こんな悩みを抱えていないでしょうか?
上手く説明しようとしても、なかなか上手くいかず、「自分にはセンスがないのかな…」なんて落ち込むこともありますよね。。。
しかし、それも今回お伝えするホールパート法を使うことで、全て解決します!
ホールパート法とは、話し方のフレームワークのことで、何を?どのような順番で?話せばいいか、を明確にしてくれます。
当記事を読み、そして何度も実践していくことで、一緒に説明上手になっていきましょう。
というわけで本日は、
ホールパート法:説明上手になるための最強フレームワークを事例を使って解説
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
ホールパート法とは
最初に概要を話して、その後に詳細を話していくフレームワーク
ホールパート法は、英語の「Whole(全て)」と「Part(部分)」を合わせてできた造語になります。後ほど事例を紹介しますが、ホールパート法は、プレゼンテーション、スピーチ、ディベートなど様々なところで活躍します。他にも、ブログやYouTubeの台本としても使うことが可能です。
ホールパート法の歴史
実は、ホールパート法は、元々は話し方のフレームワークとしてではなく、学習のフレームワークとして活用されていました。
「全体-部分-全体」のアプローチで学習を行う方法です。まず全体像を把握した後、各部分を独立して学習し、最後に全体を組み合わせて練習していくという感じです。
ホールパート法は、20世紀初頭に教育学者や心理学者によって提唱されました。
当時、学習者が複雑なスキルを効率的に習得できるようにする方法として注目さ、以降、ホールパート法はスポーツや音楽など多くの分野で広く適用されています。
ホールパート法の具体例
ここでは、“効果的な時間管理術”というテーマをホールパート法を使って説明していきます。
全体:時間管理の重要性
部分:具体的な時間管理術
全体:時間管理の重要性
全体:時間管理の重要性
時間は有限であり、その使い方が生産性や満足度に大きく影響するため、時間管理は非常に重要です。効果的な時間管理を身につけることで、仕事やプライベートの両方で目標を達成し、ストレスを軽減できます。
部分:具体的な時間管理術
では、どのようにすれば時間を管理することができるようになるのでしょうか。その具体的な方法を見ていきましょう。
方法1:目標設定
長期目標と短期目標を明確にし、優先順位を決める
方法2:タスクリストの作成
やるべきことをリスト化し、締切や重要度に基づいて整理する
方法3:タイムブロッキング
1日のスケジュールを時間単位で区切り、タスクを割り当てる
方法4:ポモドーロ・テクニック
25分の集中作業と5分の休憩を繰り返し、効率的にタスクをこなす
方法5:妨害要因の排除
集中を妨げる要因を取り除き、作業効率を高める
全体:時間管理の重要性
これらの時間管理術を実践することで、仕事や学業、家庭や趣味の時間をバランス良く過ごすことができます。
また、継続的に時間管理を行うことで、自分にとって最適な方法を見つけ出し、より効率的な生活を送ることが可能になります。
ぜひ、上記の方法を使って効果的に時間管理を行なっていくようにしましょう。
ホールパート法のメリット
ホールパート法を使うメリットは大きく分けると3つ存在します。
- 分かりやすく伝わる
- 迷子にならない
- 理解力が高まる
メリット1:分かりやすく伝わる
ホールパート法を使うことで、分かりやすく相手に情報を伝えることができるようになります。「全体」という結論を先に提示することで、聞き手はストレスを感じることなく、「部分」に耳を傾けることができるようになります。
メリット2:迷子にならない
ホールパート法を使うことで、話している最中に迷子になり難くなります。話をしている最中に、「あれ?何が言いたかったんだっけ?」と迷子になってしまったことはないでしょうか。
これは、フレームワークを使わずに、とにかく思いついたことを、適当に話しているから起こる現象になります。なので、情報は、ホールパート法に当てはめて伝えるようにしましょう。
メリット3:理解力が高まる
ホールパート法を使うことで、理解力を高めることができます。「全体-部分-全体」という型があるお陰で、相手が話をしているときに、「これは全体の情報だ」「これは部分的な情報だ」と情報を整理することができるので、相手が何を伝えたいのかを明確にすることが出来るようになるのです。
ホールパート法の活用事例
ホールパート法は、大きく分けると、下記の場面で使用することがあります。
- プレゼンテーション
- ディベート
- 交渉
- スピーチ
- 台本の作成
事例1:プレゼンテーション
プレゼンテーションで良く使われるフレーズとしては、
プレゼンテーションでは、イントロダクション、本論、結論などのセクションごとに練習を行い、最後に全体をつなげて練習します。これにより、聞き手に伝わる明瞭で効果的なプレゼンテーションができるようになります。
事例2:ディベート
ディベートでは、「私は、クロージング力は不必要だと思います(全体)。その理由は全部で3つあります(部分)」というような感じで使われることが多いですね。
事例3:交渉
交渉では、「本日は、御社の売上を上げるための研修の内容についてお話しさせていただければと思います(全体)。お伝えしたい内容としましては、全部で5つです。1つ目は、弊社のサポート内容についてです(部分)」という感じですね。
事例4:スピーチ
スピーチでは、「営業力を高めるスキルを3つご紹介します(全体)。そのスキルは、全部で3つあります(部分)」という感じで使われることが多いですね。
事例5:台本の作成
ホールパート法は、ブログやYouTubeなどの台本作成にも使えます。基本的に台本は、まずは全体を伝えて、後から詳細に入っていきます。たとえば、「営業で使える行動経済学のスキルを3つ紹介します(全体)。まず1つ目は損失回避バイアスです(部分)」みたいな感じで使われます。
PREP法とSDS法の違い
ここでは、似たようなフレームワークであるPREP法とSNS法について見ていきましょう。
- PREP法
- SDS法
PREP法
PREP法とは、「Point(主張)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(主張)」という順番で情報を伝えるフレームワークになります。PREP法は、説得力と容易性の点で非常に効果的な型になります。
ホールパート法とPREP法の違いは、明らかに理由があるかないかだということは一目見ればわかるでしょう。
- 健康的な食生活は私たちの生活に欠かせない要素です(Point)
- その理由は、健康的な食生活が身体の機能を維持し、病気の予防に役立つからです(Reason)
- 例えば、野菜や果物をたくさん摂取することで、ビタミンやミネラルが豊富に摂れ、免疫力の向上や生活習慣病のリスクを低減することができます(Example)
- したがって、健康的な食生活を続けることは、私たちの健康を維持し、より良い生活を送るために重要であると改めて認識する必要があります(Point)
SDS法
SDS法とは、「Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)」という順番で情報を伝えるフレームワークになります。SDS法は、容易性の点で非常に効果的な型になります。
結論から言えば、ホールパート法とSDS法は、ほぼ一緒と考えてもらって大丈夫です。ただ、使われ方としては、ホールパート法がミクロな使われ方をするのに対し、SDS法はマクロな使われ方をするといった違いがあります。
つまり、ちょっとした主張をする場合にはホールパート法が使われ、プレゼンテーションのような長い話の場合はSDS法というイメージです。
- 運動習慣は、健康と幸福感を向上させる重要な要素です(Summary)
- 適度な運動は、筋力や柔軟性を向上させ、心肺機能を強化することができます(Detail 1)
- さらに、運動によってストレスが軽減され、リラクセーション効果も期待できます(Detail 2)
- また、運動は免疫力を高め、生活習慣病の予防に役立ちます(Detail 3)
- したがって、日常生活に運動習慣を取り入れることは、私たちの健康と幸福感に大きく寄与すると言えます(Summary)
まとめ
ホールパート法:説明上手になるための最強フレームワークを事例を使って解説
ホールパート法は、「全体→詳細→全体」という順番で情報を伝えるフレームワークになります。世の中を生きていれば、必ず何かしらの説明を求められる機会があります。
これ以降の人生をストレスなく、説明できる人生に変えていきたいのであれば、ぜひ当記事を何度も繰り返し読んでいただければと思います。
もし、その他の話し方のフレームワークについても勉強したいという方は、下記の記事も参考にしてみてください。
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