのトレーニング方法を9つ紹介していきます。どれも意識すれば簡単に実行できるものなので、一つ一つでもいいので今後のコミュニケーションに活用してみてください。
- 自己開示
- バックトラッキング
- フォローアップクエスチョン
- 軽い質問から
- アクティブリスニング
- 質問は端的にする
- 質問は”?”で終わる
- 話を遮らない
- 質問は悪ではない
コツ1:自己開示
質問は、自己開示をしてから行うようにしましょう。なぜなら、いきなり質問をしてしまうと、尋問感が出てしまうからです。
たとえば、「休日は何をされているんですか?」と質問するより、「私は休日読書をすることが多いのですが、〇〇さんは休日は何をされているんですか?」と自己開示をしてから質問した方が、尋問感がなくなります。
理由としては、返報性の原理という心理法則が働いていることが起因しています。つまり、自己開示をしてから質問をすることで、「私も自己開示しないと!」と思わせることが出来るわけです。
これは何においてもそうですが、”相手にしてもらいたいのであれば、まずは自分から”という姿勢が質問においても大切であるということですね。
コツ2:バックトラッキング
バックトラッキングとは、相手の発言をそのままの形で繰り返すコミュニケーションスキルです。つまり、おうむ返しのことです。
たとえば、相手が「趣味は映画鑑賞です」と回答したら、それに対して「映画鑑賞をしているんですね。ちなみに、どんなジャンルの映画をご覧になるんですか?」とバックトラッキングを入れてから質問をするのです。
理由としては、バックトラッキング無しですかさず質問をしてしまうと、尋問感が出てしまうからです。まずは相手のレスポンスにバックトラッキングをしてから、質問をする癖づけをするようにしましょう。
コツ3:フォローアップクエスチョン
フォローアップクエスチョンとは、相手のレスポンスを材料にする質問のことです。
たまに、何を質問すればいいか分からないと悩んでいる方がいますが、質問をするための材料は相手が持っています。つまり、相手のレスポンスをヒントにして質問をしていくのです。これがフォローアップクエスチョンです。
ちょっとよく分からないですよね。たとえば、下記のような感じになります。
コツ4:軽い質問から
質問の内容は、ライトなものから徐々にヘビーなものにしていくようにしましょう。
理由については言うまでもないですが、心を開いていない状態からヘビーな質問を行なってしまうと、心を閉ざされてしまうからです。
たとえば、マッチングアプリで知り合った人と会話をする際、最初は「休日は何をされているんですか?」という質問から徐々に「今までどれくらいの人と付き合ってきたんですか?」と質問をするようにしましょう。
コツ5:アクティブリスニング
アクティブリスニングとは、話し手の言葉や感情に注意を払い、理解しようとする聞き方のことです。少し砕いて言えば、能動的に相手の話を聞くことです。
アクティブリスニングが必要な理由としては、能動的にリスニングができないと、効果的な質問ができないからです。
たとえば、ぼーっと話を聞いているだけでは、その場に合った適切な質問をすることができないですよね。一方、アクティブリスニングが出来ていれば、ウィットに富んだ質問を行うことが出来るようになります。
コツ6:質問は端的に
質問は短く端的に伝えるようにしましょう。なぜなら、あまりにも質問が長すぎると、聞き手にストレスを与えてしまうからです。
たとえば、休日に何をしているのかを質問したいのであれば、どんなに長くても「僕は休日読書をするのですが(自己開示)、〇〇さんは何をされているんですか?(質問)」と伝えます。
一方で「僕は休日読書をしていることが多くて、ジャンルで言うと心理学系が多くて〜」と質問するまでの時間が長すぎると、大きなストレスを与えてしまうことになります。
というのも、上記のように質問までの時間が長くなると、聞き手は一度に多くの情報を処理しなければならなくなるからです。これはコミュニケーションの中で大きなストレスを与えることになります。なので、質問はシンプルに行うようにしましょう。
コツ7:”?”で終わる
質問は、”?”で終わることを心がけてください。理由としては、はてなで終わらないと、いつ質問が終わったか伝わりズラくなるからです。
たとえば、正しい質問としては「出身はどちらですか?」です。間違った質問としては、「〇〇さんの出身地が知りたくて」です。後者も相手の情報を引き出そうとしているものの、いまいち終わりが分からないですよね。
もしかしたら、この後も何か話をするかもしれないため、聞き手からすると、レスポンスをしていいのか分からない状況となってしまいます。なので、質問は必ず”?”で終わるようにしましょう。
コツ8:話を遮らない
話を遮ってまで質問をするのはNGです。質問をすることに必死になり過ぎて、相手の話を邪魔してまで質問をするのはやめましょう。
なぜなら、人は何かの行動を途中で遮断されるのが嫌いな生き物だからです。たとえば、気持ちよくゲームをしているのに、横から話しかけられたら嫌な気分になりますよね。なので、相手の話は最後まで聞き切り、それから質問を行うようにしましょう。
コツ9:質問は悪ではない
当たり前の話ではありますが、質問をすることは悪ではありません。
たまに「初対面の人に質問なんてしていいのかな…」と心配になっている人がいますが、それは大きな間違いです。むしろ、質問をすることで、こちらの興味関心を伝えることが出来きます。
たとえば、あなたの趣味が読書だったとする。その時に「どんなジャンルの本を読まれるんですか?」と質問をされたら嬉しい気持ちになりませんか。
このように、質問は「私はあなたに興味がありますよ!」ということを伝える最適な手段なのです。ただ、大切なことは、”正しい質問”を行うこと。たとえば、自己開示無しで質問を連投してしまうと、嫌悪感を持たれてしまう可能性を高めます。
そういった質問での失敗を避けるためにも、前述したコツを使って相手に嫌悪感を持たれない効果的な質問を行なっていくようにしましょう。
質問力を磨く本【3選】
ではここからは、オータニが質問力を高めることができるきっかけとなった本を3つほど紹介しようと思います。
- 「いい質問」が人を動かす
- 最高の結果を引き出す質問力:その問い方が、脳を変える!
- 質問7つの力
ベスト1:「いい質問」が人を動かす
概要
この本は、質問によって「人生を変えるための本」です。たとえば、下記のようなことを実現できるようになります。
ベスト2:最高の結果を引き出す質問力:その問い方が、脳を変える!
概要
この本は、「AI時代にわれわれ人間が生き残るための本」と言えるでしょう。AI(人工知能)が多くのことを成し遂げることができた今、多くの人たちが仕事を奪われていて、またそれは拡大傾向にあります。しかし、質問力を鍛えることで、生き残り続けることができるようになるのです。その理由は・・・という本です。
ベスト3:質問7つの力
概要
この本は、「質問力をよりコミュニケーションにスポットを当てて書かれた本」です。著者であるドロシー・リーズは、本の中で「あらゆるコミュニケーションは問いから始まる」と述べています。この本では、それほどコミュニケーションにおいて質問力は大切な力だということを伝えています。
まとめ
質問力を磨くトレーニング方法7選
この記事全体で伝えたいことは、「質問力は人生を変える」ということです。
もしも、今「会話が苦手だ…」と感じてしても、全く問題ありません。なぜなら、コミュニケーション力は「力」である限り鍛えることができるからです。
なので、ぜひこの記事を何度も読む、オススメ図書を購入するなどして、コミュ力を鍛えてもらえればと思います。
質問力を鍛えたいけど、具体的に何をすればいいの?