話し方ってどうやって鍛えるの?
もっと話し上手になりたい…
こんな悩みを持っていないでしょうか?
きっと、「話し方はものすごく大切なことだ!」と感じているけど、「じゃあ実際にどうやって鍛えるの?」といった疑問を持っているのではないでしょうか?
確かに、「話し方を鍛える」という表現自体が抽象的過ぎて、イメージが湧きづらいですよね?
たとえば、「料理を上手くなりましょう!」と言われても、「じゃあ具体的に何をすれば?」って感じなのと全く一緒です。
なので、今回は、「話し方を鍛える」というワードを具体的にして、さらにそのコツについて徹底的に解説していこうと思います。
というわけで本日は、
- 話し方とは
- 話し方を決める2つの要因
- 話し方を鍛える2つのコツ
- 話し方を変える4つのフレームワーク
というテーマでブログを執筆していこうと思います。
目次
話し方とは
話し方=「何を話すか?」+「どう話すか?」
何を話すか?
結論、「何を話すか?」とは、「話す内容」のことです。
例:「嫌い」と「好きではない」
たとえば、「嫌い」よりも「好きではない」の方が印象がいいですよね?
他にも、頻繁に人の悪口を言う人に対して、良いイメージを持つ人はいないですよね?
このように、「どのような情報を伝えるのか?」というのは、話し方を鍛える上で非常に大切な要素となります。
なので、相手に話す内容は常に意識するようにしましょう。
どう話すか?
結論、「どう話すか?」とは、「表現の仕方」のことです。
例:表情
たとえば、笑顔で「好き」と言われるのと、真顔で「好き」と言われるのとでは、捉え方が全く違ってきますよね?
前者では、「本当に好きなんだ!」と伝わりますし、後者では「本当に好きなの?…」と感じられてしまいます。
このように、「どのように表現をして伝えるか?」というのは、話し方を鍛える上で非常に大切な要素となります。
なので、「相手にどのように表現するか?」は常に意識するようにしましょう。
話し方を構成する2つの要素
次は、もう少し専門的な話をしましょう。
これ以降では、「何を話すか?」と「どう話すか?」がどのような関係にあるのか?について深掘りして解説していこうと思います。
2つの情報
我々は、大きく分けると、2つの情報を用いて相手とコミュニケーションを取っています。
- 言語情報
- 非言語情報
言語情報とは「何を話すか?」で、非言語情報とは「どう話すか?」のことです。
上記の図を見てもらえると、分かりやすいのではないかと思います。
疑問:どちらの情報が大切?
では、あなたに質問です。
「言語情報」か「非言語情報」は、どちらの方が重要だと思います?
もちろん、どちらも重要であることは当たり前なのですが。
答えは、非言語情報です。
もしかしたら、これについて「え!そんなバカな!」って思ったのでは?
例:「うるせーよ」
では、その疑問を解消していきましょう。
たとえば、「うるせーよ」という言語情報があります。
では、それを「笑いながら伝える」のと、「真面目な顔で伝える」のとでは、どちらの方が真剣に怒っているように感じます?
もちろん、後者ですよね?
このように、我々の言語情報の意味は、非言語情報に支配されているのです。
心理法則:メラビアンの法則
話し手が聞き手に与える影響を3つの要素に分けた概念
人生で一度は聞いたことがあるであろう、メラビアンの法則でも、非言語情報の重要性について触れています。
メラビアンの法則によると、
- 視覚情報=55%
- 聴覚情報=38%
- 言語情報=7%
※ 赤色=非言語情報、青色=言語情報
という割合で、聞き手に影響を与えるということが証明されています。
つまり、我々は、93%は非言語情報の支配を受けているということです。
たとえば、笑顔で(視覚情報)甲高い声(聴覚情報)で「ぶん殴るぞ!」(言語情報)と伝えれば、それは冗談として受け止められます。
もしも、メラビアンの法則について詳しく知りたい方は、『メラビアンの法則とは|「話し方」が影響を与える心理学』を参考にしてください。
非言語コミュニケーションを鍛える:話し方のコツ
でも、どうすれば非言語コミュニケーションを鍛えることができるようになるの?
これ以降では、この疑問にお答えしていこうと思います
非言語情報を構成する3つの要素
非言語情報は、下記の3つの要素で構成されています。
- 視覚情報
- 聴覚情報
- 話す順番
視覚情報
視覚とは、文字通り「見た目」のことです。
- 服装
- 表情
- ボディーランゲージ
たとえば、伝える内容が一緒だったとしても、
「服装がダラシない営業マン」よりも、「スーツをビシッと着こなした営業マン」からの発言の方が説得力を感じますよね?
聴覚情報
視覚とは、文字通り「聞こえるもの」のことです。
- 声の高さ
- 声の大きさ
- 話をするスピード
- 話のリズム
たとえば、声が大きい人の話って、その迫力から「説得力あるなぁ〜」って感じませんか?
他にも、お笑い芸人さんのようにテンポが良い話ってずっと聞いていられますよね?
話す順番
実は、情報を伝える順番も非常に大切な要素と言えます。
たとえば、結論から伝えず、ダラダラと話をしていたら、たとえ素敵なセリフを伝えていたとしても、「結局何が言いたいの?…」とイライラされてしまいます。
他にも、先にオチを伝えてから、そのエピソードを話しても「つまんな…」と思われてしまいます。
このように、どのような順番で話をするか?というのは非常に大切な要素と言えます。
疑問:どうやって鍛える?
では、ここからは上記3つの要素の鍛え方について解説していこう思います。
- 視覚情報&聴覚情報
- 話す順番
視覚情報・聴覚情報
結論、観察学習 (モデリング)をするようにしましょう。
観察学習とは、「見て、聞いて学ぶ!」という学習方法です
なぜなら、視覚情報や聴覚情報は、文字(テキスト)で説明するのが非常に難しいからです。
(聴覚情報に関しては特に)
たとえば、「声の大きさ」や「話のテンポ」を文字で伝えるのって非常に難しいですよね?
このように、視覚情報や聴覚情報は、テキストで盗むよりも、モデリングで盗んだ方が早いんですよね。
なので、「この人の話すテンポいいなぁ〜」「この人の声の抑揚好きだなぁ〜」という人がいたら、積極的にマネするようにしましょう。
もちろん、盗む相手は、会社の先輩でもいいですし、好きなYouTuberなどでもOKです。
あなたがポジティブな印象を持っている憧れの人を積極的に真似るようにしましょう。
話す順番
結論、フレームワークを習得しましょう。
フレームワークとは、簡単に言うと「トークの型」のことです
たとえば、「結論→理由→具体例→結論」という流れのフレームワークだったり。
しかし、上記のように説明されても、あまりイメージが湧かないですよね?
なので、これ以降では、あなたが今後使うであろう、そして周りから「分かりやすい!」と言われるようなフレームワークを紹介していこうと思います。
4つのフレームワーク:話し方のコツ
では、ここからは下記4つのフレームワークについてそれぞれ解説していこうと思います。
- SDS法
- PREP(プレップ)法
- DESC(デスク)法
- 起承転結
1:SDS法
- 全体の概要
↓ - 詳細の説明
↓ - 全体のまとめ
SDS法は、分かりやすくトークをするためのフレームワークです。
なので、「結局、何が言いたいの?」などと言われる方は、必ず習得しましょう。
例:習慣化
何か習慣化したいことがあるなら、小さくスタートするようにしましょう。
たとえば、ダイエットをスタートする時に、「明日から毎日1時間ランニングをしよう!」とするのではなく、「今日からとりあえず外に出て歩くことからスタートしよう!」と決断するのです。
このように、いきなり大きな行動からしようとすると、失敗してしまう可能性が高まります。
なので、チャレンジする際は、必ず行動を小さくしてスタートするようにしましょう。
もしも、SDS法について詳しく知りたい方は、『SDS法とは|「分かりやすい!」を引き出す究極のフレームワーク』を参考にしてください。
2:PREP(プレップ)法
- P=Point(主張、結論)
↓ - R=Reason(理由)
↓ - E=Example(具体例)
↓ - P=Point(主張、結論)
PREP(プレップ)法は、説得力を高めるフレームワークです。
なので、何か強い主張をしたい時に使うのがいいでしょう。
ちなみに、先ほど紹介したSDS法と同じでPREP(プレップ)法も分かりやすく話をするためのフレームワークです。
例:主張は大切
主張をしたら、必ず「理由」を添えるようにしましょう。
なぜなら、「理由」を添えることで、説得力を高めることができるからです。
たとえば、~エレンランガーの実験~(前述しました)
だから、何かの主張を伝える際には、必ず「理由」をいれるようにしましょう。
もしも、PREP(プレップ)法について詳しく知りたい方は、『PREP(プレップ)法とは|論理的な文章を書くフレームワーク』を参考にしてください。
3:DESC(デスク)法
- D:Describe(描写)
↓ - E:Express(表現)
↓ - S:Suggest(提案)
↓ - C:Consequence(結果)
DESC(デスク)法は、承諾率を高めるフレームワークです。
なので、相手から「YES」を取りたい時に使うのがいいでしょう。
例:コロナウイルス
先日、日本で合計100名の人たちが〇〇ウイルスに感染したという報告を受けました。そして本日、さらに70名の人たちが〇〇ウイルスに感染したとのこと。
このままでは、感染者が増えていく一方です。つまり、死亡者もどんどん増え、経済も回復に向かいません。
だから、日本では「外出自粛」を本格的に始動するべきだと考えます!
このように、一人ひとりが「外出自粛」を意識することで、〇〇ウイルスによる被害を圧倒的に減らすことができますし、それが景気回復に繋がるのです!
もしも、DESC(デスク)法について詳しく知りたい方は、『DESC(デスク)法とは|承諾率を高めるフレームワーク』を参考にしてください。
4:起承転結
- 起=きっかけ
↓ - 承=続き
↓ - 転=変化
↓ - 結=結末
起承転結は、エピソードトークの時に使うようにしましょう。
たとえば、お笑い芸人などは、起承転結に当てはめて使うことが多いですね。
例:恋愛ドラマ
- 起=男女が最悪な形で出会う(起)
↓ - 承=徐々にお互いが惹かれあっていく (承)
↓ - 転=二人を引き裂く事件が発生 (転)
↓ - 結=困難を乗り越え、二人が結ばれる(結)
もしも、起承転結について詳しく知りたい方は、『起承転結の例|魅力的なエピソードトークを作る方法』を参考にしてください。
まとめ:話し方のコツ
では、最後にまとめましょう。
本日は、
- 話し方とは
- 話し方を決める2つの要因
- 話し方を鍛える2つのコツ
- 話し方を変える4つのフレームワーク
というテーマでブログを執筆しました。
本日の内容をまとめると、
話し方とは、「何を話すか?」「どう話すか?」という2つの要素で構成されており、「どう話すか?」が非常に大切な要素でした。
しかし、「どう話すのか?」をどう鍛えるのか?それは、「視覚情報・聴覚情報・話す順番」を鍛えることで解決します。
そして、「視覚情報・聴覚情報」を鍛えるためにはモデリング、「話す順番」を鍛えるためには、フレームワークの習得が大切ということでした。
なので、今後はぜひ、モデリングとフレームワークを意識してコミュニケーションを取るようにしていきましょう。